東北の旅
2008年7月1日()〜6日() H隊長、,SY,IK,SY&Bergen 計5名

カランクルン恒例の「みちのくの旅」、今回は今年の第2弾です。
参加者はH隊長をはじめ、キリマンジャロ参加のSYさん(男性)、富士山でご一緒したIKさん、そして02年のモンブランのSYさん(女性)の5名。
天候に恵まれ、東北の百名山 6峰を何とか登頂出来ました。
淀屋橋山岳会と異なり、オートキャンプ場、コテッジやホテル泊など、快適すぎる(!?)
環境で過ごせました。
やはり、これからはこうですかね?
(「そんなん、当たり前やデ!」との、H隊長の声が聞こえてきそうです)
東北地方北部(赤点線は無関係)
7月2日(水):早池峰山

9:15登山口 出発…コメガモリ沢…12:10山頂…13:40小田越 下山

まずは早池峰山です。
此処は前から行きたかった山でした。
天候に恵まれ、お花にも恵まれ、幸先の良いスタートとなりました。

花巻JCTから東和IC方面に向かう。
空は晴れ渡っています。
絶好の登山日和です。

「こんな日は遠くまで良く見えるでしょうね!」

登山口までは結構な距離ですが、やがて河原坊の登山口見えてきました。
「ここまで車で入れると、かなり楽です」
土日は通行規制があるので、山行予定を変更した甲斐があります。
登山口にて、Bergen&IK,SY,SYの各氏(左より)
今日は、河原坊の登山口から山頂を経て小田越まで縦走です。
この山域は、私も初体験です。
コメガモリ沢は水量が豊富です。
途中まで水が得られるのも、此処はいいコースです。

沢から離れ岩稜帯を進むと、流石に傾斜は急です。
標識が小まめに懸かっています。
急な反面、視界はどんどんと拡がって行きます。

「お花の宝庫ですよ!まさしく百花繚乱です」
山道を進みますと、花々が今を盛りと咲いています。

漸く見つけました。
早池峰ウスユキソウです。
早池峰ウスユキソウ
標識は何処まであるのか?
のぼりの人に聞きましら、
「100までです」
まだ30なので、50くらいかと思っていた皆さんは、
がっくりです。

それでも、急な尾根道ですが素晴らしいお花畑の中を歩きます。
「雰囲気は最高ですね?」
急な登山路を登るSYさんー両脇は一面のお花畑だ
最後の急坂を上ると、山頂でした。
ここは色々な宗教関連の記念物のある山頂です。

登り道で見かけたよりも大勢の人が居られたのには、ビックリしました。どうも、小田越から登られて来られたようです。

「いやー、感激ですね。見晴らしは最高ですね!」
早池峰山山頂
山頂でゆっくりと休憩です。
「後は小田越まで降りるだけですよ!
楽勝ですよ」

上から見ても、峠は直ぐ眼下に見えているのです。

「さあ、ボツボツ降りますか?」
よく整備された登山道だが、これが中々遠い。
途中には、かなり長いはしごも出てくるではないか!

「これは甘く見てはいけませんよ!注意して下りましょう」
下りの梯子
巨石帯を越え、樹林帯に入ると傾斜も緩くなり、小田越に到着です。
なんと!、H隊長は30分ほど前から待機して頂いたようです。

早速、下山の記念撮影です。
「乾杯ー!」

その後は、遠慮なくビールを頂き、今夜の宿泊地のオートキャンプ場に向かいます。
下山口でH隊長がお出迎え、アリガタヤ!
今夜の宿は、岩手山の麓のオートキャンプ場です。
岩手山焼走り国際交流村!
(なんともすごいネーミングです)
温泉も付いており、至れり尽くせりです。

「本当に極楽ですね!」

目の前に岩手山が雄大に聳えています。
明日も晴れでしょうから、快適な登山が出来そうです。
「楽しみですね」
オートキャンプ場で宴会、H隊長
7月3日(木):岩手山

