六甲 山麓縦断、打越山、荒地山&ゴロゴロ岳ハイキング

9:35(十文字山登山口)…11:35打越山…七兵衛山
…1300荒地山…14:00芦屋川ゲート…14:45ゴロゴロ岳…(苦楽園尾根)…15:45苦楽園(黒川古文化研究所)…16:55甲南山手駅

2023年5月4日(     Bergen単独行  
 
今回は、下山後に夙川駅近くの店で夕食を予定した、
聊か不純(?!)な、
「六甲山麓縦断ハイキング」でした。
しかし、GWにも拘わらず予約が満杯!
止む無く、夙川への下山は中止。
最後は西宮、芦屋の山裾市街地を巡る、我慢の移動でした。
次回は、リベンジですね!
(それでも、短いながらも新しいトレースが出来ました)

十文字山付近の道標

お寺に飼われていた(?)ヤギさん

今日は、先ず、
「ヘルマンハイツ」*
の東端から、急な林道(宗教法人?のアプローチ)を登ります。

「何時もショート・カットの山道を行くのですが、生憎と
通り過ぎてしまった様ですね。
西の崖の地盤改良工事は、終了したようです」

でも、まだモノレールは撤去されてません。

十文字山の標識、探しますが見当たりません。
「前回は見つかりましたが、今日は分かりません」
 
十文字山のパゴダ
 
打越山山頂の碑
先を進みます。所々で傾斜が急になりますが、
比較的緩いトラバース道が続きます。
少し右に入る道は、関電の巡視路やら寺院の「パゴダ」
に行く道です。

九十九折れの道が山肌を進みます。
途中で植林帯を通過します。

「此処の道はうねっているので、分岐点の標識がなければ
間違った方角に進みかねません」


「岡本森林巡視路」「住吉道」への分岐を過ぎると、
打越山山頂でした。
 
打越山にて、Bergen
 
甲南パノラマ道途中からの摩耶山、ロープウエイ駅が見える
今日は、比較的大勢(と言っても、数名ですが)の人たちと
行きかいます。
途中の、新調された送電塔周囲は切り開かれており、
六甲主稜線の山々が一望の元によく見られます。

「此処から横池経由で魚屋路に合流ですが、
今回は池の北側のコースを取りましょう」

此処は初めてのコースであるが、結構な登り道だった?!

同じく、六甲最高峰
 
ゴロゴロ岳手前のNHK鉄塔、柿谷道と前山尾根の分岐点
荒地山に到着しますと、GWとはいえ、恐ろしいまでの閑散さです。何時もなら、ランチタイムですので人が鈴なりです。

今日の目標は『ゴロゴロ岳』です。
「最初に東の登山道を下ると、途中で分岐です。
『岩梯子』『芦屋川ゲート』の2方向に分かれます。
此処で、下りに迷って、登り返してきた方が居られました」

どうも「道畔谷北尾根」を下りかけられた様です。
Bergenがゲートに下ると言いますと、同行をご希望です。

「それでは、ご一緒に芦屋川ゲートまで下りましょうか?!」
 
ゴロゴロ岳の石碑と三角点(手前)
 
ゴロゴロ岳山頂にて
 幸いにも、ゲートまでの下降路に問題なく、順調にゲートに
到着しました。

此処から「ゴロゴロ岳」への登りが始まります。
入り口こそ分かり難いのですが、そこからはしっかりとした
道が続きます。

「途中に『芦屋の森』広場があります。
『森の会』の会員で、ベンチが整備されたのですね」


「ゴロゴロ岳」から南に、「前山尾根」「柿谷道」に下る道と合流しますと、後は一気に急傾斜を登り上げます。
 
苦楽園尾根はなかなか厳しい下りのところもある
 
黒川古文化研究所
 漸く「ゴロゴロ岳」に到着です。
最後のピークですから、ゆっくりと寛ぎます。

「後は下りですが、苦楽園尾根は恐らく初めてです。
最初こそ緩やかです。
しかし、此処からの下り尾根の例に違わず、
途中は岩交じりの急傾斜です。
慎重に下りましょう」

最後に、
ひょこっと苦楽園最上部の住宅街に出た。
此処から苦楽園中学、西宮北高校の脇を下ると、
「黒川古文化研究所」に到着。
時間があれば寄るのだが、閉館時間も近い。

あとはひたすら、舗装路の上り下りが続いた。
 
今回のトレース 
*西岡本7丁目の高級住宅街、「ヘルマン邸」があった

「ヘルマン邸」とは?
明治時代末、ドイツの電気通信企業「シーメンス社」の極東支配人
ヴィクトル・ヘルマン氏の邸宅。

明治37年(1904年)、彼は住吉川東岸の山を買い取り、
巨大な城郭様の邸を建てた。
建てたあと、大正3年(1914)の「シーメンス事件」の関与で有罪判決を受け、極東支配人から失脚。
その後、シーメンス子会社の一技師として再就職したが復帰はならず。
大正10年(1921)に邸を売却して東京に移転。
その2年後にドイツに帰国。

邸の設計者は、同じドイツ人のゲオグル・デ・ラランデ。
北野町の旧トーマス邸(風見鶏の館)の設計者。
 今回の計画では、「山道のコース取り」としては悪くないが、
市街地に降りてからの移動に難があった。

「適切なバス停から、バス(阪急バス)を
利用すべきだった!」


でも、町中(西宮、芦屋の高級住宅街!)の歩きは
車からの視線と異なり、それなりに楽しい風景でした。


ヘルマン邸
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