白馬三山 周回登山
2018年8月3〜5日     同行者:kMSC 2名(NT&FH)& Bergen
8月3〜4日
神戸発ー(名神、中央道)ー安曇野IC−白馬第五駐車場ー(タクシー)ー猿倉登山口…
白馬尻…白馬岳山荘小屋(泊)

23:00koube
出発ー
4:00白馬第五駐車場ー猿倉…白馬尻…大雪渓…葱平…村営山荘
…白馬岳山荘…山頂…山荘(泊)



登山口の猿倉から白馬尻までは、結構長い歩きである。
今朝は快晴で、稜線もクリアーに見えている。

それにしても、稜線ははるか上である。
まるで、子供の時代に戻ったかの視線で、眺めている自分がいる。
(これも加齢に伴う変化かと思い、ぞっとする)

今日は頑張って登ろうという思いが、却ってあだになる?!
「いかん、いかん!あまりネガティブになるのは止めましょう」。

白馬岳登山口の猿倉山荘にタクシーで到着する。
東京からのFHさんは既に高速バスで御到着されていた。「猿倉の駐車場から引き返す際に、離合に苦労したバスですね」
一旦猿倉まで進入したのだが、駐車場が満杯で引返さざるを得なかったのだ。

用意が出来たら、計画書を提出して出発だ。
今日も相変わらずの好天である。
「稜線もしっかりと見えていますね」
白馬尻に向かう途中で、白馬主稜と本峰を見上げる
白馬尻小屋を抜け、大雪渓までは疎林の中の快適な登行である。鬱陶しい林の中を通ってきたので、気分的にも:楽である。
やがて、谷も広まり、、正面に広大な白馬岳大雪渓のお出ましだ。雪渓上を降りてくる風は、流石に爽やかである。

「ここはでアイゼンを着けましょう」

雪渓には大小さまざまなスプーンカットが見られますが、そう急傾斜ではありません皆さんの流れに沿って、踏み跡を進みます。
白馬尻小屋前の石碑で
流石にここまで来ると、景色が素晴らしい。遮る物が無くなったからからである。
行く先に、大雪渓とその右に白馬岳主稜が大きく聳えている。

「まあ、ゆるりと参りましょう。(踏み跡が)やや大股なのが気になりますが、それにしても、ピッケルは(持ってきたのは)不正解でした。重いのと、j傾斜がゆるいのであまり役に立たないですから」

この辺りから、問題が漸次増大していたのだろうが、まだ気づかないBergenでした。
白馬尻、大雪渓がここから始まる
最初は雪渓の杓子尾根側を進んでゆきますが、杓子尾根からの落石が危険なので、次第に主稜寄りを進みます。
葱平(大雪渓の終了点)到着は約2時間後!
「お疲れ様です。アイゼンをはずしましょう。
頑張りました」


此処では、大勢の人達が休憩あるいはアイゼンの着脱をしている。
足場の悪い所もあり、小さな落石が絶えない、危険(!?)なところである。
長居は無用なので、さっさと登ることにする。
 
「丁度、この上の足場が悪いのですね。傾斜も急なので、どうしても消耗戦(?!)の雰囲気です。結構、疲労が気になりますよ!!」
大雪渓の終了点
さらに高度を上げますと、
やや広めの台地状の地形となってきました。

「此処が避難小屋とトイレです。杓子岳が立派に聳えています。此処からお花畑の中を進むのですね」

此処でしばらく休憩します。
どうしたことでしょうか?
足の運びがとても重く感じます。
肩に食い込むザックの紐も、:強く食い込み、耐えられないほどの頚部痛を感じます。
避難小屋
ついには大腿部内転筋の痙攣が起きました。
歩き方で筋痙攣が誘発されるようです。
しばらく休憩しましたが、再度歩き出すと、容赦なく痙攣が襲ってきます。
その度、登りが中断。

「どうしたことでしょう?
こんな痙攣はこれまで経験したことのないものです。
水分、塩分(スポーツドリンク)も、カロリーも十分に補給している筈なのに?何故?」


結局、村営小屋手前の急傾斜で、
「空荷でなら何とか登れるだろう」
と判断。
同行の、FH,NTのお二人に、持ち上げて頂きました。

「有難う御座いました」
此処で大休止。十分に補給します。
葱平の急で、つらい登り
村営小屋からは何とかフル装備で、揃ってゆるゆると白馬岳山荘に向かいます。

「この道は、近そうに見えていますが、なかなか遠いですね。中々堪えますが、(傾斜が緩い分、脚の上げが大きくないから?)幸いにも、痙攣は起きなくて済んでいます」

矢張り、「熱中症」だったのでしょうか?
同行の皆さんにご負担とご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。

◎今回の不調の分析は、別項で詳しく検証します。
白馬岳頂上村営小屋
白馬岳山荘にチェックインします。
明日の朝食の代替のお弁当は、パンなどの「ランチパック」のようです。行動食は多数持っていますので、「ランチパック」はpassします。
「季節柄、おにぎりなどの食中毒リスクを避けたのでしょう」

小休止後、山頂に向かい、遠くの眺望を満喫しました。
夕食後はテラスでビールを頂きます。
寛ぎの時間を共有します。

今日のねぐらは1spann間に3人です。
結構、楽に眠れました。
「混雑を覚悟していたので、よかったですね」
山頂への道をを見上げる 夕食はカレーのみ?!
8月4日:
白馬岳山荘…杓子岳…白馬鑓ケ岳…白馬鑓温泉…猿倉
ー帰阪
6:00出発…10:0白馬鑓温泉…猿倉ー18時帰神

白馬山頂の三角点、1等です
今日は、先ずは杓子岳手前の最低鞍部までの下りである。
今朝の体調はまあまあだが、如何せんガスと強風である。それでも視界は何とか保たれている。この分だと、そのうちに晴れるだろうと、気楽な気持ちで先を進む。
数多くのパーティが相前後し、我々もその後をついて行く。

「やはり皆さん早起きですね。昨日があれ(筋肉の痙攣)でしたから、今日は慎重に行きます。下りは大丈夫ですが、問題は登りですね!」

杓子岳北面
緩やかな上り下りを連ねる非対称山稜(東面が急峻で黒部川が緩やか)を最低鞍部まで下る。、そこは丁度、杓子岳の大崩壊地の上部に当たるのだろう。覗き込むと急峻な崩壊面が大きく口を開けている。
手前の小ピークが山頂か?と騙されそうになるが、そこから急な砂礫の登山道が、ひたすら延びている。
振りかえると、白馬岳が霧状の雲の彼方に聳えている。
「あの稜線を昨日登ったのですね。それにしても白馬岳主稜は急に切れ落ちていますよね!」

少し登ると、杓子岳の迂回路(トラバースルート)との分岐点に行きあう。
「昨日はトラバースと言いましたが、NTさんも未踏だそうで、ここから直登ですね」

白馬岳より北方の景観
白馬鑓岳は急傾斜の登りである。
全体に白っぽく、巨大な砂山のような山容である。
どんどんと高度を稼ぐと、景色が開けてくる。
快適な登高が続き、廃松もほとんど無くなるころ、漸く山頂に到達。
「ここからは、主に!(これが曲者!)下りの筈ですが、最後のピークまでも遠かったですね」

皆さん、見晴らしの良い地点でゆっくりと休憩する。
「さあ、白馬鑓温泉まで一気に下りましょう」
◎電池切れのため2日目の画像がなく、止むなく前日の画像を貼り付けています。
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