5:20馬返し登山口 出発…9:40山頂…13:00焼走り登山口 下山

今日は岩手山です。
此処も是非とも行きたかった山でした。
強風が吹きましたが、天候、お花にも恵まれ、楽しい山登りは続いています。

昨夜は焼走のオートキャンプ場に宿泊しました。
温泉にも入浴したので、疲れのない(?!ほんまか?)快適な朝です。今日は柳沢登山口の馬返しから、登頂を目指します。
隊長は今日も休養ですが、馬返しまで送迎して頂けます。

「昨日に引き続き、どうも有り難う御座います」
これで往路を引き返すことなく、ぐるっと縦走できます。

まずは馬返しのキャンプ場に到着しました。
「此処から登り3時間半ですね。今日が今回の山行で一番きつい!(ということは、後は楽勝?−そうでもなかった?)」

下りには、コマクサの大群生がある由。
「楽しみですね」
馬返し登山口にて、SY氏、後は鬼又清水
最初こそ樹林帯の中の涼しげな九十九折ですが、次第に急傾斜になってきます。
途中で新道と旧道に分かれますが、途中の「駒鳥清水」に惹かれて旧道をとります。流石に平日なので、登る人は少ない。

途中で若い女性ばかり(我々の女性メンバーと比べて?)の美女軍団を追い越します。
しかし、我々の女性陣は厳しい見方です。
「結構年いってるで!」

とうとう、ミヤマハンノキの樹林帯ともお別れです。
上部は荒涼たる、富士山のような景観です。

遥か下に小岩井農場が見えています。
「牧場だけでは無いんですね」
昨日登った早池峰山の山頂も、雲の上に頭を出しています。
急坂を元気良く登るSYさん
ハイマツ林にシラネアオイの大群生地を過ぎると、傾斜は緩やかになり展望の良い平坦地に到着しました。
下界の景色が素晴らしく見通せます。

行く先には、立派な小屋が見えて来ました。
「岩手山の八合目避難小屋ですね。その先に、不動平小屋もあるはずです」

この辺りは少し窪地になっており、「不動平」といわれる。
広大なお花畑です。岩手山高山植物帯というらしい。
直ぐ目の前に岩手山の山頂が見えていますが、登山道はガラガラの砂礫帯のようです。
「標高差150mくらいですかね?もう直ぐですよ
(これは甘かった?)
岩手山避難小屋ー立派な小屋だ!
小屋の前には立派な水場があり、綺麗な水が汲めます。
早速、ペットボトルに充填します。
「結構、汗をかくので、水分補給が大事です!」
暫くの休憩の後、「最後の登り」と信じて出発です。

結構な風が吹き、上着が必要のようです。
Tシャツの上に着込みます。
流石に暖かいです。
「もう汗をかくことは無いでしょう!」

不動平避難小屋は、以前の情報では崩壊して利用不可能と書かれていましたが、今は立派な小屋に建て替わっています。
小屋の前の水場ーこんこんと湧き出る
見えていた楽そうな外輪山の登り!
これが中々です。
火山弾の海で足元が崩れやすい!
一歩登るごと(足元が)崩れます。
「2歩登って3歩下がる?まるで薬師岳のようだ?」

苦労の末に漸く山頂の一角に到着。
此処から、登山道沿いに種々の石碑が建てられています。
「これは分かりやすいですね」

遥か先に山頂が見えている。
右には、火口原の中に妙高山が聳えている。
焼走り登山口への分岐部にて、IK,SYの各氏(左より)背景は黒倉山
漸く着きました。岩手山の最高所、薬師岳です。
山頂には、思いのほか大勢の方々がお出でです。
皆さん思い思いに山を楽しんでおられます。
写真を撮る人、昼ご飯を食べる人寝てる人...

