比良、京都府立医大山岳部OB(現役山岳部復活記念)山行
2008年10月26日     同行者:総勢10名(内、学生2名)
訪問先  比良の山々、
26日:雨中の決行ハイキング

 8:00京都駅集合ー8:20出発ー蓬莱山ビワコバレイロープウエイ…比良岳…南比良峠…深谷小屋…15:00比良駅ー京都で宴会ー帰宅

今日は雨模様、でもOB隊は進む。
紅葉はいまいちである。
今回は追憶の旅である。

 
今朝も定刻に京都駅2番ホームに集合。
先輩はノタマワレル。
「雨にも拘わらず、予定通り比良山に向かう!」と。
志賀駅からバスとロープウエイを乗り継ぎ、蓬莱山の脇のスキーゲレンデの脇から登山道に入る。
 
「ここは何度も来てますが、なかなか良い所ですね.」
この時期は紅葉も未だですが、天候も今一なので人も少ない?」です。
 蓬莱山の下りで、思い思いに下る!

踏み跡ははっきりしているが、途中で顎の上がった人のために、休憩する。
「普段から体を鍛えないといけませんね」
と、忠告を出します。

天気がはれていると、心も穏やかですが、こんな天候なら気も滅入ります。
途中で休憩
久方ぶりにお会いしたHHさんです。
昔の「万年青年」のままの雰囲気ですが、流石に年齢は隠せません。
それはこちらも同様ですが、流石に大学に長くいると、
精神面でも耐えなければならない?

「又色々困ったことがあれば、相談に行きます」

本当のところ、年齢に伴う体調不良で、色々と悩んでいるのです。
H先生と、なんと30年ぶりだ
学生のお二人もお元気です。
左が新入学のNさん、右が来春卒業のT君です。

「どちらも、肌の色調から言えば、若さそのものです」
特に、新人はこのような(山岳部の)状況で入部してきているので、成長が期待できます。
みんなでバックアップしてやらねば!!
現役の学生、流石に若い!
南比良峠からは深谷に向かって下りますが、此処は昨今、色々な伝説があった場所です。
すなわち、沢沿いの旧道が崩壊したため、左の尾根筋に新しい道が開かれたのでした。

「気をつけて、お降り下さい」

我々は旧道と新道を交えて下りますが、途中の巻き道の側の崩壊地は大変でした。
固定ロープに頼って、慎重に下り降ります。

OBのU先生は持病のこともあり、下りでも苦労されましたが、後輩の的確なサポートで無事下降されました。
深谷小屋への急な巻き道
いよいよ深谷の小屋に到着です。
前回(去年)見たときより、左奥(北西)の角の柱が壊れています。
傍らを流れ落ちる、湧き水で土台が腐食したようです。
「これは仕方ありませんね」

以前からあった湧き水が、小屋の中に浸入していたのでした。
南西の角が崩壊し始めた深谷小屋
近づいてみると、中はもっと悲惨でした。
材木の腐食がどんどん進んでいます。

足元は泥で踏み場もありません。
この時期、移転新築しか、救う手立ては無いようです。
「これは(医者も)匙を投げた状態ですね」

暫くは、悲しい姿を追いかけるしかないようです。
小屋の入り口の山岳部の銘板

深谷の小屋は昨年、久しぶりに訪れましたが、何とか形を保っていました。今回は、一角が崩れ始めました。水による侵食と腐敗です。
それにつけても、久方ぶりの山岳部員の現役とOBの邂逅で、なんとも素晴らしい一日でした!

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