2023年 北海道 山スキーツアー by KMSC
2023年4月7〜11日     同行者:NH,WY,TH,FH,YS,YA&Bergen
4月7日(金):移動日(神戸空港→新千歳空港=新十津川町 「コテージ ビラトップ」)
今日は移動日ですが、あいにくの雨!
JR住吉駅まで傘さしての移動は、流石に辛い。
(これは誠に、「難行苦行」以外の何物でもない!)
でも、CANADA遠征時に自作した、ケースとストラップが役に立ちます。

9時10分発のSkymark171便で神戸空港を出発。
 定刻に新千歳空港に到着。
今回のレンタカーは、三菱デリカとトヨタの小型だ。

FHさんの下調べで、昼食場所
(ラーメンIORI)と酒蔵(金滴酒造)は決定済み。
「まことに、用意の良いメンバーがお揃いです。
新十津川町まで、いざ出発です。
昨年のように天候に恵まれれば良いのですが!?」
4月8日(土):新十津川町→暑寒別岳→新十津川町(泊)

途中でショートカットして、暑寒別岳に向かう


今日は早朝に出発して「暑寒別岳」を目指します。
暑寒別荘までの林道は途中のゲート通行止めです。
暫く林道脇を歩き、傾斜の緩そうな左の斜面に取りつきます。

尾根上のツリーウエルも発達、転落に要注意!


当初はだだっ広く、ほとんど傾斜のない平原を進みます。
やがてしっかりした稜線になりますが、やはり傾斜は緩い。
数個のピークを越しますと、俄然張りきって(?!)急傾斜になります。
「天候がいまいちのようです。明日からは冬型の予想です」
 
尾根は幅広くて、此処までは天気もまあまあだった!


暑寒別岳の登山コースはいずこも長い!
此処からのコースは
(林道歩きが長い!)とりわけ遠くて上り下りに恵まれて(?)いる!

「傾斜が緩いのは良いですが、返って疲れる?」
 
暑寒別岳山頂はガスの中、風も強くなる


地形は結構複雑で、効率的なルート取りが欠かせません。
天候の良さだけが救いです。
 
長いトラバースで最後のコルに


途中で、カメさんteam(WY,Bergen)と、ウサギさんteam(それ以外の5人)の
2team
にパーティーを分ける。
(WYさんがbergenの後見人役だが,Bergenもしっかり頑張ります)
 
下りは快適なザラメだった。快適に下降


結局、3名が登頂。他は途中で撤退。
「上は強風とカリカリの斜面で大変だった!」そうですが、
皆さんよく頑張りました。
NHリーダーの執念の山でしたね。

最後に待っていたのは、暑寒別荘からの長い(5km?!)林道歩きでした。
4月9日(日):吹上温泉→三段山(途中)→吹上温泉 白金荘(泊)

雪が積もりました。出発します、YAさん

さて、今日は十勝に移動です。
「三段山」登頂を目指しますが、天候はいまいちです。
おまけに、昨夜来の降雪で、新雪が20cmほど積もっています。
 
広大な斜面を登ります。エライ!Bergen

白銀荘から広い斜面を縦移動。
その名のように、段々を越えつつ進みます。
目の前は広大な斜面の始まりです。
 
1段目の平原

登るにつれて視界が広がってきます。
それにつれて風も強まり、視界も不良に。
ウサギさんチームは先を進みますが、途中で撤退です。
 
新雪に覆われた三段山下部

「登頂せんかったら、何処で引き返しても同じや!」
WYさんの名言です。
「凄い、喝破、割り切りです!」
何が凄いかよく分かりませんが、とにかく感動です。.
人生にも割り切りが大事です。
4月10日(月):吹上温泉→富良野岳 ジャイアント尾根(途中)→吹上温泉

今朝はやばい渡渉を嫌がって沢沿いにを登りますが、右の尾根を越さないと!


昨日は不本意な下りでした。
脚にきて(踏ん張れない!)思わず休憩のしまくり。
「矢張り前日のアルバイト(長い林道歩き)がこたえたのか?」
 
雪面は次第にクラストし、風も強くなります


今日の行き先も、侃々諤々の議論(それほどでもない?)の末、
富良野岳の「ジャイアント尾根」です。
十勝岳温泉の脇から登りますが、沢を2本横断せねばなりません。
 
上から見下ろす樹林帯と」遠くに上富良野の町

しかし、最初の沢の横断で、最後の支流の渡渉が不気味です。
「最初から靴を濡らすのもい如何かな?」

結局、沢沿いに登りますが、右手の尾根を乗り越さねばなりません。
 
高みを目指しますが、強風と雪面の状態が?

尾根の下りはそう問題なく、トラバース気味に登って行きますと渡渉点に。
「此処はしっかりと雪で詰まっていますので、楽勝ですね」

此処で本来のトレースと合流。
着けられたトレースを利用させて頂き、
順調に(Bergenは喘ぎながらだが?)高度をを稼ぎます。
 
十勝岳方面を望む、稜線の雪煙と火口の噴煙が流れる

やがて無木立地帯になりますと、強烈な風に見舞われます。
雪面もクラストして来ました。
「どうやら撤退時期ですか?」

今回の下りは雪質もよく、快適に渡渉点まで下ります。
 
初めの沢の最後の支流の渡渉点、危ない一本橋が

此処で「再度、登りなおそう」と提案が
Bergenはこれで満足、皆さんをお待ちします。

最後の一本橋渡渉は鬼門でした!片足の靴が浸水です。
「ひっくり返って、川にドボよりましです」
 4月10日(月):吹上温泉→旭岳 スキー場→新千歳空港→帰神  
 
旭岳、「姿見の池」池堤より
 
北方のピーク
 今日は帰神日。大雪山、旭岳に向かいます。
ロープウエイで「姿見の池」まで登り、そこからピークへ。

皆さんは行かれますが、Bergenは無理しません。
「下りで脚の具合が悪ければ、トラブルになりそうですから」
此処は大事を取り、安全運転です。
結局、ロープウエイを3回乗り、何とか4時間券の
もとは取れました。
「最初の(荷物を持っての)下りは、本当に脚に来ました」

「ピクる」
(登頂)は止めておいて正解でしたね、残念ながら!」
   
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