野谷荘司山、山スキー
2016年2月10〜11日     同行者:神戸山スキークラブ(:HK,MY,MM,FM,UH&Bergen)
2月10日:出発 写真の内、*のあるものはMYさんの提供を受けました。


23:40Bergen宅pick-up-東海北陸道ー

 神戸山スキークラブの、2回目の奥白山の山スキーに出かけた。
野谷荘司は非積雪期に登頂し、三方崩岳経由で回遊登山したのは、昨秋であった。
前夜に遅ればせながらの(今年はまれに見る寡雪であった!)積雪に恵まれた。
残念ながらピークには到達できなかった。
極めて素晴らしい天候であったが、それが逆に働き、急激な雪質の悪化、方々の斜面での表層雪崩の群発をもたらしていた。

2月11日:白川村トヨタ自然村ー林道ー1620m台地ー東谷滑降

6:30 トヨタ自然学校駐車場(700m)発
9:30 夏道(鶴平新道)の尾根1620m
10::00 東谷滑降
11:00 トヨタ自然学校駐車場着


山頂には届かずであったが、天候に恵まれ極めて素敵な山行だった。

道の駅の駐車場で暫し仮眠するが、なかなか眠れない。
結局は1時間ほど仮眠。
朝食をとり、出発準備して自然学校に出発する。
もう既に数台の車が駐車し、出発準備をしている人たちもいる。
「あっ、「沢雪」のF山ですね。これは奇遇ですね」

準備が出来次第、各々出発する。
私はUHさんに続いて出発。
自然学校からは、しっかりしたトレースが着いています。
鶴平新道の北側の尾根を目指して林に入ります。
「新道には途中で合流するのですね」
出撃準備に集中* 尾根の途中で休憩、MYさんは若いだけあってさすがに早い!
「しかし、雪が少ないですね。前回より木がたくさん出ています」
先行する「沢雪」の皆さん、MYさん、結構速いスピードで登っておられるのか、なかなか追いつきません。
最初の急傾斜を、何とかシールで登りきる。
まあ、今日は天気も良いですし、ピークの登頂も拘りませんから気分は楽です。
「ゆっくりと登って行きましょう」

やがて、漸くMYさんが休憩している地点に到着。
夜のメンバーがそろうのを待つ。

「此処からはオープンバーンになりますね。
見晴らしが非常によろしいですよ」
皆さん揃ったので、一服 先行する沢雪パーティー
大休止の後、尾根上の標高1620m地点に到着。
此処からは野谷荘司、それから三方岩山に続く稜線が美しく聳える。

時間から考えると十分に頂上に届くが、大量降雪、と強風で赤頭山の東面は方々で破断している。
途中で細くなる白谷を滑るのは危険で、キャンセルと決定。
「此処から下るのが適当でしょう」
急傾斜の滑降と長いトラバースにて、東谷の沢筋に入る。
最初は、かなりの緊張感を強いられた。
「下るに従い、段々と雪が重くなります。脚が疲れますが、深い雪でも何とかターンが可能ですね」
到達の最高点(雪崩が怖くてこれ以上の上からのドロップは危険)で 仰ぎ見ると白銀の峰々が光る
先行する沢雪のメンバーのトレースを参考にして、東谷を下降。
やがて、傾斜が緩くなって広い馬狩谷に出てくる。
「天候の良い山スキーは楽しいですが、気温が上がり過ぎると、雪質が急速に悪化しますね」

下山後、国道を平瀬へ向かい、「平瀬温泉」に入浴。
露天風呂から眺めた山が、明日の予定を考える我々の心を暗く照らします。
大胆なシュプールも見える 漸く降りて来ました。白谷の源頭には沢山の雪の破断面が見えます。
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