六甲 五助山-番匠屋畑尾根ハイキング 8:30阪急岡本駅…(八幡谷)…10:10打越峠…10:50五助ダム…
12:10五助山…13:25六甲ガーデンテラス…14:20極楽茶屋…(番匠屋畑尾根)…
16:00高尾山…17:00逢ケ山…18:10神鉄有馬口駅
2021年5月14日(金)     カランクルン:Bergen(L),KK,MN,NK
今回の「六甲ハイキング」は、「五助尾根ー番匠屋畑尾根」の予定でした。
単独行でも?と思っていましたが、お声がけしますと、急な話ながら3名のご参加が!
さて、どうなったでしょうか?
今回の主題は、お二人の植物博士(!?)をお招きした、「植物めぐり」でした。
 
黒五谷の湿地では、クリンソウの花が咲いてていました。
 
五助尾根、尾根の末端から取り付く最初の崩壊地
阪急岡本駅で集合。一路、八幡谷から打越峠を目指します。。
「住吉川を下流(白鶴美術館)から遡行しても良いのですが、単調な舗装路や変化に乏しい林道歩きが長いのです」
これから住吉道には、このコースがお勧めです。

途中、黒五谷の湿地でクリンソウの小さな群生が!
MNさん、
「下から咲くので、この株は終りに近いです」
知らなかったです。上から咲き下るのだと思っていました。
「毒があるので、鹿などに食べられずに残るようです」

五助ダムから五助尾根末端の急峻な踏み跡に入ろうとすると、住吉道を登るハイカーの方から
、「止めろ!」という手振りのメッセージが!?
「皆さん、難路なのをご存じなのですネ!」

五助尾根の2番目の崩壊地、前回は右側の迂回路を下った
 
五助山山頂、四等三角点
今回の主目的の1つがこの尾根なので、兎にも角にも、先ずは尾根に取り付きます。
ところが、何ということでしょう?!いきなり!谷に降りてしまいました。
現在地を確認すると、五助谷のようです。
「尾根の末端に狭くて微妙な屈曲があるので、踏み跡を間違えましたね!」
此処から右の尾根に取り付いても良いかもしれませんが、基本に忠実が大事です。
「此処は、一路戻るのみです。五助尾根の初っ端から躓きましたが、これも想定内!道を探しましょう」
五助山、Bergen五助山 三角点にて、NK,KK,,MNの各氏  
五助山 山頂にて、Bergen
前回下りに経験した大崩壊地(手前を巻いた)以外にも、かなり厳しい痩せ尾根の岩稜がありました。
幾度かの急登、緩傾斜を乗り越え、漸く五助山に到着しました。
いきなりのルート間違えでの始まりでしたから、やはりほっとします。

そんなリーダーの思いも何のその?MNさんとNKさんは、お得意の植物鑑定を楽しんでおいででした。
「この人たちは、一緒に登っても安心です。
計画段階で、コースの短縮やショートカットも考慮しましたが、その思いは杞憂の様です」

五助山を過ぎると、急な岩場も出現
 前回見落とした、コイワカガミ 五助山からは、再び急傾斜と緩傾斜の登りが繰り返します。
所々で、痩せ尾根の岩場も出現しますが、不安はありません。
「緊張する場所も、ちょっとした登りのアクセントですね!」
恐るべし!三美魔女軍団!です。

此処からも、痩せ尾根と急な上り下りが連続します。
途中で、前回見落とした「コイワカガミ」の花も発見。
「流石!、”花博士”のMNさんはよく気が付かれます」

鮮やかな朱色のつつじの花
 六甲山の「鳥かご」 「此処から漸く傾斜が緩くなりますが、油断は禁物!最後の急傾斜が待っています?!」
途中で正面に大岩のある地点が、前回の下りの際に間違えた地点です。
上から来ると、この岩の下を左に巻くのですが、ともすれば真っすぐ下ってしまいがちです。

良くしたもので、間違えやすい踏み跡もあります。
「いやー、此処が最後の注意点でした。下から登ってくると間違えっこないのですが、下りが要注意です」
 
五六甲ガーデンテラスで昼食(勿論!持ち込み行動食)
 
出ました!「コシアブラの幼木」
 「漸く、きつい登りは終了です。折角ですから、直ぐ近くでもありますので、トイレ休憩も兼ねて六甲ガーデンテラスに向かいます」
此処で景色を眺めながら、昼食を頂きます。

「イヤー、五助尾根の登りは、コース取りでトリッキーな所も数ヶ所ありますが、充実した楽しいコースでしたね」


さて下りです。予定通り、極楽茶屋から番匠屋畑尾根の長い下りです。尤も、今日は有馬三山は避けて、隣の「高尾山ー逢ケ山」稜線をトレースする予定です。
 
高尾山山頂
 
椿の花の絨毯。とんでもない落とし穴が!
極楽茶屋から、落ち葉の踏みしめられた快適な下りが続きます。
コシアブラの木が目立ちますが、幼木ばかりです。

湯槽谷峠からは少しの登りで分岐点に到着です。
「湯槽谷山は直ぐですが?」
お声がけしますが、何方も行かれぬようです。

「後は楽勝!?」
と勘違い?
やや不明瞭になったが、しっかりした踏み跡を下ります。
途中に、椿の落花の絨毯などがありましたが、どうも周囲の景色が違うようです。

「踏み跡に落ちている落ち葉が異様に多い!、周囲の景色(逢ケ山が正面に見えない!)も異常!何より(方角を確認すると)南に向かっています!どうも、下りで分岐を間違えたようです」
リーダーとして、反省のBergenでした。

仏谷峠、漸く先の目途が立ちましてホッとしました。
 
後は下るのみ、「逢ケ山」に到着
此処から再度高尾山を目指して来た道を登り返します。
結構下りましたが、漸く、高尾山の分岐点まで戻りました。
「登り返してみると、踏み跡はあるものの、やはり貧弱なトレースでしたね!」

方角を確認してみると、直ぐに尾根筋に向かう(であろう?)登山道が!かなり急な下りですが、踏み跡はしっかりしています。

やがて「仏谷峠」、「逢ケ山」の標識が。
これまた、あきれるほどの急な下り道を下りますと林道に合流。
「まあまあ、ご苦労様でした。
何とか明るいうちに下れて良かったです」
inserted by FC2 system