中央アルプス 烏帽子岳&念丈岳、積雪期登山(ピークハント)
2016年1月8〜11日     同行者:淀屋橋労山の皆さん(10名)
1月8日:出発 写真の内、*のあるものはST,ISさんの提供を受けました。

22:00大阪中郵集合、車2台でスタート



 ヒア方ぶりに古巣の淀屋橋の冬山登山に出かけた。
中央アルプスの南、越百山の南の狩猟線から東に派生する支尾根にある山らしい。
私も初めて聞く名前である。
もう少し南の擂古木山(2168.52m)は一等三角点で有名であるが、この山の名前は初めてである。

今回は寡雪であったが、天候に恵まれ、楽しい雪山が満喫できた。
よく歩き、重さに耐えたメンバーの総年齢は636歳。
久しぶりの楽しい山行が共有出来た。

1月9日:鳩打峠登山口ー烏帽子岳ー幕営地

1:35恵那峡SA(仮眠)2:00−5:00起床 6:00出発ー松川ICー
7:10鳩打峠 駐車場ー7:50出発ー14:15烏帽子ケ岳ー15:00テント場 18:00就寝



恵那峡SAは24時間コンビニ・フードコートのおかげで大繁盛。
小さい方のトイレ横にはすでにテントが2張。2:00就寝。
登山口の駐車場からは、各自できるだけの水類を担当し重さに耐えつつスタートする。


短時間の休憩を取りながら運転を交代して中央道をひたすら走る。
恵那峡SAに未明に到着して仮眠。
「朝は5時に起床ですね!
3時間の仮眠ですが、ナイトキャップを楽しむメンバーも」


松川ICで高速を降り、暫く国道を走ると直ぐに登山口へ向かう分岐を左折。。
かなりの長い林道を登りつめると、鳩打峠の登山口に到着する。
今日は気温が低いものの、予想に反して素晴らしい快晴です。
「これはうれしい誤算ですね」
朝、登山口から登り始める 尾根の途中からみる念丈岳

登山口には雪はなく、見上げる山頂近くも積雪はわずかな様だ。
各自、できるだけの水(と、アルコール類!!)を担当する。
最初からのいきなりの急登に、重荷に喘ぎつつスタートする。

11:30セキナギの手前、飯島町からの登山道の分岐部でアイゼン装着。 

稜線の南は激しい崩壊地になっている 飯島からの登山道に合流する
急な岩稜帯を喘ぎ喘ぎ登りつめるが、中々最終のピークは見えてこない。
烏帽子ケ岳山頂手前に、2つの岩峰が連続する。此処まで来ると、結構な高度感である。
山頂からは、南アルプスの稜線がきれいに見えている。

「此処までの登りは堪えましたね。テント予定地まではあと1時間では無理でしょうね」
テント場予定の池ノ平山までは進めず、手前に適地を見つける。
烏帽子岳山頂から南駒ヶ岳 烏帽子岳山頂にて
何とか2張りの設営が可能な整地を行い、隣り合わせにテント設営する。

美味しいビールにお酒、ワイン、梅酒、
担ぎあげた飲料と食料が、ドンドンと消費されてゆきます。
「無事に(テント場に)到着したので、ほっとしますね」
八宝菜とスパゲティの夕食。
楽しい時間でした。 
テント内で寛ぐ 日が暮れてゆく
1月10日:念丈岳アタック

4:00起床ー6:40行動開始…7:25池ノ平山(2327m)山頂…9:50念丈岳(2291m)12:50テント

今日の予定は幕営地から念丈岳アタック!
昨日の行動で疲労がたまった面々としては?
さて首尾は如何だったでしょうか?

今日は昨日の幕営地から出発です。
昨日は大宴会で大満足、十分に休んだので、英気も一杯です。今日は池ノ平山を経由し、長い稜線を念丈岳までの長丁場です。アイゼンを着け、フル装備で最初の急斜面を登る。

池ノ平山に到着すると、そこからは緩やかな上り下りの斜面が続く。前日にでもパーティが入ったのか、トレースはしっかりついている。
出発の朝 池ノ平山を越した当初の幕営予定地を見て登る
我々もトレースをを辿って行く。
「雪が少ないので、ラッセルも楽ですね。それにしても天気が良いです。今回の山行は天候にはあまり期待していなかったので尚更です」

思い掛けない遠くに念丈岳が聳えている。と言うより、思いもかけない小ぶりなピークである。
「如何してあそこまで行く必要があるのでしょうかね?」

素朴な疑問が浮かぶが、到着するまでその解答は掴めなかった。
しかも、昨日の急な登りの疲労が抜けない?緩やかな足取りで進んで行く。
「よく考えると、平均年齢は64歳だもんな」

漸く山頂に到着!
念丈岳からは、南アルプス・八ヶ岳・中央アルプス・白山など、ぐるり360度の大パノラマが持ち味である。

「これが、回答ですね!」
念丈岳にてBergen 休憩するメンバー
頂上でゆっくりと休憩。天気も晴れて、風もほとんどない。快適な頂上である。
4名の登山者が先に到着されている。
我々と反対の大島山から登られてきたそうだ。

「今日は東京労山の方も登頂されています。お互いに遠かったですね」
皆さん、これ以上ない見晴らしの良い地点で御休みである。
ゆっくりと休憩する。

やがて素晴らしい眺望に別れを告げ、帰路を辿る。
以外にアップダウンが激しく、思いのほか時間がかかる。
やがて見覚えのあるテン場に帰着。
既に14時を過ぎている。
「今日中に下山するのは厳しいですね」
今夜も此処で宿泊、明日下山である。張。夜間風強し。温度は低く、乾杯のビールはフリージングしスプーンが必要。温かいシチューが美味しい。持参したアルコールはきちんと胃袋へ。17:30就寝。
山頂で滑らしい眺望を楽しむ 幕営地に戻る
1月11日:下山

3:00起床…5:50幕営地…9:00小八郎山9:50登山口16:30 帰阪

今日の予定は下山するのみである。
登りもかなりヤバそうなところがあったので、下りは慎重に行きましょう。さて首尾は如何だったでしょうか?

起床すると星が美しく、北斗七星・北極星で盛り上がります。
テント撤収を済ませ、まだ暗い中を行動開始。
 
「心配していた烏帽子岳の登り下りも大したことなかったですが、矢張り緊張しますね」

幕営地の夜明け前 幕営地のテント撤収
下りは、行きにパスした小八郎岳山頂に寄ります。此処には焚火跡のある東屋があって、この丘からの伊那谷の町々の展望は素晴らしいものでした。

下山後、まつかわ温泉清流荘に入浴(\400) 夕刻前の帰阪出来ました帰阪。 (会計¥7700/1人)
ずっと晴れました 小八郎山から伊那谷の街並みを見下ろす
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