立山、山スキー、御山谷から東一ノ越、タンボ平
2015年4月24〜25日     大阪労山,カランクルン隊(KH&bergen)
訪問先  立山
5月24日:出発
今回のカランクルン山行は、立山の山スキー。
同行のKHさんが先週に行って、不完全燃焼のスキーしかできなかった由。
今回はそのリベンジである。

相変わらず外国人の多いこのエリアであるが、今日は少ない?
滑りに大いに期待しましたが...どうだったでしょうか?
遠く針ノ木岳が望まれる
5月25日:立山駅ー室堂ー一ノ越ー東一ノ越ータンボ平ー黒部平

 6:00起床ー7:20ケーブル駅ー9:30室堂ー東一ノ越ータンボ平ー黒部平ー室堂
 
朝早く起きて、ケーブルの駅に並ぶ。日帰りはきつい。


仮眠の夜を終え、今朝は快晴である。
「今朝は予想通り快晴です」
期待がこの上もなく高まりますが、気温は意外と低そうです。
「室堂周辺はまだ雪も緩んでないでしょうね」

美女平ケーブルと立山高原バスを乗り継ぎ、室堂の高原バスターミナルに到着です。
案の定、雪面は固い。
「取り敢えず一ノ越まで上がりましょう」
シールを付けてトレース通りに登って行くが、雪面は矢張りカチカチである。

比較的早くに一ノ越に到着する。
「雪の量が非常に多いので、細かい凹凸が隠れているのでしょうね」
稜線上は概ね融けているのに、山腹には比較的豊富な雪の量なのです。
一ノ越にて

「結構風が強く、気温も上がらず寒いですね。雪面の緩むのを待ちましょう?」
なにはともあれ、一ノ越山荘でコーヒーを頂いたり、写真を撮ったりして時間をつぶします。

漸く、10時に出発を決定。
暫く御山谷を滑り下ります。
「まだ結構(雪面が)固いですね。登り返すのも大変なので、東一ノ越に向かう縦走路に取り付きましょう」
普段はスキーで移動できるのだが、遠位の半分以上が歩きにくいガラ場でした。
東一ノ越にて
シートラーゲンで東一ノ越に到着。
「此処は暫くはゆっくりと休憩しましょう。天気も良く、この素晴らしい眺望をじっくりと眺めましょう」

そろそろ下りに向かいます。
今日の予定は黒部湖畔までですが、
「黒部平からはブッシュがうるさいのでは?」
まあ取りあえず、黒部平まで向かいます。

見下ろすと結構な傾斜です。
比較的滑りやすそうな斜面を眼で追い、方角を定めて斜滑降で回り込みます。
「途中からは何とかターンが決まりますね。3月の講習会の賜ですね!」
東一ノ越よりタンボ平を滑り下りる
最初の急傾斜は思い切りの良いターンが必要であったが、緩傾斜のトラバースルート(立山連峰の東面)になってくると、タンボ平も雪面の縦溝が気になってくる。
それでもまだ、以前の不忘山ほどではない。
まだ何とか快調に滑り下りれる。
「もう少し縦溝が深くなると、大変ですね」

暫し休憩して見上げると、眼前に雄山に続く岩稜群が迫ってくる。
「天気も良いし、迫力がありますね」
雪面の状態も快適なザラメである。
「これは癖になりますね」
雄山方面を見上げる
黒部平からのロープウエイから見下ろすと、木の葉の葉脈の様な縦溝がよく見える。
「うーん、上から見ると中々芸術的ですね。でも現場では出会いたくない芸術作品ですね」

室堂平でもう一本(浄土方面など)登行する選択肢もあるのだが、あまりの大勢の人出(9割が中国人の団体)に辟易。
一路下山に向かったのであったが、予想以上に順調に乗継出来たのがせめてもの満足点であった。
黒部平より立山連峰東側をを見上げる
inserted by FC2 system