鈴鹿、御在所岳、藤内壁前尾根ロッククライミングby KMSC
2015年8月19(水)     同行者,MH,NT,MH&Bergen
8月19日(水)::前尾根

NTさんのお声がけに呼応して、久しぶりの鈴鹿 藤内壁のロッククライミングに出かけました。
当日朝は、時ならぬ雨に見舞われ、すわ!帰還?とも考えましたが、幸いにも晴れて、基礎からのマルチピッチのRCを勉強しなおしました。

藤内沢の分岐点
今日出発時(Bergen自宅、am2:40)は晴れていましたが、鈴鹿スカイライン到着時には、時ならぬ雨!!

いきなりの出鼻をくじかれました。
「前尾根の岩も濡れているかもしれませんね?クライミング出来ますやろか?!」

1時間ほど待ちますと、雨も少し止んできたようです。
{取り敢えず取り付きまで行きましょうか?折角こんな遠くまで来たのに、このまま(取り付きの岩の状態も確認しないで)では帰れませんね」
以前の水害でアプローチも荒廃している
裏道を最初は右岸沿いに登ります。
やがて幾度か谷を渡渉(木の橋あり)しますと、藤内小屋に到着しました。
「今日の御在所は(平日で、天候も悪いのが幸いして?)人影も少ないですね」

藤内小屋にも人影はありません。
向かいのモンベル小屋も同様です。
「暫く此処で休憩しましょう」

結構急な登りなのと、雨上がりの蒸し暑さ、久しぶりに担いだギア類も重いので、汗をかきます。
藤内小屋の広場で、Bergen
やがて登山道から藤内沢分岐に到達。此処まで来ますと、(駐車場での激しい雨にもかかわらず)岩は意外と乾いているではありませんか!!
「これはあり(登攀可能)かもしれませんね」

藤内沢右岸を遡行し、前尾根の取り付きに到着しました。
「ばっちりですね!!(興奮!)行けますよ(登れますね)」

2パーティーに分かれて登りだします。
MHさんとMMさん、NTさんとBergenです。
P7(基部)でトップのMHさんを確保するMMさん
先ずはMHさんのパーティーが先行します。P7は正面のクラックルートに取り付きます。

前尾根を登るにつれ、四日市、菰野の町の奥に伊勢湾が見られます。
「朝のことを思うと、よくぞここまで天候が回復したものですね!!」

MHさん(右)とMMさん、P4()?

にて

次いで少し登山道を歩いて、P3に向かいます。
NYさんが
「今日はこんな天気ですから、あまり登るパーティーもないでしょう。
焦らず確実に(マルチピッチの)基礎練習をしておきましょう」


此処も少し急なところは緊張します。
少し上のテラスに登りますと、急ですがホールド、スタンスも十分。
少し馴れて来ました。
P3の登攀
此処で少しハプニングが!
NTさんの確保地点まで登りますと、ロープが岩のクラックに引っかかって引き上げられません。
「少し下って、ロープを見て来ましょう」

ロープのループが岩の溝に引っかかっていました。
これは初歩的な問題ですね。絡まないようにしなければ!
NTさんが反省することしきりです。
確かに、ハングなどでは(こんなロープの引っかかりは)致命的です。
 
P3でBergen
最後のP2(通称 「櫓」)です。
下から見上げると、中々の迫力です。
フォロワーで登っているMMさんと確保しているMHさんが小さく見えます。

此処に初めて連れてきてもらったのは、確か京都時代のことでした。
「今からもう35年以上も前でした。その時も大迫力でしたね」

さていよいよ我々のパーティーの番です。例によって、NTさんがリードします。
P2を登るMMさん(下)と確保するMHさん(上)
最後の一枚岩を乗っ越すところが核心部のようです。
MHさんの曰く
「あの下のチムニーに体を入れ過ぎると、登り上げるのが難しくなるのですよ。体を出来るだけ壁の外に出すと良いですよ」

漸くトップに到達。
天気も何とか持ちましたが、予想以上に時間が掛かりました。
「急いで下山しましょう」

下山路の裏道は、でこぼこの岩道が滑りやすく、思いのほか堪えました。
湯の山温泉の「希望の湯」で汗を流します。
「汗で下着まで濡れてしまいましたね。皆さん、ご苦労様でした!有難う御座いました」

P2の頂部で、Bergen(左)とNYさん
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