台高、学能堂山ハイキング
2015年12月26()〜27日()    参加差: AD&Bergen
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12月26日():丸山公園(幕営)
前夜は小野での仕事、あわただしく神戸に戻り、狭山にと向かいだす。AD君もお元気のようだ。買出しの後、慌しく現地に向かう。

今回の目的地は学能堂山(1021.6m)である。
別名、岳の洞(がくのどう)というらしい。
関西、近畿百名山の山でもある。

周りを倶留尊山、尼ケ岳や三峰山などの有名な山に囲まれ、あまり有名ではない?
しかし、(周囲に未登頂の山も少なくなり)なぜかしら、この山に登頂意欲がそそられたのでした。
幕営地で夕食作り
前夜は丸山公園近くで幕営。

この近くには道の駅の温泉施設の名前の由来になった、
「姫石神社」がある。
割れ目のある巨石の中から、やや小ぶりの樹の幹が生え出しているという、ややグロテスクなものである。

其の前には鳥居もあり、周囲の鬱蒼たる樹木の植生からして、
些か神秘的な雰囲気も漂うのである。

今夜は恒例の「パエリア」でなく、鍋である。
ほうれん草と豚肉が基本であったが、白菜やその他の具材を(Bergenがつけたし)珍妙な鍋に成り果てました。
「これはえらいことになりましたな」
ADさんが嘆きます。しかし、味は◎です。

近況報告や世界情勢、今後の人生、家族のことなど、四方山話で夜がふける。
珍妙な奇岩、姫石神社のご神体、岩の割れ目に木の根が刺さる
12月27日():学能堂山 登山
昨日偵察してきたとおり、お寺の脇の曲がり角より林道を遡り、登山口の浄水場に到着。

「BergenはAD君とは長い付き合いで、阿吽の呼吸で登山口も分かりますね。今日は少なくとも、悪天候に会いそうになさそうですね」

最初は林道歩きである。それにしてもやけに長い。地図で参照すると、先ほどの目印(分岐点にあったが、登山口の標識が無かったので通り過ぎてしまった。また地図からは、登山口は右に派生しているとある)が本来の登山道だったらしい。仕方ないので、もうひとつのルートを、地図を確かめながら進む。
鬱蒼とした植林帯の中を登る

今日の行動予定は比較的短いが、しょっぱなからルートを間違えた。仕方ないので、林道を最後まで辿り、谷沿いの登山道に合流することにした。
「おっ!林道のショートカットのような踏み跡がありますよ。
これを辿れば林道歩きが節約できますよ。何れにせよ、この時期にこの山に登山する人は余りないでしょう」

見通しが良いので、どうしても楽観的に考えるのである。

急な踏み跡を辿ると、ばっちりと上部の林道に到着した。
「この林道を詰めると、谷沿いからの道に合流するはずです!」

程なく林道が終わり、登山道と合流した。
「タブレットのGPSも、其の通り示していますよ」
苦しいときの神頼みならぬ、タブレットGPSの威力!!
「何時も感謝ですな」

ここから峠までが、植林帯の中のなかなかの急登であった。
途中の休憩地で
  漸く峠に到着。
本来登るはずであった登山道は、此処へ北方から合流するはずなのに、道標も踏み跡も無い!?
「やはりあの道の分岐点は(廃道にでもなった?)無かったのか?」
数多くのHp上にも記載があり、地図上は登山道が続いているのである。しかし、無いのだ、これが!!!

「ここから稜線歩きですね!」
登山道は緩やかな傾斜で続きます。

「おっ!小雪が舞いだしましたよ。
でも、山頂までもう少しで行けるでしょう」

やがて正面に山頂のドームが見えてきました。
微かな積雪が我々を迎えてくれます。
頂上近くにはうっすらと積雪も
残念ながら、ガスが出ているので遠方の眺望はいまいちです。
「返す返すも、惜しいですね。まあ仕方がありません。間違いながらも登頂できたのでラッキーです」
あくまでもプラス思考です。

南方面には三峰山の巨大な山容が見えるはずですが、霧の中です。唯一、北の尼ケ岳と大洞山が見えるのみです。

里の田畑や農家は良く見えます。
この辺りの山域の特徴でしょうか、火山地形に特徴的な丸い山頂(トロイデ)が目立ちます。
山頂の2等三角点
「いやー!ご苦労様でした!
やはり登頂の満足感は何者にも代え難いですね!」
登頂させて頂いたと山に感謝する、謙虚な心が大切である。

今回も有効な決定打は、タブレットの付属のGPSソフトでした!
現在位置を頻回に確認して、無事に山頂に到着です。

「ああ、お役に立ちましたですね」

現在位置が分かると、安心感は非常に増すのである。

「標高こそ1000mちょっとなのですが、この辺りは非常に興味ののある山域です。大阪からそう遠くないのもいいですね!」
また癖になりそうな山行でした。
学能堂山山頂にて(左よりBergen,ADさん)
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