丹沢、筑波&天城山の旅
2008年12月15日() 〜17日(水)    カランクルン、百名山の会(?)、HT(隊長)、SY、NH,IK,UH&Bergen
記録
12月15日():
 
6:30大阪駅出発ー(名神、東名)−秦野中井ICー13:30塩水橋登山口…15:30雨量局建物(林道交差)…17:30みやま山荘(丹沢山頂)

今回は関東の名山3つを楽して登ろうと、H隊長は欲張りな計画を立てた。
丁度この時は予定が空いていたので、渡りに船と、便乗させてもらった。
天城山は2回目だが、中々行き難いこれらの山に、思い付いて出かけたが、思いのほか感激の旅でした。

高齢者が多い(!?)ので、勿体無いが朝からの出発である。平日、月曜日の朝は、流石に車が少ない。
名神から、最近開通した新名神を通り、伊勢湾湾岸道路から東名に合流。

今日は天気も良く、富士山が良く見える。
5合目から上はびっしりと雪がついているが、その下の樹林帯も雪景色だ。丹沢も雪深いに違いない。

「楽しみですね」

東名、富士川SAより見る富士山
秦野中井ICで高速を降り、ヤビツ峠から丹沢の山中に入る。
曲がりくねった狭い道を駆け下りると、塩水橋の登山口だ。奥に向かう林道には、ゲートがあり一般車は入れない。

山支度をして出発。
横の壁からの岩が崩壊している、危険な林道だ。
紅葉は既に遅く、見上げる山肌は白く雪化粧だ。
林道を延々と歩く
雨量局の建物で林道と再び交差する。
この上は「堂平」と言い、ブナの自然林が生えている緩斜面だ。
中々良い雰囲気です。
しかし、他の日本の山々と同じように、丹沢も悲しいながら、林道が縦横無尽に横切る、植林の山だ。

「次第に傾斜が急になってきますね」
天王寺尾根の登りに取り付くトラバースルートから、雪が出てきた。

時間も押しているので先を急ぐ。
この山行期間中は晴れが続く予想であるが、何か小雪も舞ってきたではないか。
急傾斜の雪道を登る

漸く山頂小屋(みやま山荘)に到着しました。
予想より1時間半以上掛かっています。
でも満足して小屋に入ります。

「下界の明かりが直ぐ下に見えるのですね!」
そうです、此処からは秦野や遠く東京までの明かりが見えるのです。

これは吃驚しました。
「こんなに町が近いとは思いませんでしたね」
もっと山深いと思っていたので、思いは万感です。
小屋から眺める夕焼けの下界、秦野方面
12月16日():

5:00起床7:00出発…10:00登山口ー厚木IC−14:30筑波山ー18:30伊東(泊)

朝早くから出発です。
早々と雪道を下り、筑波山へ移動し。
更に伊東へ戻ります。
さて、順調に行けますやら?

みやま山荘の直ぐ裏が丹沢山頂である。
既に明るいが、山頂にいる人が、
「富士山のモルゲンロート(朝焼け)はこれからだ」
という。

なるほど、暫く待っていると、富士山が赤く燃え出した。
03年にネパールのポカラで見た、マチャプチャレ、アンナプルナの
光景が思い出された。

今日は下るだけだが、途中で尾根を間違え、最後は急なやせ尾根を降りる羽目になってしまった。
(初参加のUHさん、大変でしたね)
丹沢山頂
下山後はあわただしく茨城県まで遠征です。
東京都内の首都高速道路は渋滞しています。
いらいらしながら進みますが、思わぬ車上からの東京見物です。
「まあ、悪いことばかりではないよな、人生は!」
ドライバーのH隊長には申し訳ありませんが、名所を確認してゆきます。最後はきっちりと筑波山麓に到着です。

「今日は時間が無いので、双耳峰のうち最高峰の男体峰のみにします。ケーブルで登りますよ」
H隊長の宣告!皆さん納得です。

筑波神社
「晴れていますが、モヤって遠くは生憎と見えませんね」
東京方面も遮るものが無いので見えなければいけないが、高層ビルの上部がかすかに見えるだけである。

「先ず、伊東に早く着くのを優先しましょう」
都内の渋滞で、時間はかなり掛かるだろう。
今日は旅館泊まりなので、夕食時間に遅れてはならないのである。

汗まみれの体を流したいのだが、
夕食終了時間ぎりぎりに着いたので、まずは夕食である。
その後、温泉に入浴してさっぱりしました。

筑波山頂
12月17日():

9:00天城高原ゴルフ場登山口出発…12:30万三郎岳山頂…15:00登山口−帰阪

昨日は伊東温泉で泊まりました。
今日はじっくりと天城山を楽しみます。
2回目の山ですが、此処は何度来ても良い?
でも今回も視界は利かずでした。

今日は雨の予定です。
起きがけから雨音がする。
今日は山はお休み(登山中止)かと思っていたら
「まあ、登山口まで行ってみましょう」
と、隊長が言う。

天城高原ゴルフ場の登山口は、当然ながら雨です。
隊長は複雑な心境か?(此処は登ったことが無い)

「此処まで来たら、雨でも登らんとどうする!」
Bergenが声掛けして、一同、渋々(?)出発する。
登山口で雨具の用意
最初はゆったりとした広い道を、横に小川の流れを見ながら登って行く。やがて川を渡ると、三叉路に出てくる。

「今日の天候なら、往復が適当でしょうね」
まずは左に道をとり、万二郎岳に向かう。

九十九折の登山道を喘ぎながら登ると、万二郎岳に到着です。
万二郎岳にて
そそくさと行動食を食べ、万三郎岳に向かう。
途中に素晴らしいアセビのトンネルが広がります。
「素晴らしい景色ですね」

平日でこの天気ですから、登ってくる人は流石に皆無である!
「これは、想定内ですね」

この道は、結構上り下りがある。
いやになる頃、漸く到着です。
「山頂です!」
万三郎岳にて
「下りは往復するより、巻き道をとったほうが良いかもしれません。」
「最初にダット下ると、後は水平道ですよ」

隊長も同意。
先を急ぐが、雪道はスリップ要注意である。

水平道は、前回の記憶通り、極めて長かった。
漸く到着したが、皆さんお疲れです。
「これに懲りずに、また残りの百名山、このパターンで行きましょう」
考えようによれば、雨の中の登山もまた楽しいものです。
無事下山
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