2014 3月 東北、再度の!山スキー山行
宮城蔵王、不忘山&白髪山(1284m) 山スキー
2014年3/13〜16日  同行者:NM&Bergen
記録
 
今回はBergen単身でNM先生を訪ねての、東北の山スキーです。

前回未踏だった南蔵王、不忘山の登頂と、ジャングルジャングルスキー場からの白髭山(途中まで)を巡る、とても充実した旅になりました。

3月13日(木):仙台空港から神室庵に

15:30仙台空港集合ーー神室庵(宿泊)

さて、仕事の合間をぬっての、待ちに待った山スキーです。
BergenはANAで仙台空港に到着します。
NM先生の車で
、今日は神室庵へ直行です。
伊丹空港の出発時間も昼からと遅いので、今日はゆっくりと出発する。生憎の雨だが、伊丹まで家人に車で送ってもらい助かった。

無事に仙台空港に到着し、久しぶりにNM先生とお会いする。
「お久しぶりです。またお世話になります」
蔵王白石スキー場
3月14日():

蔵王白石スキー場ー不忘岳ー(滑降)ースキー場ー神室庵(泊)

さて、今日は蔵王白石スキー場から、前回未踏の不忘岳を目指します。
天候は曇り気味ですが、強風が吹き荒れています。
さて、首尾は?
スキー場リフトの,運転開始時間に合わせて駐車場に到着。
今日もイマイチの天候であるが、何とか視界は開けている。
しかし、山頂付近は矢張り霧の中だ。

装備を整え、リフトに乗り込む。
新しいスキービンディング(TLT)にもだいぶ慣れてきた。
今回はスムースに装着できる。

向かって左のリフトトップ(前回迷いながら下山した地点)からは、今回は樹林帯を真っ直ぐに山頂目指して進む。
「このルート取りは、木々の間隔が空けて歩きやすいですね。でも、強風で歩きにくいですね」
スキー場トップから不忘山頂目指して直登する。
「前回は右手(北側)の密集した中を進んで行ったのでしたね。これは大分楽ですね」
先週もNM先生はこのルートを取られて山頂に到着した由。
その際は多量の積雪で、単独行での厳しいラッセルを余儀なくされた由。

「蛇足ですが、下りはまた道迷いの由!?
下りは要注意ですね。しっかりと目印を着けて行きましょう。
昨日の雨で、カリカリの縦溝が出来た、滑りにくい斜面ですよ」

スキーデポ地点で、NM先生
やがて斜面の傾斜も漸次急になってきました。
スキーアイゼンを着けます。
それでも、ジグを切りながら登ります。
スキーアイゼンの無いNM先生は、流石に苦しそうです。
少し遅れて不忘東尾根の稜線に到着です。

ここからアイゼンを着けて、稜線上を不忘山に向かいます。
終点の不忘山は霧の中ですが、標高差は150m程のようです。
「まあ、感覚的には中々長いですね!
今日は十分に時間もあるので、ゆっくりと行きましょう」
スキーをデポして、アイゼンに履き替えます。
やがて、稜線はやせ尾根、岩稜になり、傾斜も一層強くなってくる。
「概ね稜線に夏道が残っていますが、ルート取りはなかなか困難ですね」

やがて、3つ目のピークを越すと、もう高いピークは見られず。
ここが終点の不忘山でした!
「まあ、結構長かったですが、意外とあっけなく到着出来ましたね」
山頂の道標や三角点、御影石製の石碑は、一面のガスの中である。
不忘山の山頂碑が見えます
「それにしても強い風です!」
しっかり掴まってないと、飛ばされそうになる突風が吹きます。稜線上なので尚更です。
霧の中、急ぎ足で来た道を下ります。

少し傾斜が緩くなってきますと、夏道のある稜線が右手に分かれます。「カエル岩」や「不忘の碑」の巨岩が見えています。
「折角ですから、寄ってみませんか?」 
記念にお互いを撮影する。

天候も晴れ模様になって来たので、デポ地点までの下りは楽勝だった。しかし、そこからの滑走は、極めて厳しい!
「縦溝でターンが出来ませんね」
またまた初日から、大いに自信が損なわれたのでした。
「明日に挽回ですね?!」
不忘の碑、戦時中にB29が墜落したという。
3月15日():白髪山

6:00起床8:00出発ージャングルジャングルスキー場出発…水無山…白髪山(途中)ー(滑降)−スキー場
ー神室庵(泊)


昨日は因縁の不忘山に登頂こそできたが、滑りでは不満足!
今日はリベンジです。
ジャングルジャングルスキー場のトップから、白髪山を目指そうと決定。
サテ、其の首尾は?


スキー場のリフト運転時間に間に合えばいいので、「神室庵」をゆっくりと出る。
マツダのCX-5は、ジャングルジャングルスキー場への道をひたすら駆け登る。

やがて左手に黒伏山が圧倒的な迫力で迫ってくると、ジャングルジャングルスキー場である。
「まあ、土曜日だからなのか?結構混んでますね。
この壁が仙台のクライマーの(厳しい方の?)ゲレンデですか?」
スキー場トップから黒伏山南壁(右)

左手のリフト1本で結構な高度を稼ぎ、白髭に向かう稜線に運び上げてくれる。
稜線上の美しいブナ林を、シールを付けて進む。

この尾根は結構なアップダウンと二重山稜、そして派生尾根が多いので、ルートファインディングと目印設置が欠かせない。
「此処も、ルート取りが決め手ですね!」
新雪が積もり、幻想的な雰囲気の中を進む
今日の山行は比較的天候に恵まれ、良かったですね。
「登頂を主目的とするより、ブナ林を心行くまで楽しみましょう」
悪天候だといわれていたから、尚更である。

「天気が良いから、ルートファインディングも楽ですね。
目印設置とGPSチェックも余裕を持って出来ますね!」

遠くに白髭山の山頂が見え隠れしている。
白髪山の遠景
残り標高差150m程の地点で、右手の急なやせ尾根が主稜線であるのが確認できた。我々はその脇の平原にいる。
脇からの登りは、かなり急の様だ。
木々も密集している。
「まあ、此処までとしますか?」

山頂に未練もあるが、今日のモットーは!?、
「安全運転」である。
4月の予定を考えると、無茶(そんなに無茶でもないだろうが)は出来ない?!
「ゆっくりと、安全運転で下りましょうか?」
ブナ林の中を滑走、今日の雪はまだましである!
下りはルート取りが大切である。
でないと無駄な登り返しが必要になってくる。
「安全なのは、稜線沿いのルートですね。取り敢えず慎重に下りましょう」
NM先生が申される。
「了解です」

所々は固い雪面ですが、新雪混じりの快適な斜面にも出会えます。
やがてスキー場トップに合流。
ゲレンデを一気に滑り下りました。
「いやー、(登頂こそ日和ましたが)登り滑りとも大満足でしたね」
下りには青空も見えてきた!
3月16日():帰神

8:00出発ー9:00仙台空港10:10ー帰神

さて、今日は帰るのみです。
私もNM先生も、今回の山スキー山行には大満足です。
新緑の頃も良いようですから、また来る機会も多そうです。
白髭山にこそ登頂できなかったが、美しいブナ林の雪原に大いに心が癒された。
また、下りの雪質も良くて、前日と異なり極めて快適に滑降できた。
そうやこうで、昨夜の宴会も楽しいものだった。
「矢張り、来てよかったですね」

今朝は早い飛行機なので、余裕を持って庵を出発。
次回の山行予定を約束して、楽しかった4日間を振り返りました。
暫し寛ぐ、NM先生
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