台高の前衛峰、迷岳登山
2018年11月17()〜18日()    参加差: AD&Bergen
,
11月17日():唐谷砂防公園(泊)
今回の登山は、台高の支稜峰の”古が丸山”を目指したが、国道422号線の湯谷峠の不通で、転進。
新しい目的地を、”迷岳”とした。

この山には2度ほど登ったが、山頂の記憶はあまり残っていない。
1度目(1999年)は何処から登ったかは不明(記録を確認すると、「唐谷」からの沢登りだった)だが、下りを間違えて、布引谷の道を下った。
2度目(2006年)はカランクルンの総会を兼ねて、「鈴木山荘」に宿泊し、飯森山経由で登った。
http://www.eonet.ne.jp/~bergenweld/0605mayoi-dake.htm
飯盛山の登りはかなりタフだった。

今回は楽をして、唐谷林道の途中まで車で登り、そこから唐谷道を経由して山頂を目指した。
結果からすると、大成功であった。
標高の低いところでは紅葉が見ごろだ
11月18日():迷岳登山(唐谷道 経由)
「スメール」の脇より、危うげな林道を遡登る。
廃墟となってしまった「ヘルスパーク(?)」跡を越え、林道脇に駐車する。

「今回の目的は、迷岳(1309m)登頂と、紅葉鑑賞です。AD君は先月(10月7日)に途中まで登ったが、時間切れで引き返したのですね。それは正解でしたよ。10時から飯盛山経由で登ったら、下りで暗くなりますよ。今日も天候に恵まれそうですね」

林道(これがなかなかの傾斜で、しかも路面に沢山の落石が!)をしばらく歩くと、林道終点に到着する。
ここには、「登山口」の標識があり、消えそうな杣道が続いている。右手は唐谷「二の滝」で、2段60mの迫力ある滝が目の端に入る。
「いやー、これは迫力ありますね!
初っ端からビビらせてくれますね」

足を滑らせたら、谷底へ真っ逆さまである。
義理的に?トラロープが張られている。
二の滝、落差60m、二段

今日の行動は長担場だ。
しょっぱなからビビらされたが、その後も谷沿いの急な登りが我々を歓迎する。
「実は、詳しく記載していたHpがあったのです。
少し心配していたのです。
それにしても誰にも出合いません。本当に静かです。
この山に登山する人は余りないでしょう」


急な登りの後は、2か所で谷を横断する。
その間のトラバース道も、右が切れ落ちているところが少なくない。
最後の登りが、これまた急なジグザグの登山道である。
まあしかし、滑落の危険はない。

これを何とか登り切って、飯盛山からの分岐に到着した。
「この道を左に詰めると、山頂に到着するはずです!」
沢山の標識が張られています。
「此処で間違えて尾根を下る人が多かったのでしょう」
相棒のADさん
  此処からの稜線は、気持ちのいい散歩道です。
暫くシャクナゲの林を進みますと、次にはヒメシャラの群生がお迎えです。
最後はブナの疎林になりますが、この辺りは既に落葉しています。

漸く山頂に到着。
本当にこじんまりしていますが、なだらかなドーム状の山頂です。
「それにしてもブナの木々が綺麗です。
公園の雰囲気がありますね。今、ここにいる、贅沢な雰囲気がなんとも言えませんね!
天気も良いので、最高です」

まずは、持ち上げたビールで乾杯!
行動食のサンドイッチで空き腹を満たす。
漸く到着した山頂の碑

「次は『古が丸山』ですね!」
山頂で標識と一緒に撮影。

「周りはすべて立派なブナ林です。
幹周りも太そうですよ」

落葉していますので、遠方の眺望も良好です。
「局が岳や三峰山も見えていますよ」
何処を見渡しても、山また山が広がっています。
山頂で自撮り
「いやー!ご苦労様でした!
今回のハイキングはタフな行程行程でしたが、
楽しかったですね!」
帰りは行きしにビビったトラバースも、知らぬ間に通り過ぎました。
「ああ、今日は風呂に入りますか?」

ADさんが珍しく、登山後の入浴を提案される。
極めて心地よい思いに満たされて、「スメール」の湯を楽しんだ。

「透明な露天風呂もありますが、内湯には褐色に濁った薬効のありそうな湯ですね。この山も、標高差が1000m以上なので大変なんですが、山としては非常に面白い山域です!」
またまた癖になりそうな山行でした。
2等三角点
inserted by FC2 system