六甲 摩耶山(杣谷ー摩耶山ー上野道)ハイキング
2022年3月27日(     カランクルン:Bergen単独行
9:30西岡本…(御影山手)…11:10長峰堰堤(杣谷登山口)…12:10木ノ袋谷出合(探索)…13:50杣谷峠…14:30摩耶山 掬星台…(上野道)…16:00摩耶ケーブル駅…(往路往復)…17:30西岡本

今回の「六甲ハイキング」は、摩耶山 杣谷から摩耶山の予定です。
単独行でと思っていました。今回の目的の一つが、杣谷途中の「木ノ袋谷南尾根」の偵察でした。
さて、どうなったでしょうか?


 御影山手にて、美術館?いえ、個人のご邸宅です!  
尾篠原南町の街路樹の桜も見事です
今日は登山口まで、市街地を経由して到達しようと決心。
阪急御影駅前の深田池の桜を愛でながら西に向かいます。

「前回は阪急六甲まで歩きました。
それからは、まあ知れてますよね?
単調な舗装路ですが、景色の変わるのが楽しいです」

御影山手の邸宅に吃驚したり、高羽交差点から西に延びる
道路の、街路樹の桜に癒されます。

今時、珍しい!円形校舎です。

杣谷の寒谷分かれ道への道標(「行き止まり」の表示が!)
「何時もの長峰中学からの道でなく、
南から登って来るとまた変化がありますね」


登山口の長峰堰堤からは、忠実に登山道を辿ります。
やがて、木ノ袋谷分岐の川原に到着です。

「今回の主目的は、
杣谷の西に分岐する木ノ袋谷と寒谷の間にある、”木ノ袋谷南尾根”の、2度目の偵察です」


この尾根は取り付きのルートファインディングが難しい様です。
なので、兎にも角にも、netで文献検索して偵察です。

最初は累々たる巨石の堆積斜面
 
更に、少し急なルンゼ状の地形から
前回、取り付き点は間違ってなかったのですが、踏み跡に沿ってやや上流に
(堰堤を越えて)進んだようです。
「本来は、寒谷沿いに進んで(つまり、左方向、南向き)高度を上げるようです」

今回は堰堤を右から(前回は左から)越して、川原を確認。
そこからは直ぐに、前回到達点に到着しました。
ルート間違えは登山につきものですが、今回はその検証です。
「こ流石に2回目は問題点が整理されますね!」

稜線に出る前の急な岩場へ
 
杣谷登山道は、木ノ袋谷出合から平凡な階段道に
直ぐ上に、トラブルで其処から撤退した、岩場が見えています。
今回はこれで検証完了です。
次回に、末端から「木ノ袋谷南尾根を踏破しましょう!」

川原に戻り、左から堰堤を越します。
登山道に合流しますと、ほっとして遅めの行動食を頂きます。

「此処からはややこしい渡渉やトラバースも少なくなり、比較的快適な道になりますね」
両側の石垣(山頂遊園の遺跡?)を向けると、杣谷峠です
 杣谷峠から関電の巡視路から続く踏み跡に突入
最後は、例によって両側の石垣の道に出会います。
「此処からは杣谷峠が直ぐです。
それにしても、この石垣の掘割は、昔の摩耶山遊園のコースターの
遺跡ですか?
昔、そのような施設があった様ですね?!」


今回は単独行でもあり、寄るべきと判断した寄り道には
積極的に寄ってみようと決意してきた
(そんな大層なものか?)
「(前から気になっていた)杣谷峠から直ぐ左(西側)に登る道の行方は?」


結果的には関電の鉄塔の巡視路でしたが、その先の稜線上の笹の中に、ずっと踏み跡が
着けられています。
「いやー、これを辿ると、本当の全山六甲縦走路になるかも知れませんね?」
 
これはどうも、木ノ袋谷の源頭部?
 
出ました!「重ね餅」岩(Bergenの命名)
「この踏み跡は、稜線に沿っていますが、結構きつい登りや下りが連続します。
でも、折角ですから最後まで辿ってみましょう。
ドライブウエイも直ぐ北を通っていますので、(踏み跡が)不明になれば直ぐ戻るか、DWに下りれます」

と途中で沢(恐らく、木ノ袋谷)の源頭を横切ります。
沢沿いに下る踏み跡もあるようです。
やがて稜線から外れ、山肌を縫うように
進みます。
 木の間に、掬星台のTV塔が見えます  天上寺、新築移転されている
木の枝が邪魔して遠くが見渡せませんが、遠くに掬星台のTV塔群が見えています。結構、遠くにあります。
落ち葉の踏みしめられた快適な下りが続きますと、ひょんと「アゴニー坂」と合流しました。

ここで、運命的な(これは、自分で言うのもなんだが、すごく大げさ!?)
邂逅が!
なんと、たなべハイクの皆さんが下ってくるではありませんか!

「まあ、偶然ですね!お一人ですか?」
L.のNKさんが聞かれます。
皆さんも口々に奇跡の邂逅(大げさ!)にご感動のようです

「摩耶の石舞台」、清水の舞台からの命名と言うが、飛鳥のイメージだな?!
 摩耶の石舞台から大阪平野と湾、阪神間の眺望 此処から摩耶山を目指してアゴニー坂を登りあげます。

「何回も通ってみますと、”顎(アゴ)が膝(ニー)に着く程の厳しい坂”
の表現が、極めてオーバーなのが分かりますね!」


実は、結構な高度差なのだが、皆さんとお会いできた高揚感でその厳しさが
相殺されたのだ(と、今も信じている?!)

摩耶史跡公園のモクレンはまだ蕾でした

奥に神戸高校、この角を曲がると上野道です
掬星台は結構な人出であるといぅても、もう時間は遅い。
「さて、此れから何処を下りましょうか?」
黒岩尾根を予定していたが、布引周辺は人も多そうである。

結局、人の少ない!上野道を選択した。
「前回工事中だったので、下部がどうなっているか?
気になりますね」
桜のトンネル
桜のトンネルの表示板
工事中の区間は変わらず、そのため急な稜線のう回路を下る。
それこそ、
「顎が膝に着きそうな急坂でした。遊歩道が整備されるまでの辛抱ですね」

その代わり、
下ったところにある、「ケーブル駅」「桜のトンネル」の花見を
満喫できたのでした。

帰りの長い道のりも気にならなく、初めて入った六甲台の神大キャンパスを抜けると結構なショートカットになるのを発見したのも、有意義な街歩き体験でした。
 
摩耶山、杣谷、上野道
 
杣谷、木ノ袋谷周辺
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