2014東北、名瀑巡りと山スキー山行 宮城蔵王、不忘&刈田岳 山スキー と二口渓谷 秋保大滝&七ケ宿 滑津大滝 探勝の旅 |
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2014年1/30〜2/2日 | 同行者:NM,WT&Bergen |
記録 | |
今回は久し振りのNM先生を訪ねての東北の山登りですが、 実は,,初めての冬季登山&山スキーです。 そう、今までは、秋の紅葉期の登山ばかりでした。 前々からお約束していた、冬の山スキーツアーのご案内です。 ハヤル心を抑えて、ご提案頂いた計画を検討しました。 素晴らしい、山スキーツアーと撮影会も兼ね備えた経過です。 参加者は、例によって森吉の3名(NM,WTとBergen)だけでしたが、 蔵王の山スキーと宮城の名渓、名瀑を巡る、とても楽しい旅になりました。 |
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宮城蔵王の樹氷 | |
1月30日(木):仙台から二口渓谷、秋保大滝を経て神室庵に | |
8:50仙台空港集合ー秋保大滝ー二口渓谷ー神室庵(宿泊) |
さて、待ちに待った蔵王の山スキーです。 WT先生はJALで、BergenはANAで、相次いで仙台空港に到着します。 NM先生の案内で、今日は先ず秋保大滝での写真撮影会です。 |
伊丹空港よりの出発時間(8:15)が朝早いので、それにつれ必然的に早く起きる. スキーとリュック、それに旅行用のスーツケースを持っての、大仰な、週末の旅の開始である。 幸いにも、新しいスキーは軽くて助かる。 無事に仙台空港に到着。先に到着したWT先生と NM先生の出迎えを受ける。 「お久しぶりです。月山の際にもお世話になりました」 空港から秋保温泉を経て、秋保大滝に向かう。 橋のたもとから遊歩道を下り、河原に降り立つと、目の前に 両脇が凍結した大滝が迫る。 暫く此処で撮影会だ。 WT,NMの両先生とも、アイゼンを着け、左岸の雪面を登って 三脚に据えた大型カメラで撮影である。 「素晴らしい作品を期待しています♪♪ うむ―、かなり入れあげてお出でですね」 |
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秋保大滝 | |
小一時間経過。 漸く撮影タイムの終了である。 県道に戻り、上の展望台から滝を眺めます。 西光寺の脇の、滝見不動尊から下る。 「ここからの眺めも中々良いですね。 目が覚めますね」 早朝に大阪空港を出て仙台空港から走りづめである。 WT先生も眠気がさしている(?) 大滝からは名取川の深部を北に向かう。 ばんじ山荘から林道に沿って歩き、NM先生のお気に入りの、二口渓谷の雪景色を堪能した。 |
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二口渓谷にて | |
1月31日(金): | |
蔵王白石スキー場ー不忘岳(途中まで)ー滑降ー神室庵(泊) |
さて、今日は蔵王白石スキー場から、不忘岳を目指してのスキーツアーです。 天候は曇り気味ですが、強風が吹き荒れています。 絶好の山登り日和とは言えませんが、来る前の予想に比べたらましです。 |
スキー場の、リフトの運転開始時間に合わせて駐車場に到着。 装備を整え、リフトに乗り込む。 新しいスキービンディング(TLT)は装着しにくい事夥しい。 先行の先生方を、大いに待たせてしまう。 リフトトップからは、樹林帯を(明らかな)稜線まで進む。 「天気(霧と強風)も悪く、やはり歩きにくいですね」 以前から幾度も経験しているが、スキーとスノーシューの混成隊の山行は難しい。 「悪天候なら、尚更ですね」 |
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風が強く、ガスも出て行先が不明、WT先生(右)とBergen | |
悪天候のため、この行程では到底、不忘岳には到達出来ない!止む無く、リーダーのNM先生は、途中の三角点から下る決定を下す。 ところが、途中に付けておいた目印の間隔が広すぎるのか? 下るにつれて、ガスの中で次の目印が中々見いだせない!!! それでも何とか(山勘?で)、途中まで下るが、最後に遂に道迷い??!! 「これはGPSの出番ですね。 えっ!使い方が分からない???」 冗談でしょう?と思うが、NM先生は真面目である。 |
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時折、突風が襲う、最悪の天候である | |
最後には、試行錯誤(大分、登り下りを繰り返しました!!)の末、何とか(登りとは逆の)リフト終点に到着。 登りとは逆の南側のリフト終点でした。 (通常はココアから登るらしいですが?! 3月の初めにも再挑戦のメールあり。生憎と予定が合いません) 「ほっとしましたが、このゲレンデもカリカリの滑りにくい斜面ですよ」 それでもって、今回のスキー行では、いきなりに自信を大いに損なわれたのでした。 「明日に挽回ですね?!」 |
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暫し悪癖に浸る、WTとNM(右)の各先輩 | |
2月1日(土): | |
4:00起床5:00出発ー6:20すみかわスノーパーク出発…8:45刈田岳…滑降 ーすみかわスノーパークー神室庵(泊) |
昨日のリベンジです。 幸いにも、明日は晴れるようです。 早起きして、(リフトに頼らず)スキー場の麓から刈田岳を目指そうと決定。 サテ、其の首尾は? |
「神室庵(かむろあん):NM先生の別荘で、近くの蔵王連峰の神室岳より命名?」を暗いうちに出る。 マツダのCX-5は、蔵王エコーラインの宮城県側の九十九折れの道をひたすら駆け登る。 冬季通行止めのゲートの手前で、スミカワ・スノーパークに車を停める。辺りは真っ暗である。 ここから終点の刈田岳までも中々長い! 「まあ、今日は急ぐ旅でもないので、ゆっくりと行きますかね?」 下の2本のリフトは殆ど平らであるが、最後のは結構な高度を稼ぐ。それでも、中高年登山隊は、シールとスノーシューでドンドンと進む。 |
