鈴鹿 神崎川 白滝谷遡行
2017年7月29日(土)〜30日()      同行者:西宮労山4名&神戸山スキークラブ2名
(N,T,M,M、W & bergen)
記録
7月30日():「神崎川 白滝谷」遡行
6:40神崎川林道駐車地点…6:50下降点…7:00入渓…7:30白滝谷出合
…7:40白滝…9:50神崎川本流…10:30林道下降点…10:50駐車地点-11:20入浴
…17:30帰神


久しぶりの鈴鹿の沢登りです。
今回は、西宮労山の会山行に、神戸山スキークラブのメンバーも参加させていただいた。(西宮は、土曜日に籐内壁クライミングも予定されていたようだが、それは中止)
そんな訳で、クライミングのメンバーも加えて、総勢6名の大所帯になった。
前夜は、廃校になった学校を改装した立派な道の駅で宿泊する。
大いに盛り上がった宴会!その後、幕営。極めて快適でした。
「それにしても、結構大勢の人達がお泊りですね」

Nさんが言う。
「入渓点までは結構長い林道歩きですよ」
入渓点で出発準備完了
  林道から下降点に到着し、結構長い下りで川面に到着します。
各々、沢装備に切り替え、入渓です。
「今日は雨の予想です。
適時判断して行動しましょう」


最初は川原歩きですが、いきなりゴルジュ帯が出現します。
高巻きもへつりも出来ません。
ここは泳いで突破するしかありません。
リーダーのNさんが、
「皆さんをロープで引き寄せますから、先ず上陸点まで行きます」
と、ロープをつけて泳ぎだします。
流石、
「シティボーイ」(私が、彼につけたニックネーム)は違いますね!
川際の浅瀬を探して進む、水は冷たい。
漸くゴルジュ帯を突破しますが、そこからも小さな淵と小滝が連続します。
そのうちに「白滝谷出合」が出現。

結構小さな出合です。
今回は中流域にある、白滝までの遡行予定だそうです。
「その上は、細くなって薮に移行するので、面白くないのです。時間があって天候が許すなら、(神崎川)本流で遊びましょう」

この沢登りスタイルは、「目から鱗」ですね!
我々、淀屋橋のスタイルは、「遡行して山頂に至る!」が目的でしたから。
Oさん」
殆ど困難なく進みますと、次第に谷はせまって行き、やがて、この沢の名前の由来となった、、「白滝滝」が出現。
その名のように、滝の左右の壁はやや白みを帯びています。
しかし滝自体には、黒っぽい苔?が付いており、滑りそうです。
ここは左右とも登れそうですが、やはり左からかな?

言うまでも無く、Nさんがロープを着けて登攀を開始されます。
「Nさん、気をつけてよ!」
白い壁はもろそうです。
慎重にホールド、スタンスを確かめながら、確実に登ってゆかれます。
途中にはランニングビレイを取る支点はありません。
「Nさんは危なげなく登りますね。
それでは、タイブロックをつけてフォローしましょう。
それにしても、天候が不安定ですね。
雨が降り出しましたよ」
神崎川本流のルート開拓するNさん。行動力は素早い。


白滝を突破すると、下降に移ります。
「神崎川本流に降り立ったら、如何するか?」
Nさんは本流遡行に意欲満々のようです。

比較的簡単に本流に合流。
衆議は、本流遡行に決定。
「まあ、天狗滝まで1時間はかからないでしょう?」
それは聊か甘かった?

最初こそへつり、渡渉で切り抜けてゆけますが、そのうちに長い廊下が出現。
ここは泳ぐしかない!
ここもまた、リーダーのNさん!ロープを着けて泳ぎだされます。
Nさんが言う。
「今回は2本のロープを繋ぎましょう。そうすると引き寄せが速く出来ます!」
水はあくまでも美しいが、」渕は泳ぐ方が楽である
Nさん、段々と工夫が出てきます。
「やはり若さは違いますね。
私と年も違いますから、頭が柔らかい!」


Nさんは上陸点に到着し、早速後続メンバーを引き寄せます。
「ザックを浮き袋代わりに体の前に抱えて、ロープで引っ張られますと、快調に渡れますね」
大トロ
何とか「天狗滝」を目指しますが、ここでタイムアップ。諦めきれないNさんが上流を偵察。
「この川の上流には、ガイドツアー(?!)の大勢の団体がいるようです。雨模様で、皆さん帰り支度のようですよ」

帰りは河原を下るのでなく、左岸の巻き道を下ります。これがウネリ、クネリ!上り下りと複雑な経路を取ります。的確なルートファインディングが求められます。
リーダーは、飽く迄も冷静に指揮します。
結局、下降点のすぐ脇の道に合流しました。
「皆さん!ご苦労様でした」
 
へつりで遡行
inserted by FC2 system