思いのほかに風が強いので、苦労されています。
「此処は風が強いので、少し降りてから休憩しましょう」
といいながら、とうとう避難小屋まで降りてしまいました。
避難小屋からは急な下りです。
どんどんと高度を下げてゆきます。
此処の見所はコマクサの大群生です。
焼走りルートの登りの人にも聞きましたが、結構な群生とか。

しかし、現実は予想を大幅に超えていました!!!
「こ、これは、何だ!」
最初こそ小まめに写真に撮りますが、次から次から大群生が押し寄せます。
「これは大感激ですね!」
北アルプスでも、jこれほどの群生にはお目にかかれない!
コマクサの大群落ー素晴らしい!
こういった乾燥した砂礫地に咲くのは良く知っているが、これだけ素晴らしい景色は初めてである。
「シーズンも良かったのですね」

「みちのくの旅」の先行パーティーは、これほどの花ではなく、蕾が多かったという?!
「我々はめぐまれている。この幸運が何時まで続くか?」
さて如何でしょうか?
(続きをお読みください)
コマクサ近景
7月3日(木):八幡平

15:00ドライブウエイ登山口 出発…15:30山頂…16:00登山口 下山

今日は岩手山終了後に、安直なピークハントです。
雨に降られましたが、緩い傾斜の石畳の道は、楽勝に登頂(?)可能でした。

「こんなんで良いのかな?」
でも、されど、100名山 1こ登頂!(複雑)
焼走登山口に下山し、今夜の宿に向かいます。
途中で、今日登ってきた岩手山がその優美な姿を見せています。
「なんという素敵な山なのだ!」
と、感激新たです。
(そんなに感動してどうする?矢張りしんどい山は感動が大きい?それより、登った山は、登る山より感慨が新たなのだろう)

ドライブウエイを駆け抜けるうちに、雨になって来ました。
でも、
「今日の後半は、お手軽(?!)百名山です!」
ドライブウエイからの山頂への登山路
良し悪しはあるだろうが、便利になってしまったものは仕方がない。
ドライブウエイの駐車場からほんの30分ほどで八幡平の頂上だ。
小雨が降りそぼっている。
直ぐ横には巨大な木製の展望台がある。
大勢の人が登っている。

お手軽百名山の感慨は???
「まあ、これが現実ですから」

今回のツアーの最難関(?!)の岩手山に登ったので、
些末な問題はどうでもいいのだ?!
雨の八幡平山頂
それでも矢張り、百名山である。
「褒めたり貶したり、ドウなんだ!」
と言われそうであるが、
じっくりと山容を見てみると、流石に大物である。

まずどっしりとした山並みだ。
それに、植生がいい。
熊笹とオオシラビソの取り合わせが宜しい。
また、点在する池塘も中々宜しい。
めがね沼の説明板
此処にはまだ雪が残っている。
流石は東北の山だ!
「雨の百名山も(これくらいの雨ならば)いいもんだ」
体も楽なら、心も楽だなんて思いますね。

めがね沼はその名の如く、2つの沼が連なっている。
旧噴火口に水が貯まったのであろうが、その底は極めて深そうな水色をしている。
1周1時間の短い登山でした。

今夜は八幡平で宿泊です。
「八幡平オートキャンプパークアスピア」です。
雨のため、テントは止めてコテッジで宿泊です。
「これは快適ですね。癖になりそうでいけませんね。要注意です」
遠くに岩手山、手前はめがね沼
7月4日(金):八甲田山(大岳)

10:30酸ヶ湯登山口 出発…12:00山頂…14:40酸ヶ湯登山口 下山

今日は八甲田山です。北八甲田の大岳が目標です。
酸ヶ湯温泉から仙人岱を経て大岳。下りは広大な高層湿原、毛無岱を巡ります。
此処も是非とも行きたかった山でした。
強風と霧が一杯でしたが、山頂付近は何時もそのようです。
幸いにも、毛無岱の湿原では晴れて、景色と花を堪能しました。

今日は早起きしても八幡平から八甲田は遠い。
雨は相変わらず(小雨ながら)降り続いている。

途中、十和田湖や奥入瀬渓流で緑と流れを楽しむ。
ここを訪れるのは、なんと大学時代以来である。
北海道の友人宅まで4人で車で帰った時に寄ったのだった。

一面緑のトンネルが続き、やがて念願の酸ヶ湯温泉に到着する。
「この温泉は、一度は来たかったのですよ」
千人風呂が有名ですね。
酸ヶ湯温泉の出発点
その酸ヶ湯温泉から、ぐるっと回って山が楽しめるのも此処の良さだ。
雨もほとんど気にならない。
「よっしゃ、出かけますか」

