立山、山スキー
2009年11月20〜23日     同行者:大阪労山山スキー同好会(ST,OM,SK,YS&bergen)+TK,HR,H
訪問先  立山、室堂&一ノ越
11月20日:出発
今回の山スキーは、常連のメンバー以外に、若い女性群の参加もあり、華やいだ雰囲気である?
比較的早い時間に到着したが、立山駅にはすでに多くの車が停まっている。
「明日はどんな天気だね?」
大いに期待しましたが...

どうだったでしょうか?
立山駅駐車場で幕営
11月21日:立山駅(高原バス運転休止)温泉組&スケッチ組で周遊

 6:00起床ー7:00ケーブル駅ー9:00解散、出発
 
朝早く起きてケーブルの駅に並ぶが、吹雪のため高原バスの運転休止。
止む無く、温泉とスケッチ組の2班に分かれて、観光旅行に相成った。
ひょんなことから、休養の1日である。
(昨年もこの時期、同じような天候での運休があった由)


スケッチ組は師匠 YSさんの指導の下、絵になる風景を求めてさまよい回る。スケッチブックも画材も師匠の借り物である。

「先生の手に掛かると、何気ない風景が絵になりますね」
極めて速やかにスケッチブックを埋めていかれる。
幸いにも山頂を除いては晴れ、紅葉の低山が良く見えています。

「なかなか気持ちの良い風景ですね!」
「それにしても山頂部は悪天ですよ」

OMさんは気乗りがしないようだったが、BergenとHさんで3枚ずつ描いた。

温泉組は宇奈月からトロッコ列車に乗って名剣温泉付近まで行ったそうなので、帰りが遅くなってしまった。
 
Bergenの作品
11月22日:立山駅ー室堂ー一ノ越

 8:30立山駅出発ー10:00室堂、登山開始…一ノ越ー(滑走)ー室堂ー駐車場
 
朝早くおきて、快調にケーブル、高原バスを乗り継ぐ。
大雪で今日も運休か?戸の心配は杞憂であった。
何はともあれ一安心である。
雪は十分で、室堂周囲の各峰々も白銀に輝いている。
雪は新雪で軟らかそうだが、稜線上はしっかりクラストしている。

室堂に到着すると、思いのほか晴れである。
気持ちのよい天候の下、登行準備に励む。

「Hさん、気持ちがよいですね」
観光客も居ないわけではないが、圧倒的にスキーヤー、ボーダーが多い。(無論画伯も居る)
室堂で登行準備
用意が出来次第、出発である。
STリーダーは(出来れば)御山谷上部を滑りたいだろうが、時間も限られているので、今日は一ノ越が精一杯だろう。

シール班とスノーシューの2パーティーに分かれて出発する。
「幕営の荷物を持って上がらないと、楽ですね」
本来は雷鳥沢でのテント泊の予定だったのだった。
室堂にて
一ノ越が近くなると、風が流石に強くなる。
それと共に、空模様も怪しくなってきた。
視界は十分だが、強風に吹かれると体温の喪失が実感される。

「御山谷の雪の着き方はあまり良くありませんね!」
以前、残雪期に滑った時に比べると、岩が目立つ。

御山谷滑降は中止、浄土の斜面を少し登って下ります」
との、リーダーの指令だ。
一ノ越手前にて、SKさん
浄土山も途中からウインドクラストしてきます。
シールでの登行も苦労します。
スキーをデポしてアイゼン、ピッケルで山頂を目指してもいいのですが、此処はあっさり滑降に移ります。
「さあ、気をつけて降りましょうよ」
少し窪み状になったところは吹き溜まりで快適な新雪ですが、所々カリカリの所もあります。

「登って来たトラバースルートでなく、浄土川の底まで滑りましょう!」
でも、底まで下ると登り返しが大変です。
途中で引き返したほうが賢明です。
立山ー雄山、天気は下り坂だ!
沢筋の途中から、方角を定めて斜面を登ります。
最後に尾根の末端を回り込めば、少しのシール登行で
登って来たトレースと合流できました。
室堂山荘の横まで出ると、幸いにも室堂まで滑って下れそうです。

「今夜は昨夜と同じ所で幕営しましょう!
明日は朝から帰阪です!」


夜は立山まで下ってから、ゆっくりと宴会である。
色々と工夫した料理を作って楽しんだ。
一ノ越にて記念撮影
11月23日:帰路
朝早くから帰路に着く。
Bergenは立山駅より新潟に向かった。

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