栂池、白馬乗鞍、蓮華温泉&木地屋 山スキー
2018年3月23〜25日     同行者:HK,NT,I、F&Bergen
3月25日:出発


20:00新大阪駅集合-名神ー中央道ー(途中、仮眠)

 神戸山スキークラブで蓮華温泉ツアーに出かけた。
今回はNTさんをリーダーに、(白馬乗鞍から天狗の庭経由の予定だったが)振小沢経由で蓮華温泉。
翌日は木地屋ツアー、クラッシックな木地屋への滑降で終了。
天候に恵まれ、極めて楽しい山行が出来た。

3月24日:栂池高原ー天狗原ー白馬乗鞍ー振子沢 滑降

8:30 栂池高原自然園ロープウエイ乗り場 出発
9:30 白馬乗鞍山頂
15:00 振子沢を滑って、蓮華温泉


前夜、不十分な睡眠にもかかわらず、白馬乗鞍に到着。
いったん天狗原まで滑降し、急がないので大休止。好天の大眺望を心置きなく堪能。
天狗の庭は雪崩によるデブリ堆積で下降できず、振子沢を辿った。

今回は、神戸山スキークラブの山行計画である。
「このルートは4年前(2014年)に行きました。前回はカランクルンパーティーでした」

今日は素晴らしい快晴である。
「快晴無風の好環境、明日も大丈夫そうで、これはラッキーですね」

栂池スキー場からゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ、視界はどんどんと広がってゆきます。
栂池のゴンドラから八方尾根 自然園ロープウエーから
天狗原までは栂池のBCメジャーエリアです。
天候にも恵まれ、ゴンドラ、ロープウェー「の機動力も生かせるので、結構な数の人が登っています。
「ロープウェーが利用できると、これほど楽とは。昔は栂の森ゲレンデの上から滑り降りて、林道を成城小屋までエッチラオッチラと登ったものでしたね!」

天狗原までは結構な傾斜です。
シール登高でジグを切って、左の斜面をトラバース気味に登ってゆきます。
これが天狗原への最短距離です。
栂池天狗原へ向かう途中の斜面 * IKさん:*
天狗原に到着しますと、もう既に大勢のスキーヤー、登山者(9割はスキーヤー)が寛いでおいでです。白馬乗鞍岳(2469m)の東面の大斜面が眼前に広がります。
「あっ、右の窪状の地形付近には、大きな雪崩跡がありますね。かなり広範囲のようですね。上部の破断面が明らかですね」
天狗原から白馬乗鞍の大斜面、右手に広範な雪崩跡が 正面が雪崩跡
全員一致で、白馬乗鞍山頂まで向かうことにする。ここも傾斜はきついが、鈴なりの人で溢れかえっている。
途中から傾斜も緩まり、何とか一息つく。
眺望はどんどんと広がり、遠くに焼山、火打の白い峰が印象的だ。

「朝一番で大概きつい登りでしたが、比較的早く着きましたね」
山頂では、冬装束の雷鳥さんがお出迎えしてくれる。
白馬乗鞍岳 冬毛の雷鳥
一旦天狗原まで快適な滑降を楽しみ、大休止。
「今日はあまり早く着きすぎても困るので、ゆっくり休みながら下降しましょうね」

振子沢の現頭部は極めて開放的な大斜面になっています。でも、その次のルートが(前回の記憶と異なり?!)結構な急傾斜である。
振子沢の現頭部の大斜面 途中の沢筋、ここは一転!悪雪だった
急に谷へ落ち込んでいる斜面を安全に下る(怪我をしない!)滑りやすい斜面を探しつつ、慎重に下ります。
「技量と安全性を考えて、コース取りを考えないと!」

途中で左の谷筋に入るところでは、かなりの急斜面の不安定な斜滑降だ。
「このコース取りも記憶にでも残っていますね、皆さん!標識も最近新調されていますが、万全です」
林道に下りますと、例によって乗鞍沢の橋には欄干にまで達する積雪が!
気持ちの悪い階段登行の、少しの登りで蓮華温泉に到着!

「しんどかったですが、露天風呂に行きますか?」

FHさんが宣われるが、BergenとNTさんはパス。
残りの3名でしっかりと楽しんでおいででした。
蓮華温泉ロッジ 蓮華温泉露天風呂
3月25日:蓮華温泉ー木地屋

6:30 蓮華温泉…7:45ヤッホー平10:45角小屋峠12:30 木地屋

昨日、白馬乗鞍登頂時に、振子沢から天狗原に登り返して金山沢を滑降の意見もあったが、協議の結果、クラシックルートを辿り、木地屋集落までの滑走に決定。
天候に恵まれ、楽しい?!いや、苦しい下降が期待できそうです?

昨日、小屋の衛星電話からタクシーを予約。木地屋へ下る。
標準的タイムは4時間だが、どうなることかな?

「まあ、13:30に予約しているから大丈夫でしょう気楽に考えて行きましょう」

蓮華温泉を早々と出発です。
林道をシールを着けて遡ります。
途中、乗鞍谷の先まで、スキーを担ぎます。
標識に従い谷筋に下降、ヤッホー平に登り返します。そこからは林道を忠実に辿ります。
シュプールはしっかりついているが、早朝でもあり雪面の堅いのが気になる。
我々も急な、凍結した、不安定な斜滑降をひたすら続けて行く。
「予報通りずっと天気が良いのが気分的には楽ですね」
朝日に輝く白馬乗鞍岳 雪倉岳遠望
漸く角小屋峠への登りだ。
此処は疎林の中の結構急な登りで、しかも雪面がカチカチに固まっている。
途中、滑落しそうになって肝を冷やす。
クトーを付けていても、クライミングサポートを最大限に利かすと、クトーの歯が雪面依しっかりと食い込まないのだ!
雪倉岳が遠くに聳えている。
「あの山も一度行かないと!
前回は途中で引き返したのでしたね」

峠からは、正面に雨飾山、頚城の山々、妙高、高妻山が一望のもとだ。
少し南に戻り、左の斜面を下る。ここが本日唯一の快適な斜面だ!

ウド川源流の、広大な平坦地から、標識に導かれて小さな登下降を繰り返し、林道のショートカットを繰り返すと、あっという間に除雪の終了点に到着。
「皆さん、ご苦労様でした!」
ヤッホー平を登るは? ウド川沿いの長いトラバース
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