播磨の名峰 雪彦山 周回登山
2016年10月7〜8日     同行者:カランクルン SAさん
10月7日:大阪発ー(中国道)ーIC−真砂P…登山口(泊)

8:00大阪出発ー12:00真砂P…15:00旧キャンプ場(泊)



以前に2度ほど来たことがあるが、その当時に比べると、人影が極めて少ない。
登山口の脇のユースホステルも営業中止だ。

今夜は近くの旧キャンプ場のご夫婦のご厚意で、敷地の中の屋根付きの広場に幕営させて頂いた。夜間に雨が降ったが、屋根のお陰で助かる。

早朝に起床して、登山口の駐車場に到達する。
さぞかし登山者が多いだろうと予想していたが、阿仁図らんや?!我々のみである。

週末の悪天候で何度も計画のキャンセルを余儀なくされたが、今日は何とか天気の持つうちにさっさと登頂したい。。

「稜線はガスの中のようですね。今日の眺望はお預けですよ」
登山口の駐車場
10月8日:登山口…雪彦山…登山口ー岡山、高梁へ

6:00出発…8:00地蔵岳P−高梁ー1600A氏宅

今日の予定は雪彦山の登山を楽しむことだ。
それにしても、隆々たる峰々の急峻な垂壁は、圧倒的な迫力で迫ってくるではないか?!
登山道は何処に?
さて首尾は如何だったでしょうか?

今日の登りは、「出雲岩コース」からである。
先ずは、支稜線に這い上がるまでの、いきなりの急傾斜の登りである。
荷物は軽いが、しょっぱなの胸突き八丁に心は暗い?!。
パーティも我々のみである。途中で下降者に出会ったが、こちらから下るのは珍しい。

「それにしても天気がいまいちですね。
最近はあまり(天気に)期待していなかったので、これくらいならましですネ。取りあえず、先を急ぎましょう。雨の降らないうちに核心部や沢歩きを避けねばなりません」

SAさん
以前の記憶では、そんなに厳しい登りはなかったようだが、油断は禁物である。雨模様なら、即!下るのみであるが、岩場が濡れると滑る!

濃密な樹林帯を抜けて、ようやく本峰が見える地点に出てきた。
所々に場所の地名が書かれている。ここは「展望岩」と言うらしい。
なるほど、極めて迫力のある峰々が眺められる。
ここからは疎林の中の緩やかな登りである。

「左の山腹の急傾斜を、巻きながら登ってゆくのですね」

少し登ると、小さな平地に行きあう。
「これが、『行者堂跡』ですね」
流石は宗教(修験道)の山である。
雪彦山の峻峰群
行者堂跡からは、またまたの急傾斜である。
どんどんと高度を稼ぐと、巨大な出雲岩が見えてくる。
大峰の大普賢岳の、笙の窟のように、巨大なオーバーハングになっている。このスケールは、「ただものではない!」
ビックリですね。
出雲岩前の標識
その後は、すっきりとした快適な登高が続き、樹木もほとんど無くなるころ、漸くセリ岩に到達。
「狭い隘路ですが、なんとか通り抜けられますね」

緊張するところが連続したので、見晴らしの良い地点でゆっくりと休憩する。なるほど急傾斜の中の岩場であるが、
「両側が切れ落ちている!すごい高度感!」
と言うところがないので、精神衛生上は宜しい。

「あとは「馬の背」くらいのものですよ。さあ、山頂まで行きましょう」
狭い通り抜け、「セリ岩」
最後の小さなリッジを乗り越すと、そこは「大天井岳」の山頂(811m)でした。小さな祠が立っていますが、結構な広さのある広場もあります。
「」下から見上げる姿と少し違いますね」
山頂からの眺望も、満足とは言えないが、近くの山々は何とか見えている。

ゆっくりとも休憩できないので、さっそく下りだす。
「『雪彦山三角点(B5)』に向かってもいいのですが、取り敢えず下りルートの『虹が滝コース』を折りましょう」
これがなかなかの急な下り道である。
ルートファインディングに注意が必要である。
大天井岳山頂にて、Bergen
急な尾根筋を下ると、途中で地蔵岳の分岐点に出会う。
「ここから地蔵岳の山頂に向かうのですね」
一度上から垂壁を覗いてみたいが、時間も急くので今日はパス。

ここから急な谷筋をロープを頼りに下ると、そこが「虹が滝」の河原だった。
「イヤー、なかなか緊張しましたね」
実を言うと、ここからの渓流沿いの下り道も、なかなかタフでした。
「これは、増水時には入れませんね。
それにしても、最後まで緊張のしっぱなしでした。
標高からすると、すごくスケールの大きな山でした。
これは脱帽ですね」
登山口のマップ
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