六甲、日帰りハイキング
双子山、石楠花山より摩耶山ー上野道(ケーブル西尾根)


2021年7月11日()     単独行

11:00神戸市営地下鉄 谷上駅…13:00双子山…13:30炭ヶ谷…14:15石楠花山…(シェール道))…16:20摩耶山掬星台…(上野道)…17:50神戸高校前=阪急六甲駅…19:00自宅

今朝は雨の予想で諦めていたが、思いもよらぬ好天で、摩耶山に出かけました。
今回の目的は、ズバリ!摩耶山の北方ルート、
双子山の北尾根(?)から石楠花山を経由して、摩耶山のハイキングです。

折角ですから、久方ぶりの「上野道」を下ってみました。
 
双子山&石楠花山周辺図と今回のトレース

上野道周辺

花山東団地の奥の登山口?ゲート
 
途中からは立派な登山道になり、一安心
今回の登山口は、神戸市営地下鉄 谷上駅である。
「花山」駅の方が近いようだが、アプローチが分かりにくそう(それと、神鉄が高い!)。
なので、敢えて谷上から歩く。
慎重な読図(と、勿論「ヤマップ」のお陰)もあって、登山口のゲートに到着。

直ぐ上に、阪神高速道路北神戸線のガードがある。
それを越すと、(ホンに微妙な読図成果なのだが)林の中を南に登る道が出現。
「例によって、素晴らしい読みですね(自画自賛)!
最初こそ舗装路ですが、次第に真ん中が割れた(雨水で削られた)地道になってきましたね。更に、林の中で踏み跡が不明になりましたよ?!」


ここで考えた!地形図から見ると、東の稜線に踏み跡がありそうです。
倒木を踏み分け、ブッシュを書き分ける(大層な?!)困難なトラバースを進むと、ひょこっと立派な登山道に合流!
「これは、東寄りの谷筋の登山道の続きではないでしょうか?
これも、次回、再検証が必要ですね」

今回は藪漕ぎ、検証第一のハイキングである。
「先は急がない」のだ。

◎後で詳しい地図で検証すると、東の、堰堤のある沢の左岸に道があるようでした。

双子山手前のピークはNHKの電波塔が鎮座

烏帽子岩、確かに烏帽子のようだ
と言っても、この双子山(北方稜線)の登りは、半端でない急傾斜である。
しかも、数多くの藪蚊や小さい虫が乱舞しての歓迎体制だ!?
漸く双子山の北ピークに到着。
此処には、NHKの電波基地設備(?)が設置されている。
嬉しいことに、季節外れの蕨も群生しています。
「此処は収穫に励みましょう。たまにはゆっくりするのも良いでしょう」

双子山山頂には、途中の分岐を右に進みます(足元の杭に、小さな字で矢印あり)
でも、標識もない、ぼやっとした山頂からは、(地形図にあるような)、石楠花山に向かう直通ルートはないようです。
「踏み跡を辿ると途中で消えてなくなり、気がつけば炭ヶ谷の登山道に合流です。
検証すると、炭ヶ谷と石楠花山、シェール道の交差点から、しっかりした道がありました」


石楠花山の三角点、何等か削れていて分からない

獺(かわうそ)池、西六甲DW経由でしか行けない
今日の目的の2つ目は、「烏帽子岩」の見物です。
交差点から標識(「烏帽子岩」、この先行き止まり)に従い、山稜の端に向かいます。その名のように、船の舳先を思わすような、立派な岩でした。


次は「石楠花山」三角点の探訪です。
これは比較的簡単に到達できました。展望台に向かう踏み跡の途中にありました。
前回、踏めていなかったので、感激です。

「此処から何処を経由しても良いのですが、折角ですから摩耶山まで行きます。
獺池からシェール道は今まで行ってませんので、そのコースを取ります。
折角ですから掬星台にも行きます」


◎後で記録を探ると、石楠花山、双子山とも木に着けた「山名標識」があった由。
 2019年の記録です。これまた次回検証ですか?
 
掬星台から大阪方面の眺望
 掬星台の表示  獺池から谷沿いに下りますと、シェール道に合流します。
「此処からは穂高湖まで知った道です。
増水しているので、枝沢の渡渉も少し苦労しますね」


シェール道は六甲全縦ルートではありませんが、落ち着いた美しい渓流沿いの道なので、人は多いです。
「今日の予想外の好天で、山に安らぎを求めに来る人が結構多いですね」

暑さのせいもあり
(最近、年齢のせいも否定できない?!)アゴニー坂の登りも今日はしんどいです。
漸く掬星台に到着しますと、遅い時間ながらも結構な人出でした。

摩耶花壇の松の木に張り付けられた、往時の写真
 
「摩耶花壇」の遺構?、今でも現役?
さて、摩耶山からの下りは何処からにしますか?
「折角ですから、青谷道でなく、久しぶりの(恐らく、10年以上前?)上野道を下ってみましょう!」
青谷道途中の分岐点から、
上野道に突入!

結構な下りで、歴史的な遺跡も数多く見られました。
やがて、「摩耶花壇」(跡?)に到着。
「このコースが、『歴史の道』に指定されている理由が分かりました」

久しぶりの上野道ですが、旧摩耶ホテルは何処でしょう?
摩耶ケーブル 虹の駅(山上駅)  朽ち果てたお茶屋さん? ケーブル山頂駅「虹の駅」の直ぐ脇の筈ですが、案内の標識がありません。
此処からは一段と傾斜が急になり、いくたの展望ベンチを経て進みます。
神戸高校までは、結構急傾斜の谷沿いの道が続きます。
登りにこの登山口を見つけるのは、なかなか困難でしょうね。
谷の下が霊園で、これが目印ですか?


それにしてもやはり、谷筋の危険な霊園が多いですね。
「住居でないので、それなりに問題はないのでしょうが...
熱海の土石流を見ていると、他人事ではないですよね!」

神戸高校
石楠花山三角点で
今回、神戸高校の正門前を下り、神戸高校前のバス停に降ります。
「なんと!丁度いい具合にA番のバスが到着しました。
迷うことなく、阪急六甲駅まで乗車します。
今日は、殊の外お疲れのようです。最近、結構、疲れが残ります?!」


一度、オバーホールですね。
(そうはいっても、例によって六甲からは阪急沿いに自宅まで徒歩(かち)での頑張りでした)
頑張りすぎは良くないよ?!

◎家に帰って詳細地図を確認しますと、本来の上野道はケーブル山頂駅に至らず。
手前の分岐を右に下る道でした。


Bergenが下ったのは、「ケーブル西尾根」でした。
(矢印付近で尾根筋に踏み跡があります。本来の登山道は右の道を取り上からの道と合流するのでした。
道理で、尾根道が荒れているのでした)


次回、本来の「上野道」に再挑戦です。楽しみが増えます。
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