菊水山、菊水ルンゼ ハイキング
 Bergen、TS
2023年5月13日(  

9:20神鉄鵯越駅…14:20菊水山…15:30神鉄鈴蘭台駅

仕事場でご一緒のTSさん、
前回2月に、「新穂高、摩耶山」、初めて山行に参加頂きました。
また、5月に行きましょうかと話してました.

「何処か骨のある所へ行きたい」
と!
バリエーションの、
「菊水ルンゼ」の再挑戦に!.

鈴蘭台駅からのルートが便利で分かりやすのでしたが、初めての石井ダムを見たくて鵯越から。
ダムの堰堤から見ると、左岸に道が着いている!、思わず近道を!
さて首尾は如何でしたか?

*写真提供、TSさん
 
今回のルート

所分岐で行く道を確認

石井ダム、下から見上げると巨大だ。ここに来る人は多い!
「鈴蘭台駅から線路沿いに下って、ダムに架かる橋の手前から
、(ダムの)左岸道を行くのが王道です!
しかし、同じ道を行くのも芸がありません」

今日は、一度、石井ダムに行ってみたかったので、
鵯越駅から全縦ルートを取りました。

最初は、渓谷沿いの鬱蒼とした原生林(?)の中を進みます。

「何時もながら此処の巨樹の林は心休まります。
少し遠回りですが、それだけの値打ちはあります。
途中から左手の(石井ダムに向かう)舗装路を進みますと、
正面に堰堤が聳えています」

ダム上の植込みの芍薬の花
 
ダムの堰堤から上流を見上げる。水面は低い!(堰堤が高い!)
「ダム本体は神鉄の車窓からちらっと見えるだけですが、
ダム湖自体はそんなに大きくないですね。
堰堤の高さに比べて、湖面がかなり低いのです」

堰堤の東端を見ますと、柵が延々と続いているようです。
「近道できそうです?!」

植生が鬱陶しいですが、左岸の歩道を辿ります。
途中から地道になりますが、何とか辿れそう?、でした!

トラバース気味に踏み跡(らしきもの?)を進みますをと、

最初の谷に出会いました。
でも、此処が目的の
”菊水ルンゼ”ではありませんでした。


対岸の妙号岩(右)

 
ダムの左岸の崖を進みます。踏み跡は??
対岸に「妙号岩」の大フェースが見えています。
更に左岸を進みますが、次第に斜面の傾斜も強くなります。
最後は、急傾斜のリッジを越えなければならないようです。

「此処からは少し上に登って(リッジを)越えれるのか?
確認しましょう」
Bergen先頭に先を進みますが、かなりヤバそうな足場で、
暫くは緊張の連続、此処で”アンザイレン”(ロープで結びあう)します。?

”スタカット”(隔時移動)」で動くと、滑っても安心です」

突然、TSさんが滑りましたが、途中で停止。
「ロープで確保していて良かったです」


途中で、「これは撤退かな?」と、弱気の虫が!
「取り敢えず、安全な所まで進みましょう。
TSさんに怪我してもらうと困ります」
 
危険なので、巻き道のアプローチの途中でロープを出してアンザイレンです
 
滝身の右を登るBergen
此処からこの高さでトラバースすると、転落のリスクが高そうです。
取り敢えず、湖岸近くに下ってみましょう。
ロープで確保しながら、TSさんを降ろします。

「川原が見えているので、ダムのバックウオーター部です。
河原を進むと楽かも?」


3ピッチ(40m)ほどで
平地に到着。
いみじくも「菊水ルンゼ」の出合でした。

此処まで休憩せずにトラバースを続けたので大休止です。
「ほっとしましたね。
此処から(左岸を上流に)帰っても良いのでが、
時間もあり雨も暫くは大丈夫そうなので、
折角ですからルンゼを登りましょう!」
 
セカンドのTSさん、元気だ!安心!

やっと山頂に到着!空は黒い雲に覆われている
今までのブッシュ帯や足場不安定な急なトラバースに比べると、
滝の連続はストレスが少ないです。
易しいルートを選んで、スタカットで突破して行きます。
何時もと比べて、水量は多いようで、中心部はシャワークライミングです。

そのうちに傾斜も緩くなり、沢の源頭も近い?
最後の「黒滝」(仮称)左から巻いて越しますと、
源頭の広い谷になりました。
右手の尾根を詰めますと、登山道がついていました。

「これは橋の脇から続いている道ですね。
途中の踏み跡が不明でしたが、何処で交差したのでしょうか?
次回、検証ですね。
また課題が出来ました。嬉しいことです」


TSサンには多大の苦労を掛けてしまった。
これに懲りずにまた参加してください。
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