長野県川上村 小川山ロッククライミングby KMSC
2018年5月4日〜6日()     同行者,,NT&Bergen
5月4日(金)::移動日、小川山「ガマ岩」「春のもどり雪」

NTさんのお声がけで信州 川上村 廻り目平にキャンプし、小川山のクライミングに出かけました。
当日は寒冷の天気予想でしたが、案の定、2日間は寒くて難儀しました。

幸いにもその後は気温も上がり、マルチピッチのRCを試みましたが、難しいクラックには全く歯が立たず。
自己の能力のなさ実感!課題を勉強しなおす必要を痛感しました
(「もう遅い!」との声が聞かれます)
全ての写真提供はNTさんです。
立派なBCが設営された
深夜の出発は眠気を誘うが、交代で運転して中央高速を長坂ICで降りる。すでに駒ケ根付近で夜は開けている。

予定通り野辺山で右折し、川上村 廻り目平キャンプ場に到着。
相当多数の車が路駐しており、最奥に何とか駐車場所を確保。
そのすぐ脇でBCの設営です。

「2人ですがこれほど立派なBCを設営するのは、クライミングから帰ってきたときに十分に寛ぐためです!」
NTさんの説明に納得。

朝食後は、ザックを担いで出発します。
今日は比較的易しい2本のルートを登ります。
{いやー、緊張しますね!」
「ガマ岩」2ピッチ目
最初に「ガマスラブ」、取り付きが1ピッチ目だと思っていたら、何と!2ピッチ目の難しいスラブでした。

昼からは、八幡谷の「春のもどり雪」の取り付きに到着。
「ここはかなりすっきりとしたルートですよね。あまり難しくないのも良いですね。初日はこんなところで勘弁してもらいましょうかね」

夕食前に枯れ枝を集めてキャンプファイア!久しぶりですが、やはり楽しいものです。
ビレーするNTさん
5月5日()::小川山「セレクション」「ガマ岩」
今日は「セレクション」という、マルチピッチに行くという。出発したのが遅かったので、取り付きには既に3パーティーが待機。
どうも順番待ちで、時間がかかりそうだ。
「これは途中で撤退かもしれませんね」

そうこうするうちに、順番が来ました。
NTさんがトップで登りだします。
1ピッチ目の木のビレーポイントでなく、その上のスラブを越えた所まで登られます。
「セレクション」基部のクラック
続いてBergenが最初のクラックに取り付きますが、如何したことでしょう?
「なかなか此処が越せませんよ!」
少し外傾しているクラックの一枚岩を乗っ越すところが核心部のようです。

やむなく撤退。
そのあと練習で登った際にも、Bergenは大苦労しました。
「しっかりジャムを効かさないと、このクラックは登れませんよ!」

当たり前でした。
それにしても小川山の岩場は、困難なクラックとスラブルートばかりです。
「セレクション」下部にて
次いで少し登山道を歩いて、BCに向かいます。
NTさんが昼飯に焼きそばを作られます。
「今日は天気も良いですから、大勢の人たちが思い思いにクライミングを楽しんでおられますね」


連休の穏やかな日々、若者たちが一生懸命に課題に挑む姿は、見ていて楽しいものである。
これからも、屋内壁、外岩を問わず、クライミング、ボルダリングを楽しむ若い人たちが増えることだろう。
昼食の焼きそば
5月6日()::小川山「小川山レイバック」「マイルド&クレージータジアン&」
NTTさん
さて、今日は小川山で有名な、「小川山レイバック」に向かうようです。幸いにも、先行者は1組のみのようです。

今日はやや暖かく、天気も良いようです。、親指岩の南面にあるこの岩場は、すっきりとした、美しいクラックで、「日本一美しいクラック」と言われるようです。

「途中の小さなテラスまでが核心部ですか?NTさん、ビレーします」

NTさんは昨年にリードしたそうだが、今回はなかなか難しそうだ。やむなく途中で、敗退宣言!

Bergenも勿論、歯が立ちません。
クラックで完璧なジャミングが出来ないのです。
「小川山レイバック」とNTさん
折角ここまで来たので、皆さんが挑まれている、有名な「クレージージャム」を見学。

下部が被っており、上部は驚くほどの高度感の壁です。
その中央に一条のくっきりしたクラックが刻まれています。
ガマスラブ下部(1ピッチ目)
最後は近くの岩(「クレイジータジアン」と「マイルドタジアン」)とガマスラブで一遊び。
と言っても、「クレージータジアン」の取り付きと最後は取り付く島もなし。
「流石は10cですね」

長くも短かった小川山のクライミングも終了です。
BCを撤去するころには、周辺のテントはほぼ撤去されていました。

3日間、入浴もしなかった(金峰山荘の入浴時間に間に合わず!)ので、川上村の「ヘルシーパーク」で汗を流します。

NTさん、
「ご苦労様でした!そして有難う御座いました」
同上
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