北海道 十勝岳BASE 山スキーツアー by KMSC |
神戸山スキークラブ(KMSC)、NHさんのご提案で実現した北海道ツアーは、上富良野の十勝岳 吹上温泉に遠征。 参加者は8名。先発組5名と後発組の我々3名、久しぶりの大所帯でした。 天候に恵まれ、北の雄大な山を駆け巡る楽しい(苦しくもあったが!)山スキーツアーでした |
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2022年4月8〜11日 同行者:NH,WY,TH,IK,F,UH,YS&Bergen | ||
4月8日(金):移動日(神戸空港→新千歳空港、十勝岳 吹上温泉) | 4日間お世話になりました。吹上温泉「白銀荘」 |
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今日は移動日である。 9時10分発のSkymark171便で神戸空港を出発。 何時もはANAを利用してきたが、Skymarkも素晴らしい! 神戸から出発なのも便利だが、今回の荷物は些か辛い。 {駅までの歩きとJRからポートライナーの移動、 通勤時間帯なので混雑を危惧したが、杞憂に終わりました。 自作のスキーストラップが本当に役に立ちました!」 古いザックのストラップ類を利用して、スキーを肩掛け出来るストラップを自作しました。 「必要は発明の母」 けだし、真理です。 「人生何でも、思い付きと工夫で豊かにしましょう!」 |
定刻に新千歳空港に到着。NHさんの予約したレンタカーは、(NHさんのクーポンも利用で)4日間で1万円でお釣りがくるという安さ! 「なる程!驚きのワンダー価格、 『ワンダーレンタカー』の(名前の由来)が分かりました!」 でも、「好事魔多し!」の例えは、生きていた! 車種は日産の「マーチ」で、しかも!リアシートが分割でない! 「センターにスキー3本は辛いですね。 チェンジレバーの操作も支障あります。 しかし、矢張り安さには敵いません!?」 |
新千歳空港から道東自動車道経由で占冠村、富良野市から上富良野へ。 左手に富良野岳から南に延びる山々、右奥に十勝岳の山並みが白銀に輝く! 「天候は暫く良さそうなので楽しみです!」 吹上温泉の「白銀荘」到着後に、裏の丘陵迄脚を伸ばしたが、下りの斜面のカチカチ山に難渋! 「明日からの山の雪質は如何でしょうかね?先発隊もカチカチ山で苦労したとの話なので、心配ですね」 |
4月9日(土):吹上温泉→オダッシュ山(新得町)→吹上温泉(泊) |
林道終点START 8:40…前峰11:00…本峰11:20=前峰11:40ーGOAL12:20 |
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メンバーを再編成してDELICAでオダッシュ山に向かう 先発隊は4日目、少しお疲れのメンバーもおられて、9日(後発隊2日目)の行動は 分散で。昨夜の喧々諤々の議論の末、比較的天気の良さそうな南へ向かいます。5名で |
斜面を突き上げ、前峰から東に延びる尾根に乗り上げる 当初、L.のNHさんは十勝岳を予定していたのですが、 「天候が悪そう?!比較的南、日高の芽室山は如何ですか?」 林道の長い歩きと標高差(1700m)で、野心敵な提案は敢え無く却下。 |
遠くに阿寒岳、真下に新得の農地が見える,Bergen そこで急遽浮上したのが、新得町のシンボル的な山! 「オダッシュ山」でした。 |
尾根は幅広くて快適!天気も素晴らしい 狩勝峠を越えて新得の町から直ぐです。 西にしっかりと聳えていました。そこまで一直線の道路が延びます。 「『オダッシュ通り』ですよ! 道東自動車道の下を潜り、本格的な登りが始まります」 |
オダッシュ山山頂にて、右からTH,NH,YSさんとbergen 地形は比較的単純で、天候の良さとも会いまって快調に登り上げます。 手前に見えているのが「前峰」です。 そこから吊尾根状の稜線を登ると、素晴らしい眺望が迎えてくれました。 |