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日の出です | |
スキー場トップを過ぎると、空が次第に明るくなってきた。 「夜明けですね。早く出発して正解でしたね」 漸く緩傾斜地帯に到着。 「ここから暫くは、微妙なルートファインディングですね」 WTさんは、所々で三脚を立て、撮影に向かわれるようです。 「光の具合は、如何ですか?」 |
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遠くに刈田岳が見えます | |
今日は快晴です。 予想に反して、荒天の心配もありません。 昨日に反して、ゆっくりと登ります。 それでも矢張り風は強いです。 「中々大変ですね」 ですか? |
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風を避けて暫し休憩 | |
稜線の上に散らばる、山形蔵王と形の異なる(!)、宮城蔵王の樹氷群 たおやかな斜面を登って、延々と樹氷の風景が連続します。 「結構見飽きない、新鮮な感動を与えてくれますね」 |
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登山道から屏風岳(左)と杉ケ峰 | |
所々で、写真撮影を兼ねて、休憩を入れる。 中高年登山隊には、必須である!! 頑張りすぎると、いけないのだ。 でも、休憩すると、いやでも目に付く。 「これが貴方の寛ぎですか?」 (否定的な?)言葉しか出ませんが、 心臓には良くないですよ。 貴方の心筋梗塞の訃報を聞きたくないですからね。 NM先生は酷いヘビースモカーです。 お互いに、喫煙禁止にするほどでもないほどのしっかりした大人の関係ですが、でも、「NMさん、気をつけてくださいよ!」 遭難騒ぎでもあれば、マスコミの絶好の獲物です。 |
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NM先生、煙草を手放さない | |
幸いにも、今日の山行は天候に恵まれた! しかし、山肌を吹きすさぶ強風は相変わらずでした。 刈田岳までは(私は右側の山腹をトラバースして、西側の登山道から登頂したが)、烈風に吹き晒され、カリカリの斜面である。 とても滑降を楽しむ斜面では無いようです。 NM先生にもお聞きすると、 「熊野岳までも同様です」とのお答え。 無理して、熊野岳まで行く必要も無いようです。 |
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左が熊野岳、正面の御釜も凍結している | |
此処はあっさりと刈田岳山頂から、刈田岳駐車場まで下り、 有料道路沿いに下るのみです。 当初の激しいウインドクラストの斜面を過ぎると、所々で深雪混じりの快適な斜面にも出会えます。 「取り敢えず、慎重に下りましょう」 途中のエコーラインの斜面では、漕がないと進めない場面も。 WT先生のスノーシューと我々のスキーでは、どうしても下りのスピードが異なります。ましてや、WT先生は所々で三脚を構えての撮影です。 「ノンビリと待ちますかね」 |
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樹氷ツアーの雪上車のコンボイ(輸送部隊) | |
やがて遠くから不思議な轟音が?! 「何ですかね?」 NM先生の言われていた、樹氷林探索ツアータイのようです。 「天気が良いから出動したのですね。スミカワ・スノーパークから4000円ですか?」 今夜は、NM先生の蔵王町の別宅、「家室庵」での御泊りである。先ずは別荘団地内の露天風呂で疲れを癒す。 |
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雪上車、近づくと迫力である! | |
2月2日(日):七ケ宿、滑津大滝と山形へ!そして帰神 | |
7:00起床9:00出発ー七ケ宿、滑津大滝ー山形ー仙台空港ー帰神 |
さて、今日は帰るのみですが、私もWT先生も大満足です。 昨夜の露天風呂と宿泊(「家室庵」)が絶品でしたから、尚更です。 今日も快晴で絶好の飛行日和です。 |
昨夜の宴会も極めて楽しいものだった。 名残は尽きねど、今日は朝から余裕を持って庵を出発。 此処からは空港も近いが、先ずは七ケ宿の名瀑、「滑津大滝」。 を見学に行く。 例によってお二方は写真撮影である。 |
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滑津大滝 | |
この宿場町には色々の見所があるが、雪の今は見所も限られている。立派な道の駅もあるが、食堂、みやげ物売り場も?? 近くの食堂で、蕎麦を頂く。 「此処から何処に行くか?時間もありますから、山形経由で戻りますか?」 これがNM先生の下した結論! 勿論、我々にも異論のある筈はなく、峠越えで山形平野に。 |
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七ケ宿、道の駅 | |
「山形は意外と雪はすくないな」 と言うのが最初の感想。 蔵王温泉を右に見て、仙台への分岐点にいたる。 仙台には国道と山形道を利用。 最初、青根温泉に向ったが、時間切れで断念。 遠刈田温泉に向かい、汗を流します。 あとは、出発まで別邸での至福の時です。 次回の山行予定を約束して、楽しかった4日間を振り返りました。 |
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遠刈田温泉、「三次郎」の日帰り入浴 |