大峰、弥山&八経ガ岳
2009年10月3〜4日     同行者:AD&NMさん
記録
10月3日(

14:30 AD氏宅-大淀町ーオークワで買出し-16:30行者還トンネル西山口(幕営)

急遽思いたって,久方ぶりにAさん,NNさんと大峰の弥山と八経ガ岳に出かけた。

この山は40年前の大学山岳部の5月山行で出かけた。
その際は、河合からの長い登りにへこたれた。
狼平でのADさんの落水事件など、懐かしい思い出だ。
結局は、五番関まで奥駆道を縦走してから、高原川に下った。

今回は天候にも恵まれ、素晴らしい登山であった。

今日は車で、AD私宅に到着。
此処でAさんのXーtrailに乗り換える。
 
紅葉はまだなので、車も少ない。
大川口迄は渋滞もなく、流石に早い。
NMさんは既にご到着。
テント適地を探すが、トンネル駐車場の脇の草地に決定。

彼の夕食は、「飛鳥鍋」だった。
これは又、非常に美味であった。
満月を愛でながら、夜の宴会は更けてゆく。
(尤も夜の所用の際に鑑賞したが!)
弥山の、紅葉にはまだ早い山肌
10月4日():トンネル西口から八経ガ岳往復


5:00起床ー7:00出発…10:00弥山…11:30八経ガ岳12:00…14:30登山口ー帰阪

Bergenも久しぶりにNHNA山の会で近場の山登りを計画したが、
天候に恵まれ予想以上に素敵な山行だった。

トンネルの脇から登りだす。
立派な橋がjかけられた谷を渡ると、急な登山道が始まる。

周りは自然林の巨木が目立つ。とても素晴らしい登山道だ。
大峰の山には、こういった素晴らしい登山道が多い。
途中でやや傾斜が緩やかになった後、再度傾斜は急になるが、
周囲の山の見晴らしがよくなる。
”妙なる調和”の登山道
奥駆道の縦走路登山道に合流すべく、最後の急な山道を進む。
やがて次第に樹木の背丈が低くなり、草原風の雰囲気になると、
縦走路の登山道に合流だ。

「流石に百名山なので、此処は人が多いですね。」

少し断崖になっている先まで行くと、北方の、
大普賢から小普賢、更には日本岳に至る山並みが素晴らしい。
「まさしく大峰の北尾根ですね」
大普賢岳のスカイライン
此処からの稜線は、目も覚めるような庭園風の登山道が続く。
苔や下草、樹林などが絶妙のハーモニーで配置されている。

今日はよく晴れて、北側の稲村が岳から大普賢に至る稜線が良く見えている。
天候もそうだが、幸いなことに無風状態である。

「雰囲気も最高ですが、天候もよろしいですね」
稲村岳から山上ケ岳のスカイライン
やがて次第に登りになる。
小さなピーク(「石休ノ宿跡」)を越えないと弥山が見えてこない。
所々に立派な道標が建っている。
最後の急な登りを過ぎると、眼前に弥山が大パノラマで広がる。
「何時もガスが掛かって、山の全容が見えない時が多いですね。
何せ、山の名前が”弥山(みせん)”ですから」

所々紅葉している木々もちらほら認められる。
「これは素晴らしいですね!」
此処でゆっくりと休憩する。
天候も良く、急ぐ旅ではないので気楽である。
弥山が見えてきた
暫く下ると「聖宝ノ宿跡」で、立派な銅像が建っている。
理源大師の青銅座像だ。

「これは中々立派なものですが、そんなに古いものではありませんね。
40年前にはありましたかね?
(大峰山の)奥駆道が世界遺産に選ばれて、大師はお喜びですかね?」


此処から弥山までは、最後の急傾斜が待っていた。
聖宝ノ宿跡の「理源大師」像
登山道は九十九折に着けられており、所々に立派な階段が作られている。

「所々の階段は楽に登れるように作られていますね」

紅葉もかなり進んでおり、青空との対比で、美しきことこの上なかった。
この世のものとも思えぬ心地よさに、我々の登行意欲もますます高まるのであった。
目の覚めるような庭園風の登山道
程なく弥山小屋に到着。
この小屋も清潔そうで素晴らしい。
立派なトイレも設置されている。
目の前に苔の絨毯が広がり、その先が八方覗きである。

山頂まではほんの少しである。
だだっ広い山頂にはお社があり、南の眼前に八経ケ岳が
赤黄の衣をまとって横たわっている。
(本当にこの表現がふさわしい!)
弥山山頂にてーBergen
ADさんが遅れて到着するのを待って、そそくさと八経ケ岳に向かう。

「何せ、近畿最高峰ですからね!
40年ぶりですものね」


途中、オオヤマレンゲの保護のためのフェンスが設置されている。
山頂はやや狭いが、見晴らしは最高である。
弥山小屋の標識
漸く、持ち上げたビールで乾杯だ。
飽くことの無い素晴らしい眺望が絶好のつまみだ。

その後は、こんなに長かったのかと思いながら、登山口まで下山。
「縦走路から分かれての下り道が特に急でしたね」
(本当に、登りは直登でしたから高度も稼げたが、本当に急な下りでした)

トンネルで西と東にお別れし、各々満足感を得て家路に着きました。
山頂で寛ぐ。 左 NM君, 右 Bergen

帰りの弥山小屋前で、渓遊会の吉岡 章さんと偶然にもお出合い。出版用の、追加の写真を撮りに朝から出かけてこられたらしい。
今年は、大阪労山合同沢登り(渓遊会主導)に出かけれなかったので、吉岡さんとも久しぶりのお出合いでした。
相変わらず精力的に写真撮影と取材に回っておられました。


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