丹波  石生 谷中分水ツアー 
 
またまたやって来ました、丹波の石生に!
今回は駅の西を探ります。貴重な
谷中(こくちゅう)分水界を確認。
交差点から分水は山登りです?!

2022年2月1日     Bergen単独行  

石生駅西口、ロータリーも整備されておりタクシーも!


今回は石生駅の西側を探訪してみましょう。
実際に、日本最低の分水嶺は、駅の西にあるのだ。
「”石生”と名のついた交差点が其処ですよ!」
 +
駅前の案内板、詳しい!

失礼を承知で言わせてもらうと、
「同じ駅でも、(裏表で)これほどまでに違うのか!?」
駅前に立派な看板があり、詳しく案内されているではないか!

高谷川、ここは加古川の上流だ。北の道路が分水嶺、奥に向山連山


先ずは水分れ公園から続く高谷川に向かう。
「此処は立派な流れ(加古川続く)だが、
黒井川(日本海に注ぐ)は何処?」

「石生」の交差点、最低の標高 95.5m地点だ


少し北に行きますと、ありました!、石生の交差点です。
「此処が最低地点です」

道路脇の案内表示

此処にも、立派な案内板がありました。
「ここが氷上回廊の峠なんですね!」

妙に納得ですが、よく考えれば、
「水分れ公園が最低鞍部であるわけないのです」
 
吃驚するような標識が!


道路際の壁には奇妙な標識が!
「これより山に登る 谷中分水界ここで終了
まさしく、その通り!此処が峠です!
 
この山、「行者山(121m)」から分水界は分水嶺に


道路の南から峠とその先の山を見ますと、納得します。

駅の西口は綺麗に区画整理された住宅地になっています
 
行者山に登ります。大峰山の分社?

折角ですから、分水嶺を少し辿ってみます。
「結構急な登りです。
それにしても此処で分水嶺!感激ですね」

再建された行者堂


登り詰めますと広い山頂で、眺望が良いです。
小さなお堂も見られます。
この辺りの寺院の建物が立ち並んでいた歴史は?

行者堂 再建の趣旨を述べた石碑


少なくとも、「行者堂」の建物は再建された様です。
でもそれも30年以上前の話です。

行者山北の小コルにあるお堂

お地蔵さまが設えてある

折角ですから、お地蔵様にお祈りを。
 
東(日本海側)に下る道

お堂を中心に、左右に道が分かれます。
こちらは日本海に

西(瀬戸内海方面)に下る道、麓は墓地だ

こちらは瀬戸内海側に、
賑やかな方なので?その分、世俗的?

行者山全景)
 
新築移転された、県立丹波医療センター


JRから見ると遠くにあるように見えましたが、意外と近くにありました。
旧柏原日赤と県立柏原病院が統合して出来ました。
地域の人から言うと
「便利なところに移転されました」
らしい。

異種の設立母体の病院が統合するのは、最近のはやりですか?
 駅西口から向山連山、北半分の山並み

実は、両方とも経営的に困難な状況だった、と聞いています。
建物も老朽化で建て替えの時期にあり、現在地での建て替えも困難な状況で、統合は必然的だったのかも
「県内でも、北播磨MCは身近でしたが、近くでは

西宮市立病院と県立西宮病院、
市立伊丹病院と近畿中央病院


の統合なども進んでいるようです」

医療資源の集約化は避けて通れない課題ですが、
徒に医療費削減では、国民の幸せ感の充実は困難?
難しい課題です。
谷中(こくちゅう)分水界

「山ではなく、 谷の途中で水の流れが分かれる場所」
のこと。一般的に分水嶺は峠や山のピークで作られるケースが多い。

しかし、河川争奪(かせんそうだつ:河川の流域のある一部分を別の河川が奪う、自らの流域に組み入れる、地理的現象のこと)にて作られる分水界は、谷中分水界になるケースが多い。

関西の近くで有名なものとしては
京都市北部市原 鴨川と長代川
丹浪篠山市 田松川(加古川と武庫川)
同 宮田川(鼓峠→篠山川、加古川、瀬戸内海)
  杉ヶ谷川(栗柄峠→滝の尻川、由良川、日本海)
など
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