大峰、笠捨山ハイキング
2016年7月23()〜24日()    参加者: AD&Bergen
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7月23日():白谷トンネル東口(幕営)
今回の目的地は笠捨山(1358m)である。
関西、近畿百名山の山である。
大峰南奥駆道の秀峰である。その南には、奥駆の最南端である玉置山が控えている。
この山に登頂意欲がそそられていたのだが、過去数回の挑戦でも、天候不良や道路の不通など、その度に退けられていたのだった。
足元の小さな草花が美しく愛らしい
7月24日():笠捨山 登山
トンネル東口より少し戻って、登山口の階段に到着。
今朝は予想通り、霧雨模様である。

「今日は曇りがちで、少なくとも、陽射しで、ばてる可能性はなさそうですね」

最初はいやになるほどの階段歩きである。
ここから最初のピークの行仙岳までは、標高差400mほどの急登である。
NTTの電波塔が山頂に設置されている。
この道はその巡視路だそうだ。
鬱蒼とした植林帯の中を登る

今日の行動予定は長くてつらい。
久しぶりの骨のある山行である。
AD君とも半年振り(昨年12月の学能堂山、以来!)のハイキングである。

「おっ!漸く行仙岳への標識がありますよ。
この山に登山する人はほとんどないでしょう」

(実際に、まったく登山者の影は見られずであった)

「タブレットのGPSも、其の通り示していますよ」
苦しいときの神頼みならぬ、タブレットGPSの威力!!
「何時も感謝ですな」
行仙岳の分岐点
  漸く行仙岳山頂に到着。
「ここから小屋(行仙小屋)まではすぐの筈ですが?」

「ここから稜線歩きですが、結構上り下りが多いようですね!」
登山道は緩やかな下りで続きます。
行仙岳頂上
「おっ!小屋が見え出しましたよ」

残念ながら、辺りはは霧に覆われているので、眺望はいまいちです。
「まあ仕方がありません。炎天下で歩くよりはラッキーです」
あくまでもプラス思考です。

行仙小屋は非常に立派な小屋です。
地元の山岳会が管理しているらしく、手入れが行き届いています。
水場も下って10分ほどのところにあるらしいですが、貯蔵の容器にはたっぷりの水が置かれていました。

「いやー、愛情のこもった小屋です。皆さんが心をこめて管理されているのが良く分かります」
国道425号線から分かれた林道から、この小屋に登る直登ルートもあるらしい。下りで25分だという。
行仙小屋
Webで散々脅かされたように、笠捨山山頂までは幾多の上り下りを連ねる。それも生半可な傾斜でなく、大峰特有の急傾斜である。
いい加減いやになる頃に、最後の登りに掛かる。

「これが最後の登りでしょう。
あっ、ピークですね。いやー!ご苦労様でした!
やはり登頂の満足感は何者にも代え難いですね!」
登頂させて頂いた!と山に感謝する。

「今回は久しぶりに(身体的にも、精神的にも!)中々タフな登山でした。
この辺りは非常に興味のある山域ですが、大阪から遠いのが大変ですが!」


また癖になりそうな山行でした。
笠捨山山頂にて(左よりBergen,ADさん)
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