信州、栂池,白馬山スキーツアー by KMSC
 
2022年12月28〜31日     同行者:WY(L)NH(SL)、TH,AH,IK,NT,IA&Bergen  
訪問先  栂池高原  写真提供:◎IAさん、、*WYさん
12月29日:栂池高原スキー場栂の森…天狗原手前ー往路往復(滑降)

 
KMSCの年末スキーツアーは、例年通り「栂池高原スキー場、白馬47スキー場周辺で行われた。
参加者は8名。久しぶりに大規模なツアーでした。
しかし、Bergenにとっては、
新雪滑降の技術面での困難さと体力的な問題もあり、複雑な体験でした。
志賀高原の経験を余り生かせず、快適なスキースタイルの確保が課題でした。


栂の森ゲレンデの脇を登る、視界は不良

林道に乗り上げました◎
深夜23時に神戸を出発。
安曇野の雪は余りありません。
朝からすっきりしない雪模様の天候です。

「雪は結構少ないですね。
ブッシュも十分埋まってないと問題です」

ゴンドラ終点から、
林道に沿って登ります。

林道にて

霧が濃く、下りが分かり難い◎
やがて次第に風が強くなり、アルプスの稜線も見えません

「まあ、今日はこんなもんですね。
白馬乗鞍は無理なので、粘り強く行きましょう。
焦りは無用です」


早稲田小屋で林道をショートカット。
「成城小屋も吹きっ晒しですから、
天狗原斜面までの頑張りですね)」


後立方向を眺めるが、山はガスの中

滑走準備*

例によって、手前から右にトラバース気味に登り、
やや東のコル付近より滑走。

裏鵯に行くパーティーと分かれ、下山組4名は下ります。
「決してショートカットしてはいけないですよ!」と、L.のWYさん。

栂の森のレストハウスで、暫しの快適な休憩時間。
「レストハウスで彼らの帰ってくるのを待ちます。
結構時間が掛かりそうですね!」

 12月30日:栂池高原スキー場 裏鵯峰
昨日に比べると天候は改善、朝から凪いでいます。
Bergenは、多少疲労気味、下りの滑降に余力を残さねばならないので、
皆さんと別に、ペースを落として滑走。
(L.のWYさんとNTさんのエスコート有難う御座いました)
そのお陰もあって、少し滑り慣れてきました。
他のメンバーは裏鵯方面をツアー

 
成城小屋の脇から裏鵯峰へ*

西鵯峰に到着*
 成城小屋まで、例によって林道のショートカットで進みますが、今朝はミスコース!
昨夜は少し積もりましたが、相変らず重い新雪です。

途中で補給(!これが大事!)のために休憩。

先行された皆さんに追いついて西峰に着いてみると、
裏鵯からもう少し上からの滑走案が出る。
結局、パーティーを分けて行動することに。

出発準備です、ビンディングがなかなか決まらない!*
 
NTさんの華麗な滑り*
我々は裏鵯を1本、西鵯から早大小屋に一本滑走。
「結構疲れますね。
転倒が嫌なので(コケると体力の消耗が半端でない!)どうしても安全策を取りますね!」


大回りして(急傾斜は時にキックターンだから)余り楽しめない滑降である。
まあ、どうしても怪我が怖いのだ。
 
Bergenのおっかなびっくり
*
 
早大小屋までもうすぐですが
*
 
WY,NTさんはもう一度、鵯峰方面を周回予定です。
Bergenも誘われましたが、此れ位が安全域?
今日は此処でpassします。


「今日はこれで十分です。
シーズン最初は矢張り、滑りに苦労します。
段々と難しくなります。
年齢的なものを考えると仕方ありませんが、
矢張り辛いものがありますね」
 12月31日:遠見尾根、村尾根滑降  

白馬47スキー場、最後のリフトへ向かいます
*

遠見尾根が見えてます。
今日は因縁の(?!)村尾根滑降予定だ。
「何年振りでしょうか。
YHさんの遭難事件の検証に出かけた時だから、
2015年4月でしたね!

その後、NTさんに何回も誘われていたが、
丁重にお断りしていたのだ。
昨年も遠見尾根をスキー場に引き返した記憶がある。
遠見尾根を登ります、背景は高妻、妙高そして頚城の山々
村尾根下降点に到着、滑降準備です*
どうもこの尾根には、あまりいい記憶がなかったのだ。
YHさんらが雪崩で遭難した記憶もそうだが、
傾斜が急でしかも地形が複雑。

「この尾根には危険な匂いがする」
とまで、嘯いていたのである。

今日は一昨日、昨日と違い、抜群の快晴に恵まれた。
長い登りに苦労する(昨年がそうだった!)と覚悟していたが、あっけなくエントリーポイントに到着した。
 
村尾根の途中で

唐松岳が大きい
最初の下りは急な片斜面のオープン。
脚自慢のTHさん、LのWYさん.とIKさんが滑り込んでいく。
Bergenは慎重に下って行きます。

次いで激ヤブの痩せ尾根でしかも急である。
次の沢状地形の下りで、前回の記憶が蘇った。

「この地形は広いので、間違えないのが大事です
人頼みは問題です。しっかりと検証しないと!」

傾斜が緩くなるとターンを試みますが、取り敢えず
急傾斜は安全第一です。
 
五竜岳も大きい、遠見尾根は長い
 
最後の渡渉点*
 途中の緩傾斜地で休憩。
補給を怠りなく行います。
NHさん、
「そんなにお腹減ってませんが!」
と言われるが、
「腹が減り、喉が渇いてからの補給は遅すぎる!」
これは鉄則です!

漸く、平川の川原が見えてきました。
「良い所に降りれたので、渡渉は一か所で済みますし、
浅いです」


 林道に登り返し、数か所の枝沢渡渉を繰り返し、
最後、河原ではスキーのまま渡れました。
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