比良 明王谷ー奥ノ深谷遡行
2017年8月5日(土))      同行者:神戸山スキークラブ2名
(N,NT&bergen)
記録
8月5日():「明王谷ー奥ノ深谷」遡行 08:00 駐車地発…08:30 堰堤…09:20〜10:30 三の滝
…11:40 白滝谷出合…12:10 2段2条…13:00 連瀑帯
…13:20 8m高巻き滝…15:20 登山道出合…(下山道)…
17:20 駐車地着

2::00神戸出発ー8:00入渓点15:200終了点…林道ー18:00帰神

未明に神戸を出発。
安曇川上流の坊村に移動し林道脇に駐車。
今回は末端の明王谷からの遡行です。
さて、首尾は如何でしたか?


「それにしても比良は久しぶりですね」
Bergenにとっては久しぶりの奥ノ深谷です。
NTさんは初めて、リーダーのNさんは2回目ですと。
この沢は、Hさんらと出かけて以来である。

神戸山スキークラブの大御所、Mさんのご忠告で、明王谷経由です。
Nさんが言う。
「明王谷から入るのは初めてですよ」

林道の先端まで車を進め、駐車スペースに車を止めます。
「8月でも、人気の沢も空いてますね。
早いからでしょうか?」
入渓点で出発準備完了
  皆さんそれぞれに沢装備を完了し、いざ、入渓です。
颯爽と、先ずは三ノ滝(これが中々手ごわい!)に向かい出発です。
「今日の天候は大丈夫ですね。
楽勝で大橋小屋まで行けるでしょう?」

これは、かなり楽観的な見通しだった!!!
Bergenも何度も来ていたので、高をくくっていたが
、思う存分鼻っ柱を折られる羽目になった。

「年は過ぎるもの、追いかけても追いつくものではない!?」
何とも意味深ですが、年とともに人が衰えるのは仕方がありません。それを謙虚に認識するかどうかです。
川際の浅瀬を探して進む、水は冷たい。
最初の滝は、人工の堰堤です。これは右から巻きます。
最後にNさんのお助け紐で助かりました。
「何時もお世話になります」
さらっと手を差し伸べるのがGut!ですね。

そのうちに「三ノ滝」が出現。
最初の関門です。
今回、この渕を泳いで左岸に到達しました。
途中、流れでオーバーハングの岩の下に寄せられ、身動きもままならぬ羽目に陥るハプニングも!
「いやー、やはり泳ぎは苦手ですね!」
「へっついさん」
左岸の偵察登攀ののち、ここは
「淵を元に戻り、右岸の巻き道を取るのが適当」
との結論を得た。
しかしながら、最初は楽勝そうに見えたこの巻き道も、(落ちたらただで済まないような、危険すぎる!)微妙なトラバースや直登などの踏み跡が続きます。

Nさんは,山行企画立案者で、この沢も遡行経験者です。
しかし、Bergenは、(昔に何度も遡行した経験者にもかかわらず)まったくの「浦島太郎」状態でした。
ルート開拓に勤しんでいるNさんに、思わず声掛けがでます。
「Nさん、気をつけてよ!」
傾斜が急になったところで、ロープを出しました。
明王谷、三ノ滝の淵。
三ノ滝をかろうじて突破すると、その上はしばらくの河原歩きです。進行方向右上に、林道が見え隠れしています。しばらくはゆったりとした気持ちで遡行します。
「明王谷の遡行(ことに三ノ滝)はなかなかタフで、結構時間をロスしましたね」

ここからはおおむね谷通しに進むと、この谷最大の45mの滝です。

 
45m滝
二の滝は多段で、下部は概ね階段状の滝ですが、最上部は右手から深い淵を突破しないといけません。
やや陰鬱な印象です。
ここは思い切って淵に入りますが、水勢のなかなか強いこと!
「これは思いのほか苦労しますね!」

この上は連瀑帯で、長らく高巻きが続きます。

「これは微妙な高巻きですね」

漸く連瀑帯を終えましたが、終了点まではなかなかです。
「登山道の合流点(大橋小屋跡)まで、こんなに長いとはおもわなかったです」
45m滝上部の巻き道
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