幅広尾根の滑降も快適です 下りも快適です。 前峰から滑走しますが、最初は幅広の尾根を、次いで右の斜面に移動。此処でも快適なオープンバーンの滑走を楽しめました。 「これは幸先が良さそうですね」 昨日の印象が悪すぎたので尚更です。 さて、明日は如何でしょうか? |
4月10日(日):吹上温泉→十勝岳(2017m)→吹上温泉(泊) |
白銀荘7:35…9:50昭和火口…11:50十勝岳ー13:15白銀荘 |
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雪が緩むのを待ち、やや遅めに出発します、WYさん さて、今日はいよいよ大本命の「十勝岳」登頂を目指します。 |
広大な斜面を登りますが、エライ! 白銀荘から暫く水平移動し、富良野川の河原を横断すると、 広大な斜面の始まりです。 |
途中で少し休憩、噴煙が凄まじい! 「今日の標高差は約1000m。 昨日が700mでしたから、5割増し。 でも、この広大な風景は、それ以上の標高差を感じさせますね」 |
遠くに上富良野の町が 登るにつれて視界が広がってきます。 微かに噴煙の亜硫酸ガスの臭いも感じます。 |
南の峰 もう周囲に木々は無い(度重なる噴火と有毒ガスで育たない?)ので、周囲の景色も 手に取る様に見られます。 「本当に雄大な景色です。流石、北海道、十勝の山は凄い!」 何が凄いかよく分かりませんが、とにかく感動です。. |
光り輝く斜面、トレースが着いているが しかし、登りは辛い!、出来るだけショートカットしてゆきますが.. そろそろクトーが必要かと? 皆さんのトレースに合流する前にスリップ! 「イヤー、傾斜は緩いですが、クラスト面はなかなか止まりません!」 何とか事なきを得ましたが、更に、置いたザックが滑り出し、 また他のすきーやーにお世話になりました。 |
だだっ広い平原を進みます、右手に火口が |
少しクラストして来ましたので、スキーアイゼンを |
最後のクラスとした斜面は、アイゼンで登り上げました |
もうすぐ山頂です、Bergen(右)とUHさん |
山頂にて、左からYS&UHさん,Bergen,NHさん |
最後の急斜面は(その上が、スキーデポで、アイゼン登行の予想から)アイゼンを装着し、シートラで登ります。 山頂に連なる最後の稜線上に到着しますと、その上は一部氷化した斜面でスキー滑降はリスキーです。 此処でスキーデポして、 ともかくも山頂に到着。 「イヤー、とうとう全員で!登頂できましたね! 感動です!天候も、登頂を祝ってくれているようです」 下りは慎重に高度を下げます。 雪も適度に緩んできて、快調に(最後は流石に腐れ雪でしたが)宿に無事到着! |
4月11日(月):吹上温泉→三段山→吹上温泉→新千歳空港→神戸空港 |
白銀荘6:00…8:05三段山ー白銀荘9:00 |
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今朝は帰神日出もあり気温も高いので、早朝に出発です 最後の日は、宿の裏から「三段山」に登ります。 初日に1段目(の途中?)まで登り、下りのカチカチ山に難渋した記憶が蘇りますが、 今朝は早朝にも拘わらず、雪面は緩んでいます。 「矢張り気温が高いせいでしょう」 |
最後の段を登り上げます、右からYS&NHさんBergenとIKさん 此処はその名の通り、三段の斜面で構成された山並みです。 今日も天候に恵まれ、快調な登り、滑降が期待できそうです。 |
三段山頂上から上富良野の町。天気も良いので快適です 今回も登りは苦しいものですが、何とか次第に調子を上げてきたので、無事に山頂に到着しました。 「イヤー、此処からの景色、素晴らしいの一言に尽きますね」 |
山頂から南の主稜線、Fさん |
山頂から滑降準備、右からTH&NHさんとBergen |
先ず、2代目?「切り込み隊長」THさん |
今回のL.NHさん |
Bergen,腰が引けてる? |
全員集合 |