西六甲 
山田道ーシェール道ー寒天山道ハイキング
11:00谷上駅…(山田道)…12:00森林植物園…(又ケ谷、シェール道)…14:00シェール槍… 15:00記念碑台…1510六甲ケーブル山上駅…(寒天山道)…16:30渦森台=白鶴美術館
2021年5月4日(火:みどりの日)     単独行
今回の「六甲ハイキング」は、「西六甲の未踏コース」探訪です。
 
山田道、落ち着いた樹林帯の谷沿いの道です
神戸市営地下鉄 谷上駅で下車、山田道の登山口に向かいます。
「このコースは初めてですが、森林植物園の北から神鉄沿線に抜ける道を確認したかったのです。この道の前半は、樹木に覆われた谷沿いのしっとりとした良い道ですね」
 
何か不明の送電線や廃土処理施設が並ぶ
 「暫く進んで行くと、結構おぞましい風景になります。
土砂の搬入基地や送電線など、殺風景な景色の中を進みます」


やがて、立派なドライブウエイに出て来ると、森林植物園の正門です。

森林植物園もお休みです
昨今のコロナ禍により、此処にも「臨時休園」の看板が!
それでも、天候が良い加減か?
バイクのライダー達が大勢集まっておられます。

駐車場も閉鎖なので、4輪車はお休みですが、2輪車でワインディングロードを楽しもうというようです。

結構楽なコースだからでしょうか?
ハイキングの家族連れ、パーティーも結構見かけます。

又ケ谷に下る急な石段、両側は切れ落ちた稜線だ
暫く道路沿いに歩きますと、右手に漸く山道への分岐に到着。
ここで、「又ケ谷から徳川道」の標識が。
「此処からは、急な下りのオンパレードですネ。
しっかりした石段が着けられていますが、手ごろな手すりが無いので、結構な圧迫感があります。痩せ尾根で両側も切れ落ちているので、一秒たりとも気が抜けません!」

 
坂を下った谷は渡渉点(A)であり、シェール道との分岐点(B)ではない
 此処で少し混乱が!

尾根を下りきりますと、左右から谷が合流しました。
此処で渡渉すると、左にシェール道方面に向かう道が見えるはず?!
しかし、
「えっ!踏み跡らしきものもありませんよ?!」
 
上流は、荒れ果てた流れと森林である
  地面は、枯れ落ちた松葉で厚く覆われていますが、どう考えても明瞭な
登山道はありません。
いざという時の頼みの、「ヤマップ」も、携帯圏外で頼りになりません。

「仕方ない!渡渉して、下流に向かう明確な道を行きましょう。
これで森林植物園の東口に出会うはずです」


シェール道とツエンティクロスの合流点

さて、下流に向かいます。
右岸の迂回路や堰堤の巻き道など、なかなかタフな道です。

漸く分岐に到着。
「あっ!分かりました。分岐を勘違いしていたのでしたね」
しっかり読図していると(上の地図参照)、なんともない勘違いでした。

単独行ならどうしても、分岐点に神経質になります。

「見落としたのではないか?疑心暗鬼になります。
でも、途中で頻繁に現在地を確認するのが大事なのですよね」

分かっていても先を急いだりすると、つい横着してしまうのです。


櫻谷道、徳川道、シェール道の合流点の渡渉地点
さて、シェール道方面に進みますと、途中で徳川道との分岐点です。
この辺りはまだ谷の流れが広いので、渡渉も結構な川幅があり大変です。
此処は大きな石伝いに渡りますが、所により木橋も設置されています。

「いやー、今日は折角ですから、シェール道を遡りましょう。時間もないので、摩耶山は割愛ですよ」
川の流れ自身は緩いのだが、渡渉、堰堤の高巻きなど、道は変化に富んでいます。飽きさせないと言えば良いのだろうが、(楽勝と勝手に期待して居ただけに)結構ストレスフルな道のりになってしまった。
 
「シェール槍」の道標
  「まあ、でも行先の不安はないし、表に下るからにはアイスロードより東から降りたいですね」
そうなんです!アイスロード登山口からケーブル下までの車道歩きは
(カランクルン例会ハイキング参照http://bergen1948.web.fc2.com/2102iceRKH.htm)
御免ですよね。
 
シェール槍から新穂高、左に徳川道の谷間
やがて、細かったシェール道は立派な道に変ります。
穂高湖の周回道に合流です。
此処で左の道を取りますと、途中に「シェール槍」の標識が!
「イヤー、あまり気乗りがしませんが、折角ですから少し寄ってゆきますか?」

少しの登りだが、流石、槍を名乗るだけに、急な岩場の連続である。
 
シェール槍にて、右奥は摩耶山
 山頂は少し広めの平地になっており、周囲の眺めが素晴らしい。
先着の家族連れがおられたが、小さなアルピニストの卵(まだ小学生に行かない?)もお二人、頑張って登ってお出でだ。

此処からは、鈴蘭台方面や菊水山、遠くに播磨灘の海が見通せれる。
近くは摩耶山や新穂高の著明な峻峰も見られる。
「此処は初めて来ましたが、素晴らしい!ゆっくりとしたい所ですね!」
(しかし、何時ものように先を急ぐBergenでした。
こればかりは変らない、悲しい性?)

六甲silence Resort
此処から六甲全縦路を進みます。
六甲silenceResortには、結構多くの車両が駐車されています。
「向かいのレストランも詰まっているようですね」

記念碑台からは車道沿いに六甲ケーブル山頂駅方面に向かいます。
今日の下り道は、楽したいので、渦森台ですね。
「変り映えしませんが、無難な寒天山道を取りましょう。
ストック探しで再度天狗尾根南尾根を下っても良いのですが、
いまいち意欲が?」

 
渦森台の公園で遊ぶ人立ち、平和な風景が全面的に戻るのは何時か?
 渦森台からはバスです。今日は白鶴美術館まで歩く意欲がありません。
例によって、住吉川の渡渉点の橋を渡ります。
「今日は住吉川の人出も多いです。
テントも5張り。バーベキュー(ほんとは禁止!)のパーティーもおられます」

GWも天候不良やコロナ禍で不自由でしたから、最後はお出かけしたかったのでしょう。
「一刻も早く、収束させたいものです」
inserted by FC2 system