福井、荒島岳スキーツアー
2021年2月27日     同行者:YA、NH&Bergen
訪問先  土蔵岳
2月27日:土蔵岳 上原谷(登行&滑降)

7:00登山口出発…9:00土蔵岳9:30…11:00登山口駐車場
 
土蔵岳は、雪山登山としては地味な山であるが、玄人好みの山とされている。、眺望の良さからも人気の山である。

今日は晴天であり、登るに従い暑いぐらいだ。
懸案の堰堤越えは大したことなく通過できた。
山頂まで最短距離を取ったので、距離こそ短いが山スキーの種々の要因を楽しめた(?!)藪山スキーでした。


朝から晴れ空で、山はしっかりと見えています。
「今朝の雪は硬めですが、南向きの谷筋なので、
日照で快適なザラメ雪になりそうです」


国道脇から林道に沿って登ります。
やがて、例の堰堤が正面に見えてきました。
「なかなか立派な堰堤ですが、右岸から巻けそうですね。一応、ロープを着けて登りましょう」
傾斜こそそう強くはないが、右下が切れ落ちているので、万一のため安全確保が欠かせない!
 国道脇で出発準備 例の堰堤、2つ続いている  
やや時間を取りましたが、無事に堰堤を通過。
この上流で沢は3つに分かれます。
「此処から真ん中の台地に取り付くのですね」

暫く急斜面を登りきると、広い平地です。
この斜面は疎林と池塘のホール(融雪による雪穴)があり、白馬の猿倉台地のようですよ!」

YAさんとは初めてのスキー山行である。
結構いろんなところに行かれており、話していると楽しい。
堰堤を越して、次第に青空が見えてきた。 渡渉後、雪原で小休止

3
暫くは快適な台地を進みます。どうも正面の山稜の突き当りが山頂のようですが、最後はかなり急な斜面のようです。
左のコルに突き上げる無木立の斜面が快適に登れそうですが、
「此処からあそこまで、かなり深い谷を、数本越さないと行けないようですね。行けなくはないですが、かなりの標高差ですよ!」

取り敢えず手前の尾根上の小隆起(小さなJP)まで向かいますが、このリッジを登るしかないようです。
登行路を検索 所々穴の開いた雪面に注意
何とか頑張ってシールで挑みますが、やがて傾斜も急峻になり、リッジも狭まってきます。
かなり、「労多くして、益少なし」状態です。
たまらず(?!)、L.のNHさんが壺足で登りだしました。
Bergenもそれを見て、壺足登行に変更。
「それにしても急傾斜で、足元も深く潜り、かなりしんどい登りです!

あえぎ喘ぎ登ります。
標高差50m位で、漸くシールの着けられる斜面に到着。
山頂までは、ほんの少しでした。
「木に小さな標識が掛かっていなければ、此処が山頂だとは思いもしませんね。
それにしても、周囲の山々が白く輝いていますね!」

東方を遠望
土蔵岳山頂にて
周囲の景観を楽しみながら、暫く寛ぎます。
頂上から、北に三周ヶ岳、夜叉が岳、東に遠く御岳、身近では蕎麦粒山、南に金糞岳、西に横山岳がよく見えます。

さて、十分に眺望を楽しみましたら、シールを外して滑降です。
尾根通しに暫く南に進みますが、此処からはあの登りに経験した急斜面です。
「天候もよく、風もないので気分的にはいいですが、傾斜が半端ではないですね!」
慎重に、トラバース気味に高度を下げます。
滑落すると、ただでは済みません。
それでも、最後は、広大な台地を少しだけ楽しめました。
この行程唯一の好斜面 堰堤を下ります
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