2017 10月 東北、のんびりハイキング行
宮城(岩手、秋田) 栗駒山&船形山 
2017年10月26〜29日  同行者:NM&Bergen
記録
 
青空とイワシ雲

今回の東北山行のお誘いには、皆さんのご都合がつかず(といっても、WT先生は非常にタイトな日程であるのだ!)でした。
止む無く、BergenとNM先生での、東北ハイキングです。
今回は、以前に行かなかった山を対象にしました。
男2人、気ままな別荘とキャンプでの自炊生活です。

前半は晴天に恵まれ、新鮮な気持ちで栗駒山に登頂。
後半も、快適なキャンプ生活を経験し、霧の中ながら船形山に登りました。
いずれも以前から行きたかった山なので、感激でいっぱい。
東北の魅力にますますハマりました、
今回も、とても充実した旅になりました。

10月26日(木):仙台空港から神室庵に

19:00仙台空港集合ー神室庵

さて、仕事の合間をぬっての、待ちに待った東北ハイキングです。
ANAで仙台空港に到着し,NM先生の車で
神室庵へ直行です。

須川温泉に向かう林道より谷筋の紅葉を見る
伊丹空港最終便の出発である。
無事に仙台空港に到着。
到着を出ると、待ちかねたようにNM先生が出迎えて頂ける。
時間も遅いので、今夜は神室庵での宿泊です。

「先ずは再会を祝して乾杯!
明日はゆっくりで良いので、今夜は取り敢えず楽しみましょう」

今夜も!?男2人の侘しい?楽しい?神室庵!

明日は長年の念願の!栗駒山だ!
「期待がないと言えば嘘になる?」
それって、どんな意味?
「長年の恋人に会う気持ちですかね?
なんせこの山の名前を初めて見聞きしたのが、NHKのふるさと番組でした。
それも50年以上も前でした」

「へー、そんなもんですかね?良く分かりませんが?」
10月27日():栗駒山(須川温泉より)

13:00須川温泉…14:30山頂…16:00温泉




須川温泉の源泉からの流れ
今日は定番の宮城県側でなく、岩手県側の須川温泉登山口から
栗駒山に登ります。
名残原から昭和湖、天狗平経由で登ることにする。
「前夜の宴会でややお疲れです。
それにしても、この温泉は豊富な湯量ですね。
宿の前は堂々たる源泉の流れです!」


須川温泉に到着すると、あたりは嬉しい?!
硫黄泉の臭いで充満しています。
(硫化水素の臭いで、本来は危険なのだが、単純に嬉しくなるBergenです)

名残し原から栗駒山山頂
今日の温泉周辺の視界は開けているが、山頂付近は霧の中だ。
先ずは温泉周囲の遊歩道を進む。
「アッ!ここはf岩盤浴の小屋ですか?」
小屋じまいのおじさんが言うには、ここは蒸気浴の小屋だと。
よく見れば、長方形の大きな蓋がされている。

「今日は2時間くらいの行程ですよ」
温泉付近では紅葉の見ごろは遅いが、ここ名残原では草紅葉も見どころである。

「それにしても、広大な空地は矢張り気持ちがよい!」

昭和湖
此処からの登山道は剣岳の稜線を登るのでなく、その東側を登ってゆくのだ。
いったん山肌をトラバース気味に進み、谷を横切るのだが、
ここでとんでもない道間違いが!

「えらく長く谷筋の渡渉を続けてゆくのですね?
このルート取りは増水時には無理ですよね!」


やがて遂に、滝と渕に行く手を阻まれます。
「先生!ルート間違いですね!
このあたりで引き返しましょう」

Bergenも間違いに気づいたが、どこで間違えたのか?わからない!!


