但馬 扇氷国境 「仏ノ尾」スキーツアー
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2021年3月7日 同行者:YA,NH&Bergen | |||
訪問先 仏ノ尾 | |||
3月7日:新温泉町佐坊…仏ノ尾ー佐坊 | |||
7:35佐坊 林道 出発ー11:30仏ノ尾山頂ー(西南谷源頭滑走)ー13:20仏ノ尾ー15:30佐坊 林道 |
仏ノ尾、青ケ丸は、「それは何処の山ですか?」と聞かれる可能性が極めて大きい山であろう。実際もって、Bergenも全く知らない名前であった。 しかし、YAさんからお誘いを受けたときは、その名前の妙もあり、「折角だから行かないと」の思いが強かった。 期待半分、不安半分で出かけた。 雪山スキー登山ツアーとしては期待を裏切らなかった?! YAさん、NHさん、有難う御座いました。 (写真はYA,NHさんから提供いただきました) |
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佐坊の集落を過ぎると、直ぐに林道は倒木で塞がれます。 空は薄曇りで、周りの山々には谷筋に少しの残雪が残っています。此処から「仏ノ尾」山頂は見えません。 「今朝の雪はカチカチ山そうですが、下りが(日照、気温上昇でザラメ化が期待される!)如何かですね」 暫くは林道をシートラです。 「結構長い林道歩きですが、何処からシールで登れますかね?」 |
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林道脇で出発準備 | 最初は林道の歩きだ。 | ||
いささかうんざりするころ、漸く雪が途切れなくなりました。それにしても、道路上に折れた木々が倒れてきて行く手を妨げます。 「此処からがシール登行が可能ですね」 うねうねと曲がりくねった林道を登りますと、漸く広大な広場(林道の分岐点?)です。 此処から暫く下り道を進みますと、廃墟になった小屋跡に到着。此処から左手の幅広い尾根に取り付くようですが、傾斜も急になってきます。 「此処まで来ると(出発点の林道と比べますと)結構な積雪量です!」 |
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ここからシール歩行可能となる | 雪原で暫し休憩 | ||
3 |
最初こそ疎林の雪原(と言っても傾斜はなかなか!?)ですが、次第に急傾斜の密集林!(この表現がピッタリ!)になってきます。 「クトーを着けて安全策を取りましょう!」 YAさんもNHさんも、慎重な山スタイルなので、同行して安心です。 小さなコルを抜けると、そこからは再度、シートラ(アイゼンも装備)です。 「このルートは応接に忙しい尾根ですね。挑み甲斐がありますね!?」 所が阿仁図らんや!?急傾斜の上、足元も安定せず(所々で踏み抜く!)、時間ばかりが掛かります。 漸く傾斜も緩くなり、密集林も無木立の稜線に出ました。 空も晴れ渡り、風もなくとても快適です。 「此処で大休止ですね。流石に疲れました。 |
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ブナの幹にエビの尻尾が | 山頂直前の林、傾斜が緩くなれば山頂はすぐだ | ||
此処が「仏ノ尾」山頂です。 山頂から東方の眺望は素晴らしいです。 「蘇武岳、妙見山、鉢伏山、氷ノ山、そして遠くに三室山ですか?残念ながら扇ノ山は北手前の稜線に隠れて見えませんね」 山頂での贅沢な時間を過ごした後は、取り敢えず、青ヶ丸手前まで行き、沢筋の滑走を目指します(時間的に青ヶ丸までの往復は微妙でした)。 いよいよシールを外して滑降です。 「漸く滑りですね!」 |
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霧氷も迎えてくれる |
西に向かって暫し稜線を滑走 | ||
頂上の直ぐ上でシールを外して、西方稜線への滑降です。 尾根の南斜面を斜滑降気味に高度を下げ、ピークを巻いて行きます。最後は谷筋に下り、手前の沢を登り返す予定です。 「気持ちのいい、ツアー気分ですね。結構下ってきたので、登り返しが大変です!」 下りはザラメ雪が快適で、ターンもそこそこ決まる。 短いながらも滑走を楽しめました。 登り返しをシートラでしたのは、失敗だった! 皆さん、シールで快調に登られたが、Bergenは踏み抜きで消耗。山頂からも安全策を取り、急傾斜の密集林をシートラで下る。 幸いにも、最後のコルからは滑走出来た。雪原からは、快調そのものの滑りを(短距離ながら)堪能出来ました。 「YAさん、NHさん、有難う御座いました! 近場の山スキーは、これでお終いですね!」 こんな、「激藪山スキー」も面白いですが、次回はもっとすっきりしたな山スキーも!と願う(?!)、各々でした。 |
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谷筋迄滑り降りると、元に戻ります | 山頂から南に下る尾根 |