最初は樹林帯。巨木が壮観だ。
やがて谷筋に出てくると風景は一変する。
方々で煙も噴出し、さながら地獄の如き景観だ。
「地獄湯沢の礫地ですな」
踏み跡を慎重に辿る。

それにしても風が強い。
霧が飛んでゆく。
「休憩するにしても、風を避けるところがありませんね」
小雨の登り道ー仙人岳ヒュッテ手前
谷沿いの急な道を登ると、次第に傾斜が緩くなる。
やがて湿原が出現します。
仙人岱ですが、かなり荒れ果てています。
途中の八甲田清水で喉を潤す。

さあ最後の登りですよ。
尾根に取り付くと、途中で雪渓も出てくるが、たいしたことはない。
樹木がなくなると、流石に風が強い。
山肌の崩壊止めに階段状に道が整備されている。

鏡沼が出てくれは、頂上は直ぐである。
「やっと着きましたデ」
八甲田山(大岳)山頂にて、Bergen
風が強いので長居は無用です。
記念撮影が済めば、さっさと下ります。
下りは樹林の中なので、風は吹きません。
「登りと比べたら、快適至極ですな」

やがて傾斜が緩くなると、大岳避難小屋に到着です。
「素晴らしい小屋ですね。山スキーの時に利用したいですね」
八甲田の山スキーも、憧れなのです。

避難小屋からは左手に道をとります。
やがて、広大な高層湿原に出合いました。
「毛無岱ですね。それにしても広いですね!」

上と下の2つの湿原があり、上の端にある展望台からの眺めは、殊に素晴らしい。
「色々と湿原を見てきましたが、此処は最大ではないかな?」
下毛無岱を俯瞰するーそれにしても広大だ
最後は出発点と同じ、酸ヶ湯温泉に下りました。
上から眺めた温泉の建物は立派です。
「歴史を感じますね。一度積雪期に来ないといけませんね。残雪の山スキーだな」

この温泉は中々素晴らしい。
特に、木造の巨大な千人風呂が一見の価値がある。
「これを利用することなく、酸ヶ湯に来たという無かれ!」
混浴を敬遠されて、女性陣は折角の機会を逸してしまいました。
(その厳かな雰囲気に、混浴などはまったく気にならなかった。
尤も、お年を召された方ばかりだった。
それにしても昨今のマナーの悪さを警告する文言が多かったの。
最近の「時代の流れか?)
かの有名な、酸ヶ湯温泉、入湯料600円なり
7月5日(土):岩木山

8:30 八合目登山口 出発…9:30山頂…10:30八合目登山口 下山

今日は岩木山です。
此処も行きたかった山でした。ドライブウエイを利用しての、安直な山です。
でも、リフトに乗らずに、意地を見せました(?)
ここでも強風が吹きました。
楽しかった東北の山巡りも、もう明日までです。

「今日は二番目に横着な山登り?」
まあ、そう言うなかれ、です。

なるほど、岩木山スカイラインを8合目まで登りますが、そこから9合目迄のリフトには乗りません。
また、9合目からも、かなりの急傾斜ですよ!

終点の駐車場には、結構多くの乗用車やバスが停まっています。
ツアー客も多いようです。
「流石、百名山ですね。まあ、行ってみましょう」
かの有名な、酸ヶ湯温泉、入湯料600円なり
9合目までは樹林帯の中の巨石帯の九十九折である。
リフトがあるためか、お世辞にも手入れが十分とは言いにくい。
おまけに足元が滑る。木の枝で頭を打つ。
「これはヘルメットと渓流靴が必要ですね!!?」
それは冗談としても、往復800円の値打ちは十分のものだ。

やがて傾斜が緩くなると、リフト終点からの道と合流する。
此処でちょっとした交通渋滞である。
「此処から結構な岩稜登り(と言ってもたいしたことはない)になりますからね」
かの有名な、酸ヶ湯温泉、入湯料600円なり
霧の中、山頂は見えないが、偽の山頂(?!)は多い。
もう此れまでと思うと、期待は裏切られる。
平らな稜線を歩き、乗り越すとまたピークがある。