栗駒山山頂、NMさん
左の斜面を強引に登り、藪漕ぎで小さな丘に登り上げると、眼前に登山道が!
「川筋を苦労してきましたが(なまじ踏み跡があったのが、間違いのもとでしたね)、
元に戻るとあっという間でしたね」


そこから昭和湖まではすぐでした。昭和湖は、薄水色の湖面に、方々から気泡が出ています。
名前からすると、昭和期に山肌の崩壊か噴火で(流れが)堰き止められて出来たのでしょうか?
どこか、下北の「恐山」をうかがわせる雰囲気です。

「此処から天狗平までの標高差が、約250mですよ」

栗駒山山頂、Bergen
傾斜が緩くなったり、急になったり、うねうねと登り続けてゆく。
やがて、疎林になると、急に視界が広がる。
「此処が天狗平ですね。晴れていれば(この方位板のように)
山々がよく見えるのですがね」


ここでNM先生がぎょっとするようなことを言う。
「此処から標高100mですよ」
そんなはずはないのだが?!

案ずることはなかった!
矢張り、地図で示されているように、緩やかな上り下りで頂上に到着!
しかも、次第に視界も広がり、遠くまで見通せました。
「矢張り、我々の普段の心がけが違う?」
10月28日():須川キャンプ場から舟形山

大滝キャンプ場出発…舟形山…登山口ー神室庵(泊)

昨日は須川キャンプ場で快適な小屋迫。
今日は蔵王方面に戻り、舟形山に登頂です。
途中、紅葉で有名な「鳴子峡」にも寄りました。
流石に、有名観光地は人込みであふれています。
しかし、登山口の大滝キャンプ場は静かでした。



須川キャンプ場にて
昨夜は管理人さんのご厚意で、資材(?)小屋に泊めさせて頂いた。
厳冬期用のシュラフで寒さも感じなく、きわめて快適な宿でした。

天候はあまり期待出来なかったが、計画を変更、舟形山に向かう。
積雪期、山スキールートと異なり、(大滝キャンプ場からは)
極めて短時間で山頂に到達できる。
でもアプローチが難だ!
「林道がかなり長いですね」

中山平温泉(鳴子峡)の案内図
途中、有名な鳴子温泉の近くの鳴子峡に足を延ばす。
「矢張り有名観光地は違いますね!」

写真で有名な鉄橋を渡ると、目的地の「鳴子峡」駐車場は
人込みでいっぱいであるある。

「仕方ないですね。今まで空いていたのがラッキーでしたから」

鳴子峡の紅葉
「紅葉の名所であるから人が集まるのか?
集まるから有名になるのですかね?」 

いずれにしても長居は無用です。
一路、舟形山、大滝キャンプ場に向かいます。

「何時も思いますが、東北の山はなだらかで、
近畿や北アルプスの急峻な山を見慣れていますと、心が安らぎますね」

霧に覆われた船形山山頂
今日は残念ながら、山頂での視界は期待できないようです。
突風こそ吹きませんが、無理は禁物です。
「おーい、引き返そうか?」
NM先生のお言葉。
こちらも思っていましたから、すぐに同意。

昼過ぎには神室庵に戻り、酒宴は尽きない。
10月28日():帰神

14:00出発ー帰神

さて、今朝の天候は雨。
今日は帰るのみ。
出発時間までゆっくりとNHKの「グレートサミット」のDVDを見ます。
空港につくと、また一波乱が?!


栗駒山山頂でのツーショット
飛行機の出発に間に合えばいいので、「神室庵」をゆっくりと出て空港に到着する。

予定していたIBEX便は、近畿地方の、台風の影響の如何に拘わらず飛行すると言う。
だが、到着の遅延に引き続き、整備点検の結果、欠航!と。
このIBEX便には 何度も煮え湯を飲まされている。
兎に角、欠航率が高いのである!
「以前は最終便でホテル泊も強制されましたが、ホテル代は出ませんでした。
まあ、今回は次の便に振り替えられたので助かりましたが、
予約面ではIBEX便は要注意ですね!」。
一時は、今夜もまたまた神室庵に逆戻りかと、憂鬱になりましたが、
(NM先生に)またお迎えお願いしますとは、とても言えませんね
(可能性について電話しましたが)」

お電話すると、快く
「今夜は泊まってゆくか?」
と言っていただきました。
(月曜日に予定があったので、どうしても帰りたかった。
振替で帰れて助かりました)

NM先生どうも有難う御座いました。
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