2022年9月10 日 丹波 向山連山縦走ハイキング by KMSC

向山連山 地形図、下方は柏原駅周辺

参加者:FH(リーダー)、&Bergen、総勢2名

 
石生駅東口より向山連山、北部
冬季以外の活動が(冬季に比べて)極めて低調になるKMSC、神戸山スキークラブ。久しぶりにハイキングに出かけてみました。

丹波、柏原、石生の東に聳える(言い過ぎ?)向山連山。
以前から気になっていた山でしたが、敢えて花(ヒカゲツツジと、コバノミツバツツジ)の盛りを外してのハイキング。
予想通りと言うか?思いの外、タフなコースでした。
でも、久しぶりにFHさんとお会いでき、十分に楽しめました。


8:00石生駅…8:30観音堂登山口…9:30岩座展望所…10:20向山…12:15清水山…112:45剣璽山…13:30水別れ公園…14:20石生駅


 9日、移動(宮津から黒井)    

京都丹後鉄道、新装なったラップ車両、緑は山を表す


今回はKMSC(神戸山スキークラブ)会員のFHさんからのお誘いです。
お互いに都合のつくこの期間に丹波を訪れます。
先ずは宮津から福知山まで、何時ものように京都丹後鉄道(「丹鉄」)に
乗りますが、TVで報道されていた、ラッピング列車に乗車出来ました。

水色は海の象徴だ、前後ろで意匠が異なる

前後が海の京都を象徴する”海の”青と、山を象徴する”緑”に
塗分けられています。

「偶然ながらも、乗車できたのはラゥキーですね。
どの車両をラップしたのか?新車のような出来上がりです
(ちょっと言い過ぎか?)」

以前から「青松」、「赤松」、「黒松」などのユニークな車両で有名でしたが、
この列車も良い宣伝になりそうです。

室内も雅な装飾で塗られている


外観のみならず、内装の塗装も凝っています。
海の波を象徴?波模様と青、緑のグラデーションが映えます。
「何時も見慣れた沿線の風景も、
一段と鮮やかに見えますね(矢張り言い過ぎか?)」

ともかくも、利用客の増加に寄与してほしいものです。
 10日:石生から向山ハイキング    

Fさんのお家、裏の2棟の離れと倉庫もついている。


さて、以前からの願望であった「田舎暮らし」と定年後の再就職を、
ここ丹波の地で開始したFHさん。
新居は築20年ながら、立派な佇まいです。南には別棟もあり、
菜園も十分な広さがあります。
「周囲は山で囲まれていますが、ここは有名な『氷上回廊』、
日本一(正確に言うと、本州一)の
谷中(こくちゅう)分水界で有名です」

ご存じ、水別れの記念石碑、頂部で水が分かれるのを象徴


1日に2往復しかないバスに、ラッキーにも間に合いました。
早速、乗り込み、一路、石生駅に向かいます。

「これは前回気が付きませんでしたが、ものすごく分かりやすい
紀念碑ですね。
この町は此れしか売り物(観光資源)がないと言われますが、
なかなかいい所です」

我々がこの地に初めて足を踏み入れてから、30年以上経ちます。
 
滝山古墳の標示板


さて、今回は「観音堂」登山口からの登行です。
以前に偵察に行きましたが、いきなりの急坂がお出迎えです。

「此処から一から五の山まで、ピークを忠実に登って行きます。地図で見る以上にタフな道です」
 
岩座展望所にて、Fさん


所々に展望台がありますが、基本的には、展望の利かない急な登りが続きます。
 
同じく、Bergen


いい加減くたびれるころに岩座展望台に到着。

「ここからは、柏原方面の展望が良いですね。
遠くに加古川方面の流れも見えます!」
 
四の山、511mの標識


ここまでかなりの上り下りを歩き通してきました。
お互いにお疲れ気味です。

「漸く四の山ですね。
一の山が約100mの標高差でしょうか?」


もうすぐ向山ですが、最高峰はその先のピークです。
 
向山山頂?

漸く、向山に到着しましたが、アルバムを見返してみても、
山頂での記念撮影がありません。

「ほっとして記念撮影を忘れたのでしょうか?」
 
巨大な岩が倒れてできた空洞?


向谷山頂で十分休憩し、英気を養います。
ここからもまだ、厳しい上り下りが続きます。
地形的にも興味のある所があります。

「此れなんか、蟻地獄のようですよ!」
 
二重山稜様の地形もあります

はてまた、稜線が崩れ落ち、中央部が大きな陥凹になった
所もあります。

「これだけ鋭いピークが連続し、しかも方々の山肌に巨大な岩峰が見られるので、山自体は岩山なのでしょうが?」
 
石生の町を眼下に眺める


厳しい上り下りも、途中の展望スポットからの眺めに癒されます。
 
清水山の反射板


やがて清水山の巨大な反射板が出てきました。
「何時も思うのですが、この反射板は現役なのでしょうか?」

清水山三角点


「マイクロ波の転送に使われるらしいのですが、
橋立トレールでは撤去された跡がありましたね」
 
イルカ石

清水山からは急な下りです。どんどんと高度を下げて行きますが、
所々に名付けられた露岩があります。
 
亀岩


これは分かりにくい。
命名者の意図が分かりにくいです。

天狗岩

最後は最もポピュラーな岩が出てきました。
ここからの展望はなかなか素晴らしいですが、
もう直ぐ町に到着です。
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