大峰、稲村ケ岳1
2009年10月3〜4日     同行者:AD&NMさん
記録
10月3日(


14:30 AD氏宅-大淀町ーオークワで買出し-行者還トンネル西山口(幕営)

 Aさんと思いたって、雪の稲村ケ岳に出かけた。
この山は非積雪期には何度も出かけ、沢(モジキ谷)からも何度も登った。しかし、積雪期は初めてだった。山上が岳は以前に登ったが、この山は始めてで、楽しい山行が期待出来たのだった。
  今日は車で、AD私宅に到着。
此処でAさんのXーtrailに乗り換える。
 
 洞川迄は路面の雪もなく、流石に早い。
今日の宿は、観音峰の東屋だ。
彼の夕食は、「ブイヤーベース」だった。
これは又、非常に美味であった。
彼の料理の腕前は、極めて上達しているのであった。
(それゆえ、奥方との軋轢は促進?)
洞川の登山口
10月4日():トンネル西口から八経ケ岳往復


6:00起床ー7:00出発…8:30法力峠…11:30稲村が岳…14:30登山口ー帰阪

 Bergenが今年初めての近場の山登りを計画したが、予想以上の大雪で素敵な山行だった。

洞川から奥の林道を進むと、急に積雪が目立つ。
車のわだちが凍結している。

母公堂の裏から、稲村が岳登山口よりの登山道に合流すべく、山道を進む。雪は少ない。やがて、登山道に合流し、長いトラバースを繰り返すと、法力峠だった。
「矢張り此処は人が多いですね。冬は女性も山上が岳に登れるので、山上が岳が多いと思っていましたが、稲村も中々ですね」
法力峠にて
此処から、登山道が稜線の西側に移る。
河合や弥山に続く稜線が良く見える筈だが、生憎の朝のガスである。
雪は次第に深くなってくる。
幸いなことに、風は稜線で遮られるので、無風状態である。

「おっ、中々よろしいですね」
最初は雪の無い道だった
やがて次第に雪が深くなる。
此処はずっとトラバースルートであり、所々に立派な鉄の橋が架かっている。
暫くは登山道の斜面の傾斜も緩いのだが、京都の水子の碑を過ぎると、急にきつくなる。
「これは滑ると、停まりませんね!」
「あっ、こんなやばいところで先行者がアイゼンを着けていますね」


我々もアイゼンを着けようと思ったが、如何せん!場所が悪い。適地を求めて進むと、稲村小屋であった。
稲村の小屋前のトラバース
此処でゆっくりとアイゼンを装着。
かなり前に使ったので、スノープレートのゴムが劣化して、アイゼンの鉄部とくっ付いている。
「これは難儀ですね」

この後、大日山の東をトラバースしたのだが、此処は今回の山行の核心部だった。
立派なトレースが作られているのだが、かなりの緊張感を強いられたのだった。

「稲村が岳では、緊張が取れますね」
稲村山頂にて,Bergen
風も強く視界も利かないので、長居は無用である。
ADさんが遅れて到着するのを待って、そそくさと下山する。

「下りは楽ですね」
大日のトラバースも、行きほど緊張は無い。

稲村の小屋の影で、風を避けながら昼食を摂った。
「おっ、晴れてきましたね」

その後は、こんなに長かったのかと思いながら、登山口まで下山。

神戸に帰れば、思いの他遅くなってしまった。
雪の稲村小屋洞川
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