3月22日(金)

21:00淀屋橋集合
今庄IC

今庄までは近くてよい。

3月23日(土)

030広野ダムサイト(幕営)---400起床−630出発800登山口?1100夜叉が山?1130夜叉が池?1200旧池コル(テント幕営)

広野ダム、ダムサイトの公園で幕営。東屋もありなかなか良いテン場だ。
対岸の雪がかすかに白いが、路面には雪はない。
ダムサイトのトイレ付近にゲート(鎖)あり。
車の乗り入れは「不可能なので、登山口まで林道を歩くことになる。
予定に無いため、先を急ぐ。
岩谷川の水は綺麗で、量も豊富だ。
キャンプ場を超えるとすぐ雪道となる。

登山口は大きなかつらの木と、泉 鏡花の「夜叉が池」の石碑がある広場だ。
石碑には

「花は人の目を誘い 水は人の心を引く 君も夜叉が池を見に来たという」

文が刻まれている。
まず夏道を登り始めるが、急斜面の不安定な雪壁のトラバースとなるので直ぐに諦め
,夜叉が池山に突き上げる尾根の末端に取り付く。
なかなかの急傾斜でアイゼンをつける。
途中やせ尾根になっているところもあるが、おおむね広い快適な階段状の尾根道である。ぶなの林が美しい。
途中でトレース跡も見られたので、当初の予想通りここが積雪期のノーマルルートであろう。尾根の切り替え点で目印を残す。
天候は悪い。雪と強風が吹き荒れている。

夜叉が池山の頂上直下は流石に急傾斜だ。
左手を巻けば夜叉が池に出られるのであろうが
忠実に尾根を登る。
三国岳は右に見えるが、この天候では頂上よりの往復よりはまずテン場の設営だ。幸いにも旧池のコルに適地があったので、スノーソーと
2本のスコップで地盤と防風壁を作る。

風は強く雪も降る。
夜叉が池の偵察も棚上げにしていつしか宴会となる。
夜は吹き溜まりの雪除けとテンとの水滴で苦労する。

3月24日()

400起床-540出発―?730三周ケ岳?下降?820幕営地9001120登山口―1230駐車場所―1500大阪

起床すると昨日とは打って変わって曇り空。
好天を期待したが叶わない。
最初のピークに岩塔が出てくるが、凹角を登れば大したことなく越えられる。
1252mのジャンクションピークの付近で地形が複雑になっているので、視界がきかない時は注意が必要だ。
幸いにも一時的に三周ヶ岳が見えたので、確信をもって進むことが出来た。
一部やせ尾根で雪庇もあるので、予想以上に時間がかかる。

頂上での視界はまったく無く,天下の1等三角点も台無しだ。
しかしこの山域の山は、京阪神から近いにもかかわらずなかなか山深く、ぶなの林ともあいまって風格に満ち満ちている。
積雪期には今後もっと探査すべきところであろう。

夜叉が池からの下りは来た道を忠実に夜叉が山まで登り返えす。
登山口に向かう尾根を忠実に辿ると、最後に少し急傾斜となる。
明瞭な尾根道を経て、ひょこっと流れに出会う。
昨夜と今朝の積雪で、登山口は白く染まっていた。
この辺りで
20cmくらい、夜叉が池で40cmくらいの積雪だったと思われた。
都合で早く下山したため高速も空いており、順調な道のりで極めて早い時間に帰宅し得た。
2003年11月 11日
2002年の積雪期に、幽邃で有名な奥美濃、夜叉が池に行ってきました。
非積雪期は幽玄な趣を持つ夜叉が池も、単なる窪んだ広大な雪原であったのは、意外でした。
夏道は雪で埋まり、なお且つ急傾斜なので通れません。必然的に夜叉山の斜面を登ります。
夜叉滝のある渓谷は、両岸が著明に削げ落ちています。遠くに聳える夜叉山まで、嫌になるほどのピークの連続です。訪れる人も無く静かな雪山が楽しめました。

2002年3月22(金)〜24日(日)/奥美濃、夜叉が池、三周ヶ岳

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