漸く本物の山頂に到着だ。
「流石は岩木山!甘くはありませんよ!」
矢張り、大勢の方がお出でである。
小学生の団体もお出でである。
かの有名な、酸ヶ湯温泉、入湯料600円なり
東京から来たと言う人は、
「昨夜22時に東京を出て、これから下山してそのまま帰京する」

なんと!日帰りの百名山ツアーだと言う。
此れには参りましたね。

「世の中、忙しすぎる。ゆっくりと休暇が取れる世の中で無いと、人間、何のために生きているか?分かりませんね」
皆さん、如何でしょうか?
こんな国で良いのでしょうか?
かの有名な、酸ヶ湯温泉、入湯料600円なり
避難小屋の前には、鐘が設置されている。
霧の多いこの山では、方角を確認するには有効であるが、これは慰霊の鐘でもある。

鳳鳴ヒュッテは、昭和39年(1964年)1月6日に遭難した、秋田県立鳳鳴高校山岳部の4名(故石井隆司、乳井孝司、畠山勉および金沢吉郎)の慰霊のために立てられた。

彼らは百沢口より登頂したが、下山途中に帰路を誤り(鯵ヶ沢町の大鳴沢)、猛吹雪のため遭難した。

この小屋は冬期登山の避難小屋として、多くの方々の善意をもとに、昭和40年9月22日、建設された。
銘板は平成8年の遭難33回忌の際の寄付により、平成9年9月に設置された。
(銘板より)
鳳鳴ヒュッテ、
7月6日(日):蔵王山(熊野岳)

4:20登山口 出発…5:20山頂…6:00登山口 下山

今日は朝から早起きして、昨日時間切れの蔵王山に再度挑戦です。
天候に恵まれ、最後の山登りは無事に終了しました。

昨日は霧の中、ドライブウエイ(蔵王ハイライン)の駐車場からお釜の見える所まで出かけたが、蔵王の山頂は踏めずであった。
これは、残念至極である。

「明日の朝、4:00起床で出かけましょう!」
と、隊長の心強い一言。

もう感激ですね!直ぐに同意しました。
ところが、残りの3人が煮え切らない!?

女性陣は、
「もう明日で最後なのに、最後の日くらいは朝からゆっくり風呂に入りたい」
と、申される。

「帰ってきても6:00なので、(風呂は8時までなので)ゆっくりとお風呂に入れますよ!」
霧に隠れた山頂と残雪
折角此処まで来たので、有終の美(!?)を飾りたいのだ!
何とか皆さん、納得されました。

「折角此処まで来たのだから、行きましょうか。中々来る機会はないですよ!」

かくして、日の出前に駐車場まで登り着いたら、
もう既に、結構な人たちが居られます。
外国人も居られます。

「やはり同じことを考える人は多いのですね」
早朝の稜線を熊野岳に向かう
今朝はお釜もくっきりと見えています。
水の色は、濁った緑です。

「昔の写真だと、コバルトブルーだったと記憶しているんだが?」
さて、事実はどうなのでしょうか?
かの有名な「お釜」なり
最初は緩やかな登山道ですが、次第に急傾斜になります。
少しトラバース気味に左手を登って行くと、行く手にお社が見えてきました。
頂上はだだっ広くて、霧でも出ていたら、迷いそうです。
蔵王山最高峰、熊野岳
下りは左手を回り込み、新旧の避難小屋を経由して下ります。
古い避難小屋は、石組みを残すのみです。
新しい小屋は、噴火にも耐えれそうな頑丈な小屋でした。

右手にリフトの終点、左手にお釜を見ながら、ガラガラの登山道を下ってゆきます。行き先には刈田岳が見えています。
頂上にもお社が聳えています。

「頑張って早起きして、来て良かったですね」

兎にも角にも、大満足で全行程を終えました。
後は帰るのみです。
刈田岳山頂
岩木山
早池峰山
岩手山
八甲田山
八幡平
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