近江美濃国境、伊吹山スキーツアーの旅
2011年2月12〜13日     
同行者:TKリーダー以下、Teruruの皆さん(HR,IK,MM,NS,NS)&登山セミナー生MH氏、総勢8名

またまた他の会の山行に参加です。
といっても、一応、大阪労山の山スキー同好会の行事も兼ねています。
積雪期は久方ぶりの伊吹山!,前夜泊は登山口の上野集落です。
西武鉄道経営のスキー場は既に廃業し、リフト、ロープウエイは全て撤去されています。
以前、同時期に登ったので、余りの変化に吃驚です。
晴には恵まれましたが、凄まじい強風でした。

強風の伊吹山山頂にて
2月12日():

21:00大阪モンベル前集合、出発…23:00登山口(車中&幕営)

予定より少し早く到着。
例によって車中で小宴会。
登山口の上野集落の駐車場で車中泊(男性陣ST)と幕営。

最近の山岳会の食事傾向は、「個食」である。
食事、アルコールとも各自持ちよりである。
今夜も持ち寄った酒とつまみをシェアーして頂く。
新しい会では合理的なシステムである。

予定より早く無事に到着したので、リーダーならずとも全員がほっとする。
「それでは先ず乾杯ですね」
今夜も、セミナー生のMHさんがいろいろと持って来てくださった。
発泡酒で人のビールを飲む輩も淀屋橋で問題視されているが、
MHさんは何と!Suntoryのスーパーモルツ(!)である!
「いやー!貰い物なんです」
といいながらも、心憎い演出である。
幕営場所にて。
2月13日(

7:00登山口出発…13:30山頂14:00…16:00駐車場ー19:30帰阪

今日は早くに取り付きます。
雪は例年に比べて多い!


今日の登山は、山スキーと登山隊の混合メンバーです。
早起きのアタックです。
山頂までは目指していないとの触れ込みですが、なんせ最低でも8時間行動ですから、早く取り付くに限ります。
登り掛けから快晴ですが、山頂付近は良く見えません。
九十九折の登山道を、一合目まで道に沿って進みます。
3合目の小屋を見下ろす

廃業のスキー場ほど、惨めなものはありません。
新旧のロッジや旅館、山小屋なども全て、無用の長物に成り果てました。
夏の需要を見込んでも、生計は立てられないでしょう。
今まで恵まれていたのを、感謝すれども、恨むところはありませんでしょう。

やがて九十九折の道も終了し、スキー場の脇の登山道の始まりです。
此処の道はしっかりと記憶に残っています。


「此処からが急で、ルート取りが難しいのですよ」
TKさんは、HRさんに地図を読んで最短距離と最小高低差を進むようにアドバイスしています。

「よお〜く、分かります!
無駄は排除せんと、エネルギーは有限ですからね!」
6合目での登山者

積雪は十分ですが、シールで登るには谷筋の傾斜が急腕、しかも重い。
少し右の夏山登山道を利用しながらシールで高度を稼ぐ。少しクラストしているが、スキーアイゼンを着けたので、結構快適に登れる。
TKさんは相変わらずシールで頑張っているが、HRさんやセミナー生のMHさんは既にシールを外し、壷足に変更している。

「そんな急斜面で壷足は難しいですで」

傾斜が緩やかな尾根に出てからもで急な登りが続きます。
7合目の脇にて休憩
何とかシールで山頂まで登ります。
今までで初めての経験です。気分はすこぶる高揚します。
山頂からは霧のため、どの方面も眺望が望めません。
それにしても、伊吹山の白き、たおやかな峰は、神々しいばかりのオーラを漂わせています。
山頂直下でBergen
この稜線からはかなりの下りの斜面があり、下りは注意が必要です。
視界が利かないときなど、かなり難しい下りが強いられそうです。
今日は比較的楽に進めました。

最後の急傾斜の登りで、過去の記憶が鮮明に戻ってきました。
あの時は、ガスの中でした。
下りの登山者、6合目付近にて山頂手前にて
山頂での大眺望は望むべくも無く、強風下での暫しの休憩と記念撮影しか許されなかった。
霧に閉ざされた急傾斜を下り、積雪の多さに震えながら何とか下って来た。暫し、休憩します。
今日は本当に素敵な時間を思い切り楽しみました。
3合目の脇で強風を避ける

久方ぶりの伊吹山は、天候と仲間に恵まれ快適に(!?)登れました。
前回はセミナーに付いての大勢の参加者でした。
今回は参加メンバーが8名でしたが、前回と同様に何れもお若い方々でした。
淀屋橋の、代わり映えのしない参加者の面々は(何れも高齢!)はそれなりに安らぐメンバーですが、如何せん!発展性が無い!これがY山岳会の現状?
それとは大違いです!

それにしても、山は天候と仲間が一番です。
私は何時も言います、
登りの全ての苦しみを快楽に変えよう!
人生において、無駄に思えることはひとつも無い!


3合目を目指して滑降
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