六甲 杣谷ー石楠花山 by のんびりハイキング
2020年10月11日()      8:30阪急六甲駅…(杣谷道)…1000杣谷峠…(徳川道)…石楠花山…(炭谷)…15:00谷上駅
参加メンバー:のんびりハイキング Mさん、Bergen (カランクルン)総勢2名

今回は以前の課題だった、(黄連谷経由)石楠花山の登頂。そこから炭谷経由で神鉄 谷上に下山の予定でした。

MMリーダーは山寺尾根から摩耶山経由でのルートを希望されましたが、Bergenは久しぶりの杣谷コースを主張。結局、リーダーの譲歩で杣谷道を遡行しました。。
増水による渡渉を危惧されていたようですが、本当の厳しい渡渉は、桜谷道の合流点から黄連谷分岐に向かうところでした。

「今日の”杣谷道コース”は、Bergenも大昔に行ったコースで、期待値が高かったのです

今回の集合場所は、阪急 六甲駅です。
例によって、護国神社から住宅街を抜け、杣谷登山口に到着です。

昔の道は(現在ほど砂防堰堤がなかったので)概ね谷に沿った道を詰めて山頂に至るルートだった。
しかし、どの谷も砂防用の堰堤が数多作られ、高巻きを止むなくされるようになってしまった。
「勿論、そのために自然災害が減少したので、それは有難いことでした」
最初の徒渉
樹木を伐採しすぎて、明治初期には六甲山ははげ山で有名だったそうです。明治25年ころから勤勉に植林を続けたため、現在のような緑豊かな山が回復しました。
「既まさしく、先人の偉業ですね。植林策がなければ、阪神間は常に鉄砲水の危機に晒されていたでしょう。それでも、昭和13年の阪神大水害では、手ひどい被害に遭いました。住吉川と西谷川の分岐点に石碑がありますが、ここまで水位が上がったと記され、ビックリするような高さです」
沢登りのパーティ?ヘルメット持参!

先日の雨で、少し水位は上がっているようですが、問題なく渡渉可能です。
それでも、MMさんから厳粛なお言葉が、
「シェール道から獺池に向かうルートは、渡渉点が増水時水没と書いてあるので、徳川道ー黄連谷経由で行きましょう!」
少し遠回りになるが、杣谷経由で譲歩して頂いたので絵、素直に了解する。
次第に水流が激減し、峠が近いのが予測される。
最後の渡渉は、滑りやすい岩盤で注意が必要だ。
最後の徒渉
行漸く杣谷峠に到着。
ここはいつ来ても、心休まる雰囲気で迎えてくれる。
トイレがあるのも助かります。しばし休憩。
「2L用意した水も、ほとんど飲み尽くしましたね。どこかで水分の補給が必須です。

折角ですkら、穂高湖の周囲を巡る遊歩道を周ります。
「MMさんは(見掛けと違って?!)なかなか繊細な感性の持ち主ですね。今更ながら、感心しました(今まで評価していなかった?NOともYESとも言い難い?)」
やがて、徳川道と合流。
最初は立派な幅広の林道のようであったが、次第に細くなる。なおかつ、石畳の部分もあり、雨上がりの濡れた道は滑りやすい。注意が必要である。
徳川道は分岐が多い

「いやー、徳川道を西に行くのは、おそらく初めてだと思います。なかなか長い!途中からは急な下りですね!

複雑な分岐を読図で進路選択し、漸く桜谷道分岐に到着。
此処の渡渉は川幅も広く、滑りやすい(?)岩を微妙にだましだまし渡ります。

「この黄連谷の登りは、前回計画した際に標高差を計算すると、300m以上あるのですね。摩耶山からあ桜谷道の下りがやはり300m。なかなか辛い登りのはずですが、しょっぱなの斜度は緩いですね。(これでだまされる?下界で女性に騙されているのに、山でも騙されたくない?)でも、途中からは登り一辺倒で、休憩できるところは展望台までありません!」
黄連谷分岐点、最初は緩いが最後は急登に
石楠花山の三角点自体は、登山道の脇にあるようで、底に至る標識は見当たりません。でも、立派な展望台が設えられてあり、遠くに明石海峡大橋が見えます。
「ここからでも、神戸の街が(遠くにですが)よく見えますね」

下りは炭谷経由で谷上駅に下山の予定ですが、途中であった(遡行してきた)子連れ3人組のお父さんの言うには、
「台風の加減で」、かなり道が崩れてます。気を付けてください。まあ、この子達(5歳くらいか?)は登れてきたのですが」

我々が高齢者で、大丈夫かと?心配されたのであろう。
「有難う御座います」。事故の無いように下ります」
(高齢を意識させてくれるね)
遠くに淡路島、明石海峡大橋が見える
下り出すと、途中から沢筋を辿る道になる。
でも、水量もそう多くないので、何とか沢沿いに下れた。
靴を濡らすこともなかった。
途中からは立派な登山道が出てきて、十分にこれを利用させてもらった。
「ハイウエイは楽ですね。下りの到着地点に不安があると、安心して降りれませんよ!」」
炭谷を下る
高速道路を走る車の轟音が聞こえだすと、阪神高速北神戸線の橋脚だ。ここからは、気楽な舗装路であるが、新興住宅地であるから、袋小路もある。十分な読図が必要だ。
幸いにも、リーダーの好判断で、最短距離で谷上まで到着できました。
「ご苦労様でした!今日は、久しぶりに歯ごたえのある山行でしたね。これからも(安閑に走ることなく)歯ごたえを目指しましょう」
阪神高速を見上げると終了点
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