福井 銀杏峰山スキーツアー by KMSC
 
KMSCの2月例会、福井から富山の遠征組に11日のみ合流。
参加者は7名。Bergenにとっては久しぶりの銀杏峰でした。勿論、前回は非積雪期でした。山スキーの下見に?
谷筋は新雪に恵まれ、素晴らしいコンディションでした

2022年2月11日     同行者:WY,TH,MM,NH,FM,AH&Bergen    *写真提供 WYさん  7:00出発…11:30山頂11:50=14:00出発地

MMさんの呼びかけで、KMSCの誇る”高速戦艦”艦隊による、連休(2月11〜13日)の福井富山遠征計画が発表された。
何れも標高差1000m越えの厳しい山スキーだ。
THさんの言う、正統派(#)の山スキーである。

「全ての参加は、日程、体力面で困難。
だが、1日だけなら参加可能か?」

そんな思いにそっと忍び込んで来た、NHさんのお誘い!

「金曜日(11日)日帰りで、福井の銀杏峰だけに行きませんか!」
これに、金曜日だけ空いていた、FMさんとBergenが呼応。
斯くして、総勢7名での挑戦(我々、3名の低速”旧型海防艦”部隊を含めて)が始まった!

拙宅にpick-upに寄って頂いたFMさん
「標高差1000m超はきついが、ルート取りによると途中でのリタイアは出来ないようです。
その際は、どうにも登頂せんと帰れないですね」


さて、如何だったでしょうか?

#登った距離を滑る。スキー場のゴンドラなどを利用する、機動力利用の登りは、”反則系”山スキー、とか
「たまにはいいものだ」との!?、ご感想も頂いてます。

軌跡(WYさん作成)

出発地の、宝慶寺手前の道路脇に駐車


今日は先月の大日岳に負けずとも劣らない好天です。
夜が明けてきますと、太陽が輝いています。
路肩のスペースに駐車して、装備を整えます。
水車小屋(わらび峠小屋?)?の脇から林道沿いに登る*

今回は名松尾根でなく、東尾根を登ります。
FMさん
「これは途中リタイアの出来ないルートです!」
登り詰めるしかないようです。
 
THさん、急な登りを過ぎると、下界の景色が見えてくる*


1時間ほど登ると視界が開け、下界が見えてきました。
大野、勝山の盆地を囲む、遠くの山々が見えてきます。
「いやー、この風景が見えてくる瞬間はたまらんですね!」
 
l休憩地点にて、MMさん


此処まで結構急だったので、此処で暫し休憩です。
リーダーのMMさん
「経ヶ岳の火口の左の稜線が良いようです!」
何時も積極的な姿勢には脱帽です。
 
右奥遠くに、白く輝く山頂が


今回のメンバーの年齢構成は、70台 2名、60台 3名、
50台 2名と、非常にバランスの取れた(!?)配置である?!
(平均年齢 64.5歳、です)

FMさんとBergenは70台で、皆さんのハイペースには青息吐息です。
 
幅広の尾根を登って行く*

今回入会された20台のFさんは、明日の富山の鍬崎山に合流と。
「今日は先行者のトレースがあったので助かりました。
彼のラッセル力は生半可でないようですね。
明日、頑張ってもらいましょう」

次第に無木立の尾根になる*


この尾根は曲がりくねっていますが殆ど下りが無く、
緩やかに登って行きます。
木立も次第に疎林となりますと、急傾斜と緩傾斜の繰り返しです。
尾根も痩せてきますが、危険を感じるほどではありません。

大野の町を見下ろす、遠くは越前兜、大長山方面*


登るにつれて大野の町の眺望が広がって行きます。
「いやー、これは素晴らしいですね。
町の中心部こそ住居が密集していますが、周囲は散居ですね」
稜線の台地から銀杏峰本峰

最後の急斜面を乗り越えますと、漸く主稜線に到着。
ところが、目指す銀杏峰の本峰は遥か遠くです。

「いやー、あそこ迄標高差のみならず、(曲がりくねっていますので)距離も大概ですね!」

高速艦隊は遥か先を進み、時々こちらに目を向けるが、休む気配もなし!

本峰から、遠く部子山方面

漸く最後のコブに乗り上げますと、其処が三角点のお社でした。
(と言っても、雪の塊?!)
風は結構ありますが、何とか休憩、滑走準備も出来そうです。
「高速部隊は余裕ですね!
矢張り、実力差(年齢差も!)は如何ともし難いです」

 
新雪を下るTHさん *

でも、皆で協力し合って登り、滑るのが(会山行の)醍醐味なんです?!
シール外して(”煙草の煙”ではない!)滑走準備完了です。

登山ルートに沿って下降し、小さなコルから志目木谷の左俣に滑り込みます。

皆さん一斉に滑りだす。左からNH,AH,Bergen,FMの各氏
*

まずは、何時もの切り込み隊長のWYさんでなく、THさんが
テスト?
雪崩れの心配もないようです。

「良かったですね。
この谷の上部はかなり傾斜がきついのです。
新雪に覆われて、快適な滑降が出来ますね」

なんといってもカッコいいのはこの人、AHさん!ぴか一!*


皆さんもどんどんと滑り降りて行きます。
AHさんは、流石に決まっています。
「なんの困難も感じさせずに、あっという間に下りて行かれます。
無駄のないフォームは素晴らしい!」
 
Bergenも、おっかな吃驚滑ります
*

それに引き換え、Bergenは腰が引けています。
どうしてもこの雪の中での転倒を恐れるのですね。

「むしろ、思い切って踏み込み動作した方が良いでしょう!」

分かっていても、自信のなさが錘になって、足を引っ張るのでしょうか
 
谷筋の平坦地で暫し休憩です。天気も良いので気持ちいです


谷底迄滑り降りますと、少し休憩をお願いします。
腰の調子もナダメナダメなので、定期的に早めの休憩と水分、カロリー補給が欠かせません。

「さあ、これからは雪も切れているので、谷沿いのトラバース下降が主体ですね。
気をつけて降りましょう」


と言いながら、「谷に滑落」を経験!

「脚が疲れていたのと、横滑りの際に木に引っかかったのですね!幸いにも怪我無く生還出来ました!」
人生、何処に落とし穴があるか分かりません!
気をつけて行きましょう。
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