比良、奥ノ深谷遡行
2011年7月31日()     同行者:IS,MM,HT,NC
訪問先  奥ノ深谷

 8:30入渓…11:30大橋小屋12:00…13:30牛コバ

美瀑で有名な、比良の奥ノ深谷に久しぶりで行って来ました。
   前日に明王谷林道脇の広場に到着。
さっそく幕営のようです。
「明るいうちに着いたので、用意も楽ですね」
前回のウツロ谷の場合と異なっていますが、同様に宴会に突入。

宴会の途中で左脚が気になるのでズボンを上げてみると、なんと!脛に昼が食いついているではありませんか!
「やはり、最近、平でも蛭が多いというのは、本当なのですね!」
めげていても仕方がありません。
明日の出発も速いので、早めにお休みします。
前夜泊の広場
約1時間ほどで牛コバに到着。
ISさんは体調不良で、ここから引き返すという。
「えっ!体調不良ですか!昨夜、飲みすぎたのですかね?
まあ、気をつけて降りてください」

仕方なく4名で沢に向かう。
沢筋に降りれば、やはり水は冷たい!
「やはり、まだ時期的には早いんですね!」


奥ノ深谷、口ノ深谷と白滝谷の分岐点は接近している。
牛コバの手前から入渓しますと、いきなり大きな滝が出てきます。予想通りの、滝と自然林が素晴らしい、綺麗な谷が始まります。
牛コバを出発前に記念撮影
概ね直登可能な滝が出てくるので、どんどんと高度を稼ぎます。
水量は多くないので、渡渉もヘツリも比較的楽です。
やがて、前方に多段の高度差の多い滝が出てきました。

「これが40m滝ですね!これは右からですね」
滝の右側の壁が階段状になっており、簡単に越せますが、
その上の釜がリスキーです。

私は勝手知ったルートですので、半分釜に浸かりながら巧妙にヘツリました。
しかし、MMさんは途中で釜にドポン!
救助のためシュリンゲを出します。

美しい滝が続く
登山客は、まったく出会いません。
「出発時に到着した2組のパーティーはどうしたのでしょうかね?それにしても、流石に綺麗な渓谷ですね」

更に快調に谷を詰めます。
ルートが良く分かっているのもありますが、心も穏やかにゆったりと登れます。

どうやら直登不能の直瀑に出たようです。
「あっ、左のルンゼを登るのですね。
やや急ですね。ロープを出しましょうね!」


最後は登山道の交差部から登山道を下る予定でしたが、
結局、大橋小屋まで遡行しました。
淵をヘツル、MM(右)&HTさん
この沢の登れない滝は、ほんの数本である。
殆どが安全な高巻き道や滝の脇にルートが見つけられる。
「本当に、見て綺麗で、登って楽しい、イイ!沢ですね!」

下山後はウツロ谷と同様に、朽木の「天空の湯」で汗を流しました。
「やはり、皆さん、入浴して、しかも早く帰れると(家の仕事が楽で)幸せな山行なんですね!」

大阪から近く、、岩と自然林が素晴らしい、綺麗な谷です。
これからも比良の明るい沢がイイですが、蛭はお断りです。
美しい滝だが登りは?偵察するHTさん

奥ノ深谷は2年ぶりでしたが、やはりお勧めの谷でした。
天候にも恵まれ、快適な沢を大いに楽しみました。
耳川、ウツロ谷に続く淀屋橋だけの山行でした!

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