「神戸市登山研修所」でのRCT
2016年4月17日()     
参加メンバー:神戸山スキークラブ NT(L,)、F 淀屋橋:Bergen、総勢3名
王子公園の岩場とは?
神戸市の登山研修所に設置されている、屋内の「ボルダリング用」、屋外の「(フリー用の)人工壁」と(これもまた人工壁なのだが、自然壁に模した「コンクリート製の壁」の岩場である。

以前にKMSCの懸垂下降練習(YTさんの雪崩遭難事件の捜索時の必要に迫られ)で初めて利用させてもらいました。
さて、今回、当初予定していた針ノ木の山スキーツアーが(悪天候の予想のため)急遽、中止になり、NTさんのお呼びかけあり。新しいメニューでのRCTです。
2016年4月17日( 

さて、(悪天候予想のため)針ノ木雪渓の山スキーが中止になりました。
今日午前中は雨が残るとの予想のため、10時という、些か遅ればせながらの集合である。
「ほぼ定刻に皆さん集合されました。さあ出かけましょう!」

まずは、いつもながら少し緊張する、垂直の鉄梯子の下降です。
「この梯子が関門です。これを降りれない人は利用するな!ということでしょうか?それにしても、今まで事故は無かったのでしょうかね?」

まずはコンクリート壁の頂上に登り、懸垂下降の練習です。
何時もの確保器を使用せず(利用できない状況と仮定して)カラビナ4枚を利用しての懸垂です。バックアップもしっかりと着けます。
「中々、使い心地も良く、制動が適度に利きますね」
基本は繰り返して習得できるものだ。
これの使い方にも慣れておかねばなるまい。
ハーフヒッチでの懸垂は、摩擦熱がすごいので、(ロープが融ける?)お勧めで無いらしい。
懸垂下降を終えて、取り付き点で
次いで、フリー用の人工壁を利用して、「自己脱出」の練習である。
まずトップロープを設置し、確保器から最寄の支点にメインロープを固定させます。
この際の固定が重要ですが、中々複雑です。
「これは何度も練習せねばいけませんね」

対ブロックとATCを利用してメインロープを、尺取虫のようによじ登るのですが、何とも!苦労します!
「こんな状態なら、中吊りになっても、誰も脱出出来ませんね!」
初っ端から、中々厳しい試練に直面されてしまった。
「これは、コツが要りますね」
まあ、岩登りを甘く見てはいかんですね。

次いで、実際の継続登攀の練習です。
横にフィックスロープを張り、そこから観察、指導を行うようにしています。
岩場の上から、結構な高度感である
今日は雨の予想なので、この岩場を利用する方はほとんど居られません。
遠慮せずにこんな練習も出来るのでしょうが、通常の日曜日ならこうは行きませんでしょう。幸いにも我々のほかには、数人のフリークライミングのグループのみです。
「まずはトップのビレーの練習です。途中でピッチを切り、セルフビレーを取って、セコンドのビレー。ツルベで登りますから、セコンドが登ってきたら、ビレーの交代です」

高度感こそありますが、ホールド、スタンスとも豊富なので、不安感はなく、ゆったりとした気持ちで練習できます。
「ここは良い練習場所ですね」
ビレーの交代時、上からNさんが撮影
最後は壁の天辺で種々の練習です。
「何事も、基本を繰り返し練習するのが大事ですね」
広場で今日のRCTの終了宣言です。

「いやー、今日の練習も有意義でしたね。
Nさん、Fさん!また外岩に出かけましょう」

登るNさんと確保するBergen
inserted by FC2 system