六甲 丹生山地、縦走ハイキング 9:300神鉄栄駅…10:20呑吐ダム…衝原大橋、紀念碑
12:30シビレ山…13:30丹生山…14:35帝釈山…15:25岩谷峠…
0双坂池…16:15稚児ケ墓山…18:00神鉄箕谷駅
2021年5月23日(金)     カランクルン:Bergen(L),KK,OT,TM
今回の「六甲ハイキング」は、あまり行く機会のない(であろう)「丹生山地」の縦走予定でした。
前回参加されたKKさん初め、3名の参加を得ました。聊か長い縦走計画でしたが、きっちりと時間内に下山しました。
平均年齢 70.25歳というメンバー構成、そのスーパーパワーは如何だったでしょうか?
 
神戸電鉄粟生線 栄駅
 
呑吐(どんど)ダム、湖の名はその上流の里の名から、「衝原湖」、サイクリングのメッカだという。
神戸電鉄新開地駅で集合。3人がキャンセルの由で、総勢は4名。
TMさんとは久しぶりの山行です。

「丹生山への最短距離は衝原(箕谷、谷上からバス便あり。但し、1時間に1本と不便)からの直登ですが、今回はシビレ山経由でのすっきりした縦走を目指しました」

先ずは衝原湖まで丘陵越えの道を北に進みます。
「柁ぬサイトの駐車場にはライダー、ドライバーよサイクリストが大勢です」

衝原大橋、ダムサイトのモニュメント
作者はBergenと同じ名前だが、一字違い(「和」→「一」)
 
湖畔の震災記念モニュメントで、左からOT,TM,KKの皆さん
暫くダム湖沿いの自転車道を衝原大橋に向けて進みます。
車道と完全に分離されているので、安心です。
「山陽道の高い橋脚を越すと、衝原大橋です。
いろんなモニュメントがありますね」


此処から橋を渡り、左の谷筋が登路です。
「此処は谷筋で木陰でもあり、涼しいです。登り初めには楽です」
助里山故、道が交錯する、地図読みは必須である。
左から
TM,OT,,KKの各氏
 
シビレ山 山頂にて
低い里山そのものなので、所々露眼帯があり、見晴らしの良い所も沢山あります。
やがて最初の三角点にて暫し休憩。
「三木の防災公園が手前に見えますが、奥に三木の街並みが広がっています。淡路島から播磨灘も一望です。今日は晴れてよかったですね。まさしく、梅雨の谷間の晴れ間です」

色々と分岐が分かれ、読図は必須です。
KKさんお得意の「ヤマップ」も大活躍です。
(本当に役に立つのですが、あまり頼りすぎるのも問題かな?
と思っていましたが、いざという時の頼りになる味方ですね)

複雑な心境です。
「進歩には勝てないが、
人間の英知の低下も防がねば人類の未来はない!」

丹生山への表参道の稜線
 山頂のお寺、明要寺遺構跡に建てられた、「丹生神社」 シビレ山到着は、予定の12時を過ぎました。
でも、山頂でゆっくりと昼食です。
此処からは、再び急傾斜と緩傾斜の登りが繰り返して、丹生山に至ります。
所々で分岐がありますが、道標がしっかりと整備されているので、不安はありません。

やがて何処となく摩耶山か妙見山か比叡山(これはちょっと言いすぎ?)を思わせる杉林帯に突入。

「此処は往時の明要寺の境内だったのでしょうね?

山頂にお寺の広大な遺構が広がっています。

「山頂からの展望も素晴らしいですね」
 
帝釈山頂のお社、TMさん
 
帝釈山山頂にて、OTとKKさん
 「此処から漸く緩傾斜が続きますが、帝釈山までは直ぐですよ。
でも、油断は禁物!
此処が、秀吉の三木城攻めの際、焼き討ちにあった明要寺の稚児たちが逃避行したコースなのですよ」
歴史上、強者が弱者を追い詰める例には事欠かない。

低木の樹林帯を進みますと、やがて帝釈山の山頂に到着です。

「此処からの展望も最高ですね。明石海峡大橋がまっすぐ先に見えますよ」

神戸北町か鈴蘭台の住宅地、左の山は摩耶山
 稚児ヶ墓山の由来 さて時間も押していますが、まだまだ日は高く、皆さんの調子もまずまず。
何とか、当初の予定のコースを走破できそうです。
岩谷峠前後で幾つかのエスケープルートもあります。
でも、峠から稚児ヶ墓山を登頂して、十分時間内に縦走出来そうです。

「いやー、岩谷峠から稚児ヶ墓山までは標高差200m!約30分強の頑張りで、後は下りです。
此処が最後の核心部ですね。
沢筋の登り(ルート取り)が要注意です」
 
稚児ヶ墓山のツバキと由来の書かれた碑
 
六甲倶楽部住宅地の植栽
 次第に急傾斜の沢筋の登りも終わりを告げ、しっかりとした尾根道です。
「漸く、きつい登りは終了です。もうすぐ山頂です」
此処は残念ながら展望は利きません。

「イヤー、この道を稚児さんたちが駆け上って逃げてきたと思うと、涙を誘いますね。戦国時代の習いながら、焼き討ちに皆殺しが、当時の当たり前だったのですね」


さて下りです。
予定通り、肘曲までは谷筋の難路(?!)の呼び声の高い?下りです。
所々、谷筋の真ん中を下ったり、谷脇の在るか無しかの踏み跡です。
 丹生山地の山並み  
神戸市バスの「青葉台口」バス停
肘曲からの林道(というより、”林道跡”がふさわしい?)も小石が散らばって歩きにくいです。
「この下りが一番の核心部か?」
おもわずため息が?

最後は舗装路になり、ほっとします。
住宅街の中を抜けると、県道までは直ぐでした。

「皆さん、今日はご苦労様でした。
正面に見えるのが、今日踏破した山並みです。
結構長い道を歩きました。この長丹場(のしんどさ!?)が癖にならないようにです」

リーダーとして、次回の計画を考える、「休まないBergen」でした。
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